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□「タウリン」が老化を遅らせ寿命を延ばす可能性
【フォーブス ロバート・ハート記者 2023/6/10】 リポビタンD、チオビタドリンク、エスカップなど、われわれ日本人なら誰でも知っている「栄養ドリンク」の主成分で、粉ミルクやキャットフードにも必ず含まれているタウリンに、老化防止と寿命を延伸する効果があることが、このほどアメリカの信頼しうる医学・生理学系グループの最新研究で改めて示された。 * なお、フォーブス記事中に出てくる「レッドブル」などのエナジードリンクは、同じ名前で日本で売られているものにはタウリンは含まれていないとのことである(日本では、化学合成したタウリンは医薬品扱いになるため、メーカー側が忌避したといわれる)。 □ ウィキペディア「タウリン」 最も分かりやすく重要な指標といえる「寿命」については、マウスへの投与実験で10~12%延伸したという。これを人間に当てはめれば、7~8年寿命が延びることに相当する。 統計学的に見ると、ある一つの事象に関して、めったに現われることがない、稀に見る、ものすごい有意な数値と言って差し支えないだろう。 その他の老化に関わる指標でも、軒並み好結果が得られているという。 生体の最重要の機能・ホメオスタシス(恒常性維持)に関与することが確実視されている。 やや大げさな盛った言い方をするならば、いにしえよりの人類永遠の夢、「不老長寿の霊薬」の一つである可能性がある。 もちろん、「霊薬」は言葉のあやであって、実際は食品の一成分である。 だから、「天然もの」であれば、サプリメント(栄養補助食品)とか、食品添加物の扱いになり、気軽に買うことができる。 タウリンは、蛋白質を構成するアミノ酸の近似物質で、タコ・イカ・貝類その他の魚介類などに多く含まれることで知られており、実際にリポビタンDのタウリンは、製造初期にはタコの肉から精製・抽出していたという(現在は純粋に化学的生成)。 よく干物のスルメイカの表面に白い粉(こ)がふいているが、あれがほぼタウリンそのものだという。 タコ・イカ・貝類など、それなりに高度に進化した軟体動物が、自分の身の健康を守るために分泌している物質である。 もともとこれら動物性の海産物を伝統的に比較的多く摂取している日本人の長寿の理由の一つではないかと、つとに囁かれていたというが、最新の科学的研究で実証された形である。 そういえば、今では常識になっている、魚油由来のDHA(ドコサヘキサエン酸)の健康効果なども、だいたい似たような経緯で発見されたことが思い起こされる。 (アザラシの肉を常食するアメリカのアジア系少数民族エスキモーに関して、彼らが住む厳しい気候風土の中でも心臓・循環器系の疾患がきわめて少ない事実が端緒となり、研究の結果、そのアザラシが大量に捕食するイワシやアジなどの青魚に多く含まれるDHAの「血液さらさら」効果が見いだされた。) サプリメント・マニアである私くまんパパは、もちろんとっくに摂取しているが、効いているのかいないのかは、ものの性質上軽々には言えない。 が、体調がきわめて良好であり、若く見られるのは確かである。たぶん効いていると思う。職場の親しい女性の先輩にも勧めているが、彼女も非常に若々しく元気である。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024年09月25日 18時18分50秒
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