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テーマ:洋楽(3391)
カテゴリ:音楽
ギターを弾く姿が世界一カッコいいと私が思っている(個人的にクラドック兄貴と双璧)バニことBernard Bulterですが、先日「People Move On」のレコードがちょいとお値打ち価格で手に入るところを見つけて、2,3日迷ってやっぱりゲットしました。 見てくださいこのジャケット。若い!細い!可愛い!裏側の写真も、内袋もカッコいい。 オリジナルと違うところは、バニがヴォーカルを再録しているところです。なので、聴いてみるとだいぶ印象が違います。でも枯れ渋になったバニの声が好きなので、実はこっちの盤の方が好みだったりします。そしてやっぱりNot Aloneが好きすぎる…ギターをギュインギュインいわせて痙攣してるみたいにプレイする姿も好きなんですが、彼のゴージャスすぎるストリングスアレンジ、これがたまらないんですよ。歌詞も、相当強がってのI’m not aloneの叫びっぽいように私には聞こえてしまって、辛いのに好き。 ラスト3曲、Stay~In Vain~I'm Tiredの流れはずっと胸を締め付けられて、いまだにキュンキュンしてしまうんです。Stayの優しさ、In Vainの空しさ、それで締めにI’m Tired。そりゃあI’m Tiredって言いたくなるよね、だってあなたこの頃ものすごい波乱万丈だったもんね、と妙に慰めたくなってしまうほど(とはいえブレ兄さんをボロクソ言ってたことはちょっと好きじゃない。苦笑)。 それでも、In Vainの「人生の窓辺に座ってても、端から滑り落ちることなんか怖くない」なんてフレーズが耳に入ってきてしまうと、逆境に立ち向かおうとしている当時の彼の姿が重なって、ほろりとします。ずいぶん尖がってましたね。 いまはだいぶ丸くなって、この頃の彼からは想像できないほどキュートなオジ様になりましたが、それもまた好きです。25年ぶりの新譜「Good Relief」を聴くと、必死に強がって自分の足で立ち上がろうとしていた彼が、もうしっかりと地に足をつけ、何にも脅かされることのない強い信念を築き上げたことが感じられます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2024.08.17 21:09:38
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