耳にした物こそ現実?
先週会った人に、面白い話を聞きました。医学的には詳しくは分からないんですが、考え方として聞いてもらえたらと思います。人の目は、毎秒約8コマ程度の画像を見てるんだそうです。それを脳に取り込んで、すき間を勝手に想像して、滑らかな動画として認識してるんだそうです。だから映画のように連続した写真を動いてるかのように見ることができるんですね。映画のコマは、毎秒24コマ。偶然にも8の倍数です。昔は毎秒16コマだったんだそうです。これも8の倍数ですね。テレビは毎秒30コマ。電波の具合でこんな数になったんですかね。そして人の耳は、もっとスキャンタイムが短いんだそうです。目がデジタルなら、耳はアナログ。CDとレコード。こんなふうに言うと、「CDの方が音が良いんじゃないか」と思うでしょう?実はCDは、人の耳には聞き取りにくい周波数を削除することで、デジタルのデータにしてるので、音にメリハリを感じて、いい音に聞こえるんだそうです。一方レコードは、ノイズも含めたその場の音をそのまま録音してるので、そのままの音で聞こえるんだそうです。人は目にした物を現実と思ってしまいがちですが、実は耳にした物こそ現実なのかもしれませんね。そういえば座頭市は無敵ですよね。実際に刀を振り下ろされたら、早すぎて目では見えないんだそうです。動体視力がどうとかいう問題じゃない。ところが耳を鍛えれば、刀の動きが追える。と言うわけです。(映画の中では)ちなみに耳は、お母さんのお腹の中で、心臓の次にできる器官で、死ぬ時には、他の感覚が全てなくなっても最後まで聞こえてるんだそうです。