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2008.06.01
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カテゴリ:OMEGA
 オメガは今年創立160周年を迎え、多くの新作が投入されています。

1.シーマスターシリーズ
 今年60周年を迎えたシーマスターには映画「007」のジェームス・ボンドモデルの新作が追加。ボンドモデルとしては初めてブラックの文字盤が採用され、また同カラーのクロノグラフ(ETA7750ベースの縦3つ目)もラインナップされます。
 また、アクアテラシリーズには、昨年発表されデ・ヴィル「アワーヴィジョン」に初搭載されたオメガ自慢の自社製ムーブメント「Cal.8500系」が搭載されました。アワーヴィジョンほどケースが複雑ではないためか、かなり魅力的な価格設定になっています。

2.スピードマスターシリーズ
 まず巨大な真紅のアウターケースが目を引く「アラスカプロジェクト」。宇宙での急激な温度変化に耐えるよう脱着可能なアルミのアウターケースを装備した白いスピードマスターは、なんと-148℃~260℃まで耐えられるもよう。1970年台に試作機として開発されたものの復刻版で、機械は現行プロフェッショナル同様手巻きのCal.1861です。
 自動巻きでは、プロフェッショナルと同じデザイン(やや大ぶり)で文字盤にエナメルを採用した自動巻き「ムーンウォッチ エナメル」と、カーボンダイヤルにGMT針を装備した「ソーラーインパルスGMT」が追加されます。機械はフリースプラング、コーアクシャル脱進機、コラムホイール作動、垂直クラッチの自動巻きCal.3313とCal.3603(GMT針付)でしょう。
 また、北京オリンピックの公式時計を努めるオメガらしい「オリンピックタイムレスコレクション 5カウンタークロノグラフ」も面白いですね。30分・12時間積算計、曜日表示、7日間計、スモールセコンドの合計5つのインダイヤルを五輪ロゴのように配置しています。1度のオリンピックのために専用のモジュールを作ってしまうあたり、流石巨人オメガといったところでしょうか。これもフリースプラング、コーアクシャル脱進機、コラムホイール作動、垂直クラッチの自動巻きでCal.3888(恐らくCal.3313あたりがベース)です。

3.デ・ヴィルシリーズ
 昨年Cal.8500(&8501)を搭載して話題になった「アワーヴィジョン」にアニュアルカレンダー(3月1日以外修正不要の簡易永久カレンダー)が追加されるのは先日紹介した通りです。機械はCal.8500系にアニュアルカレンダーモジュールを乗せたCal.8601(&8611)ですが、驚くべきことにシリコン製ひげゼンマイが採用されているとのこと。またケースは18KWGと18KRGの他、こういったコンプリケーションモデルとしては珍しくSSモデルもラインナップされます。18Kモデル(WGが約290万、RGが約215万)の半額程度でシリコン製ひげゼンマイを搭載したコンプリケーションモデルが手に入ると言うのはとても貴重なことかもしれません。
 この他、Cal.3313を搭載したクロノスコープにはスイスの高級リゾート地「サン・モリッツ」をイメージした「サン・モリッツ コレクション」が追加されます。

4.コンステレーションシリーズ
 ダブルイーグルに北京オリンピック限定クロノグラフが発売されます。18KWGで約300万円!。また160周年記念としてフリースプラングシステム搭載モデルが出ます。

5.その他
 恒例となったミュージアムコレクションですが、今年はNo8「レーセンド タイマー」です。1949年発表の、世界初の写真判定カメラに連動した「レーセンド タイマー」を復刻したもので、古典的なクロノグラフの意匠はアンティークのようでもあり、妙にほっとするデザインで好感が持てます(「カメラと連動」ということころがイメージが掴めませんが...)。機械は昨年「スピードマスタープロフェッショナル50周年記念モデル」として発表され話題となった手巻きのコーアクシャルムーブメント「Cal.3201」で、手巻きというところが古典的意匠のクロノグラフに相応しく、なかなかいい選択ではないかと思えます。


 以上ざっくり紹介しましたが、オメガは他ブランドに比べて、全体的に内容の割りには価格設定が低めな感じがします。特に自社ムーブメントのCal.8500系搭載機はとてもお買い得感がありますし、自動巻きクロノグラフのCal.3313系にしてもかなりコストパフォーマンスは高いと言えます。これは巨人オメガならではのスケールメリットが効いているものと思われ、個人的には買っておいて損の無いブランドの筆頭だと思っています。
 ただ、コラボモデルや限定モノなどが多く、少々堅実なイメージが崩れつつあるように思えてなりません。地道な開発より派手な売り込みに力を入れているように見えてしまいます。せっかく長い歴史と素晴らしい実績の数々、高い技術力を持ちいい機械を積んでいるのですから、老舗の名門らしくもう少し落ち着いたラインナップでいいのでは?と感じた今年の新作でした。



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Last updated  2008.06.01 21:39:28
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