カテゴリ:独断と偏見に満ちた映画評
藤純子(現・富司純子)の超人気女任侠もの「緋牡丹博徒」シリーズ第3弾は、
「緋牡丹博徒 花札勝負」! 緋牡丹博徒 花札勝負(期間限定) ※再発売 [DVD] 今回、緋牡丹のお竜こと矢野一家二代目竜子は、 尾張名古屋を舞台に、悪徳一家相手に仕込みのドスと拳銃をふりかざします。 助太刀をするのは、任侠映画の大スタア・高倉健! 後ろ盾には、堂々たる貫禄の浪花の女侠客・清川虹子と、 きれいな仁義を切ることを信条とした、昔気質の嵐寛寿郎親分、 伊予松山は熊寅一家の親分で、お竜とは兄弟分の若山富三郎、 そして、悪徳一家の親分は、これまた東映ヤクザ映画ではおなじみの小池朝雄。 で、監督は、ダイナミックなアクションの演出で、今でもコアな人気を呼ぶ加藤泰! 盲目の娘の手術代を稼ぐために、いかさま札を使って花札博打にうって出る母。 恋に落ちる仲の悪い二つのやくざ一家の息子と娘。 浪花節あり、ロミオとジュリエットのような悲恋物語あり、 もっちろん、斬ったはったありの、豪華キャストで飾る一大娯楽作品です。 「親分さんには怨みはござんせんが、これも渡世の義理。お命頂戴いたします」と、 きちんと筋を通した上で、嵐寛寿郎にドスを抜く健さん。 父を悪徳一家に殺された怨みから、ドスを手にとる大学生の嵐さんの息子に、 「あんたは大学でそげんこつば習ったとですか?! 立派に学問を修めるこつが、お父さんへの一番の供養ですたい!」と、 厳しいが、優しさをこめて諭すお竜。 いやあ、絵になります。いつ観ても惚れ惚れします。 映画は好きだけど、ヤクザ映画を敬遠している方たちも、 この作品はきっと好きになれると思いますね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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