カテゴリ:愛すべき(?)トンデモ映画
この映画は、相当な製作費をかけ、「東宝50周年記念作品」と銘打って公開されたものの、
わずか一週間で打ち切り(!)という、無惨を通り越して滑稽な興行成績に終わった迷作中の迷作です。 その名も‥‥「幻の湖」! 「ソープ嬢」「ジョギング」「スペースシャトル」を題材に映画を作ろうなんて企画意図そのものからして、もう間違ってます。 ソープ嬢の道子が拾って可愛がっていた野良犬のシロ(名前もありきたりすぎ!)が 作曲家に刺殺され、 道子が包丁を手に犯人をひたすら追いかけるなんて設定も凄すぎ(もちろん悪い意味でね)。 舞台が現代から、なぜか急に戦国時代に移ったり、 唐突にスペースシャトルが出てきたりするのも、わけわかんね~! しかもこの映画、監督・脚本が、あの「真昼の暗黒」「私は貝になりたい」等の 名作映画のシナリオを手がけ、日本映画界の重鎮と呼ぶにふさわしい 橋本忍センセですよ! で、製作には同じく橋本センセと、あの野村芳太郎監督も携わっています。 どうしてこんな超迷作が作られたのか、ほんとにわけがわかりません。 でもこの映画、莫大な製作費の割にはあまりに出来が悪いゆえに、 そして、ぶっとび過ぎのストーリー展開ゆえに、 なんかかわいそうになっちゃって、逆に嫌いになれないんですよね。 で、映画が一週間でコケたことから、 わが敬愛する橋本センセは、ショックのあまり、 熱出して寝込んじゃったそうです。 そんなエピソードを聞くと、モイラはますます同情して この映画、嫌いになれなくなるんだなあ‥‥ モイラはとことんお人好しなのかしら‥‥ モイラが作った無農薬の安納芋は、こちらです♪ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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