カテゴリ:現代短歌の曠野
岡野大嗣(おかの・だいじ)
ハムレタスサンドは床に落ちパンとレタスとハムとパンに分かれた 歌集『サイレンと犀』(平成26年・2014) 註 う~む、上手いなあ。現代短歌を切り拓いている俊英による一首。 短歌というものが五七五七七の韻律をもってする言葉のパズルであるという遊戯性を思い出させるとともに、ちょっと痛々しいようなリアリティが同居している。 レタスとハムを挟んだ上下のパンが二回出てくるあたりの芸が細かくて、笑える。 ・・・おにぎりでは、こうはならないだろうね(笑) シュールな歌集タイトルは、英語「サイレント・サイ(静かな溜息)」に掛けてあり、これまたお洒落。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2022年12月22日 06時57分36秒
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