カテゴリ:愛すべき(?)トンデモ映画
キャスティングは大スター揃い、ロケは大掛かり、
そのわりにはセコい出来の映画って、ありますよね。 '79年のこの作品などは、まさにそう‥‥ 狩猟中、熊に襲われた飼い主とはぐれた猟犬ゴロは、 通産省のエリートで、武器輸出にからむ汚職に巻き込まれ、 殺し屋の手を危うく逃れた永山(夏八木勲)と出会った。 飼い主を追う犬と、殺し屋から逃れる男は意気投合し、 ともに放浪の旅に‥‥ しかし、永山とゴロに魔の手はじわじわと迫るのだった‥‥ 鶴田浩二、夏八木勲、岡田英次、小沢栄太郎、藤巻潤、待田京介、 当時はお色気で若い男性を虜にしていた池玲子、人気絶頂の頃の島田陽子、 平田昭彦、ちょい役だけど菅原文太、これもちょい役の三田佳子、現千葉県知事の森田健作など、 かなり良い顔ぶれをそろえているにも関わらず‥‥ はあ~~?? ‥‥な出来映えのヘタレ映画です。 鶴田浩二がごつい黒ぶち眼鏡なんぞかけて、 捜査の第一線からはずされた窓際警視を演じてたけど、 断言します‥‥この生まれついてのスターみたいな人は、 かっこよくない役柄は全然似合わない! 三田佳子も病で余命いくばくもない薄倖な女を演じていたけど、 これもぜーんぜん似合ってなかった。 オープニング‥‥走る犬をバックに間抜けな歌が流れ始めた時から(角川映画みたいなヒットを狙ったんでしょうが、案の定全然ヒットせず) 「あッ、これははずしたかな‥‥?」と直感的に思ったのですが、 その直感、大当たりい! とにかく名演技だったのは、ゴロ役の犬だけ。 ストーリー展開も、最初はちょっとわかりにくく、(全体的にはまあまあ面白い) これがテレビドラマだったら、最初の5分でチャンネル変えられてるでしょうね。 ‥‥にもかかわらず、この映画、嫌いになれないんですよね。 うーん、やっぱりあの犬のせいかなあ‥‥? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Jul 30, 2022 08:54:06 AM
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