カテゴリ:現代短歌の曠野
馬場あき子 古雛の目もとかそけくなりはててみちのく遅き春をみており 歌集『桜花伝承』(昭和52年・1977) 註 奥州(東北地方)の、旧暦による桃の節句の情景か(今年でいえば、4月21日に当たる)。 目元も微かになり果てた古い雛人形が鄙(ひな)びた風情を醸しているつつましやかな遅い春。 古雛:「ふるびな」と読むのだろう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2015年03月03日 14時08分41秒
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