カテゴリ:独断と偏見に満ちた映画評
さきほどまで、亀田大毅vs坂田健史の世界タイトルマッチが行なわれてまして、
残念ながらモイラが応援していた挑戦者で元世界チャンプの坂田が敗退してしまいました。 しかし、ボクシングというスポーツは本当にエキサイティングで、またドラマチックです。 スポーツにあまり興味のないモイラも、ボクシングは大好きです。 そして、モイラをボクシング好きにした名作映画がコチラです。 1956年アメリカ映画「傷だらけの栄光」! ニューヨークの貧民街育ちのイタリア移民の子ロッキー・グラシアーノ(ポール・ニューマン)は、 子どもの頃から札ツキのワルで、大のケンカ好き。 送られた少年院では暴れまくり、そのあと配属された軍隊でも大暴れ。 その腕っぷしを買われて、ボクサーデビュー。 だが、栄光への道のりは決して平坦なものではなかった‥‥ これはあくまでモイラ個人の感想ですが、 きょう大相撲を観戦したスタローンの「ロッキー」が'77年に公開されるまでは、 ボクサーを主人公にした映画では、この「傷だらけの栄光」が最高傑作だったんじゃないかと思います。 当時はイケメンともてはやされていた若手スターのポール・ニューマンが 貧しい移民の子で札付きの不良という汚れ役を、 違和感なく演じていたのが印象的でした。 けんかにはめっぽう強くても、惚れた女にはなかなか告白できないシャイな側面を持つ青年を、リアリティ満点に演じていましたね。 ボクシングの試合のシーンも、なかなか迫力がありました。 この作品、最初は小学生の時、日曜映画劇場で今は亡き父の隣に座って観たんです。 モノクロ映像で派手さはないけど、主人公ロッキーはもとより、彼の飲んだくれ親父、息子の行状をいつも案じる母、彼を見守る心優しい妻といった登場人物が、 実に丁寧に描かれていました。 大学生に入ってから、名画座で観る機会もありました。 いつの時代も、前を向いてつき進み、闘う人間は、見ていてかっこいいものです。 今観ても、全く古さを感じない一作でしょう(なぜDVD化されてないのかな) にほんブログ村 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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