カテゴリ:愛すべき(?)トンデモ映画
1986年、ソウルオリンピック開会の2年前、
韓国映画は日本映画同様、興行成績が低迷しきっていましたが、 この作品は大ヒット!その名の通り、野球をモチーフにした映画、 「恐怖の外人球団」! 【VHSです】恐怖の外人球団 [字幕]|中古ビデオ【中古】【ポイント10倍♪10/2(金)20時〜10/12(月)10時迄】 韓流ファンの女性の方々に忠告しておきますが、 この映画には、ヨン様のような洗練された無国籍風のやさ男は、一人も出てきません。 出てくる男たちは、イケメンには程遠く、泥臭くて汗臭い、コリアンパワー丸出しの外人(ウエイン=はずれ者の意。外国人という意味ではありません)です。 名門プロ野球団ヘテ・タイガースを追われたソン監督(アン・ソンギ)は、 将来を嘱望されつつも、右肩を手術し、プロに復帰できないと言われたヘソン、 息子にまでヘボ選手と罵られているトゥサン、 黒人とのハーフの私生児で不良少年のオクサン、 人生で一度も女にモテたことのない眼鏡で小太りのチビ助など、 野球のみならず、人生の落ちこぼれのような連中を離島に集め、 地獄の猛特訓を開始。 猛特訓の甲斐あって、最強の選手団「外人球団(ウエイン クダン)」となった彼らは、 万年最下位の西部カウボーイズに入団。 外人球団の大活躍で、たちまちカウボーイズは首位に! ところが‥‥ 当時の韓国の同名人気漫画の映画化作品で、韓国では大ヒット。 それをあえて「トンデモ映画」の範疇に入れたのは、 1、長編漫画をわずか2時間の映画に仕立てていることに、ムリがある。話をはしょりすぎ。 2、イ・チャンホ監督の演出が粗っぽすぎ。 3、ヘソンと恋仇ドンタク、マドンナの女性オムジが根本的にミスキャスト。特にドンタクはひどい! 4、歌が流れるシーンがやたら多い。 ほかにもいろいろあるけど、大まかにはこれらが理由です。 とにかく、やたらと歌が流れる映画でした。 「あなたが望むなら、私は何でもするわ」といった歌詞の歌(チョン・スラという女性歌手の歌)が、ことあるごとに流れるのが、うーん、なんだかなあ‥‥って感じ。 まあそれは許せるとしても、 猛特訓を終えた外人球団の面々が、ド田舎から国道を走ってソウルへ帰る道すがら、 場面と全然そぐわない、哀調あふれる女性歌手のトロット(韓国演歌)が流れたのには、正直あきれました。 この監督、いったい何考えてるの~??? モイラがこの映画を観たのは、10数年前でしたが、 映画の中の若い女の子たちの多くが、デビュー当時の松田聖子みたいな髪型をしているのには笑えました。 そもそもスポ根とラブストーリーを同時進行させようというのに、ムリがあります。 ラブストーリーをばっさり切って、「がんばれ、ベアーズ」の路線で行けば、もっと面白かったのにと思うんですが‥‥ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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