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ぴよぴよ0430

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2005.06.26
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カテゴリ:赤ちゃん話
各育児HPからの抜粋。私の覚え書き風メモです。

【おともだちとのケンカ】
赤ちゃんの視界は約30度。
ちょうど目の横に壁があるようなもので、自分の前のものしか見えません。
この状況で自分が大切にしているおもちゃなどを他の子どもに取られると、
必ず取り返そうとします。これは<けんか>というより、<自己防衛>です。
このように、赤ちゃん同士のものの取り合いは、
赤ちゃんに問題があるわけではありません。
ただ、自分のものを取られてすぐ泣いてしまう子どもは、少し注意が必要です。
トラブルがあった時、泣けば大人がすぐ解決してくれると思ってしまわないよう、
冷静に行動しましょう。
大人の介入もできるだけ避けたいもの。
介入するなら、「おしまい」と終了の合図を出しましょう。
赤ちゃんのけんかは相手に対する心の問題ではないので、
叱っても効果はありません。
それより別のことに興味を持たせてあげましょう。


【お友達とのもみ合い時の対処】
こういう状況でまずNGなのは、しきること。
そのそも1歳2歳の子どもにとって、自分のものと他人のものがあるという区別はついていません。
「○○ちゃんは、このシャベル、かしてほしいのね~」と同意を得た後、むきなおり「△君は、どう?かしてあげる?そう、かしてあげたくないのね~」「○○ちゃん、どうする?じゃ別のもので遊ぶ?」といった調子で仲介しましょう。それぞれの子どもの感情を受け止めることがポイント。
「△君、貸してみる?あらそう、貸してもらえるって○○ちゃん」「○○ちゃん、少し遊んだらまた返そうか」

もし、親がその仲介者になれないのだったら…。だまっていましょう。
子どもたちの取り合いをそのまま見ていること。親の「立場」はこのさい忘れること。
そもそも“うちの子ども”とみるから問題が解決できないのです。
もし取り合いしていてけがをさせたりしそうな時は、大人が介入しなければなりません。
ただし危険な状況がおさまったところで双方の子どもが納得するような仲立ちをしてやりましょう。
それからたとえ1歳2歳でおもちゃを貸してあげない子どもだからといって、将来ひねくれることはありません。
仲介者の立場になることは実は、同じレベルになって仕切ることより一段高いレベルからものをみることとなるのです。

【ことばを教える】
8ヶ月頃からは態度だけのコミュニケーションや「まんま?」「ジュース」と名詞だけの受け答えではなく、主語と述語を使って話すようにしましょう。ちゃんと文章になった言葉で話すのです。
子どもは親のことばを真似て覚えます。親が動詞や形容詞をつけないで話せば、子どもも同じになります。

【2歳までに脳の60%はできあがる】
脳はコミュニケーションの世界です。
脳細胞は、グリア細胞と呼ばれるゼリー状の中をプカプカと浮きながら
相手を捜して手を伸ばしています。
相手が見つかると「シナプス」というコンセントで結ばれ、
情報が行きかうようになります。
このシナプスが幼児期にできあがり、
6歳以降にはシナプスでつながる率は低くなっていきます。
その後に使わなければシナプスは減り、配線も消えます。配線ができた後も、その線を使えば使うほど通りが良くなるのです。

【落ち着きのある子ども】
出かける時は必ず一緒に「電気は消したかな」「バッグは持ったかな」「鍵は持ったかな」と言っていると、自分で確認するようになります。
また、落ちつきのない子どもはイスにじっと座っているのも苦手ですから
自分に合った専用のイスを用意してあげましょう。
できれば机とセットで揃えてあげると、楽しく遊びながら集中して座れるようになります。

【産後1年以上経っても母乳が出る】

乳汁の分泌は脳下垂体から分泌されるプロラクチンというホルモンによって促されます。
分娩後には胎盤はなくなりますが、授乳の刺激によってプロラクチンのレベルが維持されます。
断乳後は1カ月ほどで妊娠前の状態に戻ることが知られています。
血中プロラクチンの正常値は非妊婦の場合15ng/ml未満とされており、これを上回る場合を高プロラクチン血症といいます。病院では昼間に薬剤を用いた負荷テストを行って診断します。プロラクチンの値が重要な理由は1)プロラクチンが多いと排卵が抑制され無排卵状態になりやすいこと2)50ng/ml以上ではプロラクチノーマという下垂体の腫瘍がある可能性があることによります。
また胃潰瘍の治療薬、精神安定剤、抗うつ剤などいくつかの薬剤によってもプロラクチンの値が上昇することが知られており注意が必要です。
さらにデータ上は上記のいずれにもあてはまらない乳漏症という状態があり、妊娠したことのある方に多いことが知られています。既往妊娠による乳腺組織の変化やプロラクチンレセプターの活性化などが原因とされています。
今後は、まず産婦人科を受診し、プロラクチン値の測定をなさることをお勧めいたします。もし高プロラクチン血症が見つかったとしてもブロモクリプチンという特効薬があり、治療ができるので心配ありません。

【耳掃除】
子どもの場合は耳の入り口から1cm程の場所までにしましょう。
取りすぎない。綿棒よりも耳かきで。安定した姿勢で。

【きき手】
1歳半前後のころには、
どちらの手でもよく使うようになることもあります。
また、2歳前後に、どちらかの手をよく使うようになり、
その後3歳前後になると、両方の手を使うようになる時期があって、
4~5歳のころに、やっと利き手が決まってくるようです。
このように乳児期には、何度か利き手の交換の時期があり、神経質に、利き手をなおそうとする必要はありません。

【褒め言葉】
小さな時には「えらいね」「すごいね」と言うと嬉しそうにしていた子。が、
小学校に行くようになる頃から、同じように親が声かけしても
「別にえらくないよ!」「すごくなんかないよ!」と答える子もいるようです。
「えらい」「すごい」は比較する言葉。ほめ言葉とはちょっと違うものです。
子どもがうれしいのは、「ありがとう」「頑張ったね」「よかったね」というお礼と励ましと共感の言葉。
「○○してくれてありがとう。お母さん助かったよ」
「○○できるようになってよかったね」……という具体的な言葉で、ほめるように心がけたいものです。

【意思表示をさせよう】
親の接し方によって、指示待ちの子どもをつくってしまうことがあります。
まず、「どっちがいいと思う?」とか、「どうしたいの?」 と子どもに聞く習慣をつけましょう。
問いかけられなければ、自分で考える習慣もつきません。

少し大きくなってきたら、「なぜ?」と意志表示の理由を 聞くようにします。

【ばいきん】
日本は抗菌グッズが大流行しています。
確かに「小児医療の歴史は、感染症との戦いだった」といっても過言ではありません。
現在でも世界に目を転じれば、数多くの赤ちゃんが結核や破傷風、肺炎、下痢、麻疹(はしか)といった、日本では見かけないか、あるいは治すことのできる病気で命を落としています。
しかし赤ちゃんの腸を守るビフィズス菌も、大人の腸に住む大腸菌も、もっと恐ろしい病気をもたらす細菌が腸内で繁殖するのを防いでいます。大腸菌は、人の体が作ることができないビタミンKを作っています。
近年、アトピー性疾患で悩んでいるお子さんも多いのですが、最近の調査で、小さいときに風邪などの感染症にある程度かかった方が、アトピーになりにくいということがわかっています。
何でも殺菌、というのではなく、細菌やウイルスと共存していく知恵も必要だと思います。

【いないいないばあ理論】
赤ちゃんは、「いないいない」を聞いたとたん、期待に胸をふくらませながら待つのです。
この「期待しながら待つ」という能力は、生まれたばかりの新生児はもちろん、6ヵ月くらいまでの乳児にも、まだ備わっていないのです。
「期待しながら待つ」という能力は、「作業記憶(ワーキングメモリー)」と呼ばれる記憶能力のひとつです。私たちが何かに集中しているときには、現在自分がやっていることに関連したこと以外は、意識の上にありません。この、「現在」と「直前の過去」と「直後の未来」のことだけを意識しているのが、ワーキングメモリーなのです。
実は、ワーキングメモリーは、10カ月の赤ちゃんでも10秒内外しかありません。ためしに、「いないいない」と「ばあ」の間を10秒以上あけてみてください。「ばあ」で大よろこびしなくなってしまいます。
このように「いないいないばあ」遊びは、赤ちゃんの脳の中に、人間の意識にかかわる重要な働きが育ってきていることを表わしています。そして、それは、赤ちゃんの中に、社会の中で人間として生きる能力が芽生えてきた証しともいえるのです。

【3歳児神話にまどわされず】
「三歳児神話」とは「子どもは3歳までは母親が育てるべきだ」という考えです。
その裏には、「そうしないと子どもの発達に問題が出る」というメッセージが隠されています。

「三歳児神話」を大きく支えたのがイギリスの児童精神科医ボールビーの『母子愛着関係論』です。
第二次世界大戦後の戦争孤児の中に、発達に障害の出る子どもが多いことを心配した世界保健機関(WHO)が、ボールビーに調査を依頼しました。
ボールビーの「よい保育施設よりも悪い家庭の方がまだましだ」という意味の言葉は有名です。

しかしのちの研究発達に悪影響を与えたのは、「母親」から引き離されたことではなく、特定のかわいがってくれる保育者なしで育ったことだと、わかってきたのです。
母親でなくても、特定の保育者と愛着関係を結べば、赤ちゃんはちゃんと育つのです。
要は、「誰が育てるか」ではなく、「どのように育てるか」なのです。

【運動と知恵の発達】
実は、運動と知能は分かちがたく結びついている能力で、切り離して考えることはできません。赤ちゃんは、自分の手足を動かしたり、おもちゃを手にとって動かしてはじめて、自分の体を動かすしくみや、まわりの世界のしくみを知るのです。

頭をよくすることだけに気を奪われずに、体と運動のことも一緒に考えてあげたいものです。
テレビやビデオに子守をさせないで、お父さん・お母さんが一緒に体を使って遊んであげることも大切です。春の日ざしの中、公園の芝生の上などで思いっきり体を動かすのもいいですね。

【すこしづつ育つ社会性】
私たちは他人と自分の考えが異なっていることを知っています。
そして他人がどんなことを考えているかいつも気にしながら生きています。そうした他人の心を読む力があるからこそ、人間は大きな社会を作り上げ、共同作業によって文明を発展させることができたのです。
では、赤ちゃんはどうでしょうか。

大人の表情だけでなく、視線の方向にも、赤ちゃんは注意を払っています。大人が見ている方向には必ずその大人が関心を持つものがあることを、赤ちゃんは自然に知るようになります。もし大人の視線の先に何かがあって、同時に大人が何か声を出したときには、その声がそのものの名前であることが多いことにも気づきます。こうして大人の視線を利用して、ものの名前を覚えてゆくのです。
これは、赤ちゃん(子ども)自身が考えていることと、大人が考えていることは必ずしも同じではないことを知る能力です。この心の理論を獲得するのは4~5歳といわれています。
赤ちゃんは他人の表情、視線、言葉と実際の行動を休みなく観察しつづけ、何年もかかってやっと他人と自分の考えが必ずしも同じではないことを知るのです。そしてそのことこそ、私たちが社会的生活を行うために必須の能力なのです。





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Last updated  2005.06.27 06:35:57
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