カテゴリ:近代短歌の沃野
与謝野晶子(よさの・あきこ) 清水へ祇園をよぎる桜月夜こよひ逢ふ人みなうつくしき 第一歌集『みだれ髪』(明治34年・1901) 註 与謝野鉄幹(寛)との、当時としては珍しかった熱烈な恋愛のさなかに詠まれた作者の代表作のひとつ。この至福感たるや、天上のごときである。 三句目は、のちに作者自身が「花月夜」と改稿した(現在の岩波文庫版の自選による「与謝野晶子歌集」もそうなっている)が、引用した『みだれ髪』初版本の「桜月夜」の方が、字余りであっても私個人は好みである。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024年04月08日 06時03分02秒
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