カテゴリ:シネマ/ドラマ
まさに「聖地巡礼」。
日本映画史上に燦然と輝く、今なお忘れ得ぬ人も多いであろう名作『砂の器』(松本清張原作、野村芳太郎監督、昭和49年・1974松竹)のロケ地巡り動画。ふと何気なく見つけて、驚くべき労作とその情熱に感服。 ロケ地の変貌ぶりにも驚きつつ、一本の映画を作ることがいかに大変かにも、改めて気付かされる。リメイクはもはや不可能だなと嘆息させる。 投稿主ウォーキング・テットさんに深い敬意を表する。 〇 映画 『砂の器』 ロケ地探索 島根県編 〇 『砂の器』 ロケ地探索 伊勢志摩・二見浦、大阪・通天閣編 〇 『砂の器』ロケ地探索 茨城県編 〇 『砂の器』映画評 圧倒的な映像叙事詩 ちなみに、この映画における緒形拳は、僕にとって男の一つの理想像である。人格的、あるいは口調・挙措動作への影響さえ受けたと思う。 人として、なかんずく男子として生まれたものは、かくありたいと、けっこうまじで思っている。 人情に厚い善人そのものなのだが、惜しむらくは、いかにも明治男らしくやや直情径行なところがあり、あまりにも苛酷な「宿命」によって心に深い闇を宿してしまった犯人の逆恨みを買って殺されてしまうという悲劇的な役どころである。本当に気の毒である。 その一方で、大きな声では言えないが、犯人役の加藤剛も最高にかっこいい。 難しい役だと思う。音楽表現に憑りつかれて、道徳を超えてしまった芸術家の深い悲しみを満面の表情に湛えて、こちらも名演。 松本清張の原作(読売新聞連載)発表時から映画公開後にも、犯行動機の弱さに批判が燻っていたというが、これはもうしょうがないだろう。 丹波哲郎の「癩病であったのであります」という衝撃的な台詞から始まる、クライマックスのダイナミックかつ悲痛な映像美の凄さが、すべての批判を吹っ飛ばす。 殺人犯・加藤剛、被害者・緒形拳。大物演技派俳優同士の空前絶後の火花散る共演であった。 その事件を追う丹波哲郎、森田健作の両刑事も、それぞれ代表作の一つと言えるほどの力演。 もちろん、加藤嘉、春田和秀親子の名演は、もはや言葉を超えた真の伝説。 ■「砂の器」伝説の名子役、春田和秀さん 43年を経て語る、子役という “宿命” 一定以上の年齢の方はご存じだろうが、こういう気の毒な人や親子は、僕らの子供の頃にはけっこうそこらへんにいた。哀しい。 〇 『砂の器』とハンセン病療養所 〇 【妄想配役】 映画 『砂の器』 を2023年の俳優でキャスティングしてみた これはもう、完璧だね。 一杯飲みながら見ていたら、これだけで泣けた。 この投稿者は、明らかに素人じゃないね。 芸能界インサイダーのプロだろう。 このキャストで、本当に見てみたい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024年11月13日 15時21分06秒
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