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2012.02.26
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カテゴリ:BREITLING
 昨年クロノマットGMTが発表されたとき、その大きさにがっかりした人は多かったのではないでしょうか。
 直径47mmはどう贔屓目に見ても「デカイ!」というのが正直な感想でした。「for BENTLEY」や「MONTBRILLANT」等にも同程度かもっと「巨大」なモデルはありますが、まあそちらはデザインや機能面で大きさが必然であると言えなくもないので特に気にはならなかったのですが(そもそもあまり興味をそそられなかったというのが正直なところかも^^;)。

 せっかく自社ムーブメントにGMTモジュールを載せた新型(Caliber 04)ってことで期待したのに、47mmじゃ...まるで鈍重なSUVではないか!意図が全く理解できませんでした。(そんなにデカ厚って人気あるのか?と)

 で、やっと出たのが44mmの「クロノマット44GMT」
Basel 2012 - Breitling Chronomat 44 GMT.jpg

 正直これでもデカイ気がするけどなんとか許容範囲でしょうか(次は是非41mmを)。

 44mmが出たことで格段に魅力が増した感があります。
 まずGMT機能ですが、最近のGMTウオッチらしく竜頭一段引き出した状態でローカルタイム(通常の時針)を1時間単位で秒針を止めずに調整でき、二段引き出した状態でホームタイム(24時間針)を時分針連動でストップセコンド機能により正確に調整できます。
 そしてベースになっているCaliber 01の優秀さは今更言うまでもありませんが、コラムホイールで制御される垂直クラッチや自動位置決め装置付きリセットハンマーなどの構造は、いかにも最新のクロノグラフムーブメントであり、加えて約70時間のパワーリザーブやクロノメーター取得の精度など、ほとんど死角が見当たりません。
 唯一緩急調整がフリースプラングではないというのがマイナスと言えばマイナスですが、既に十分な精度が出ている上に、フリースプラング化で価格が跳ね上がるような状況は誰も望まないことで、ブライトリングとしては清い割り切りなのかもしれません。

 そして目立たないけど歓迎できる点が一つ。回転ベゼルのインデックス面がサテン仕上げになったことです。今までのCaliber 01を積んだクロノマット(GMTも含め)は全面ポリッシュで、時計全体がピカピカに磨かれた印象でした。「高級感」はあったかもしれませんが、実用上もっとも傷つきやすいベゼルは、やはりサテンの方が好ましいように思います。
 また、ポリッシュされた4つのタブとのコントラストがはっきりしたことで、デザイン的にも立体感が高まったように感じます。

 クロノグラフ+GMTという、なかなかおいしい組み合わせはそうありませんし、しかも自社ムーブメントとなれば他に選択の余地はほとんどありません。47mmなら無理でも44mmはかなり現実的なサイズです。非常に魅力的なモデルが追加されることを素直に喜びましょう^^;)



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Last updated  2012.02.26 19:34:44
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