カテゴリ:愛すべき(?)トンデモ映画
こんばんは、映画狂のモイラでございます♪
今夜は、ちょっと(いや、かなりかな?)ぶっ飛んだ自主映画をご紹介しますね。 筒井康隆原作の「俗物図鑑」です! 「梁山泊プロダクション」は、いわゆる「フツーじゃない」ものを評論する評論家たちの集まり。 接待評論家(平岡正明)とか反吐評論家(山城新伍)とか、他にも出歯亀評論家(山本晋也)、パーティ評論家(安岡力也)、性病評論家(朝比奈順子)、自殺評論家(大林宣彦)、万引き評論家、墜落評論家、放火評論家などなど。 彼らは当然ながら、自分こそ正統派の評論家と信じて疑わない文芸評論家(四方田犬彦)や、自らを良識派と主張するPTA婦人会、果てはマスコミから、「犯罪者集団だ!」「俗悪集団だ!」と、さんざんつるし上げられるが、 そんなことはどこ吹く風。今日も俗悪な評論活動に勤しむのだった。 ところがそんなある時、梁山泊プロダクションに警察が乗り込んできて…… 他にも出演者はイラストライターの南伸坊、 当時の人気テクノポップグループ・ヒカシューのリーダー・巻上公一、 当時は日芸の学生(モイラの先輩です!)で、今は映像作家の手塚眞(手塚治虫先生のご子息)と、 プロの役者ではない人たちが、重要な役を演じています。 そこがまた、自主映画の面白さですよね。 「俗悪で何が悪い⁈ マスコミだってひと皮剥けば、視聴率ばかり稼ぎたがる俗物そのものだろう⁈」というこの映画の主張が、大いに頷けます。 オープニングとラストに流れるヒカシューの名曲「筋肉とフルーツ」も良かったな! ヒカシューと言えば、80年代前半に大流行した人気テクノポップグループの一つですよ。 モイラ、テクノ大好き少女だったから、この映画を観たのも、巻上氏が出ていたからです。 企画は内藤誠&桂千穂。 監督は内藤誠。脚本は内藤誠&桂千穂。 東映のB級巨匠内藤氏と、日活ロマンポルノの「変態作家」(と自らを呼んでいました)桂氏のコラボですから、 当然、企画の段階からフツーじゃないです。 これ、自主映画の最高傑作と言えますよ! にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Jun 3, 2023 08:21:22 AM
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