カテゴリ:現代短歌の曠野
馬場あき子
音立てて燃ゆることなき朽葉焚き冬へ冬へとなだれゆくべし 歌集『雪木』(昭和62年・1987) 註 晩秋から初冬にかけて降る時雨(しぐれ)などに濡らされて湿り気を帯びた朽ち葉は、焚き火をしてもぱちぱち音を立てることなく燻って燃える。 その静けさと凛たる空気の中で、季節は冬へと傾いてゆくのだろう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2022年12月11日 16時56分26秒
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