カテゴリ:独断と偏見に満ちた映画評
こんばんは、映画狂のモイラでございます。 今宵お届けする名画は、モイラが大大大好きなトニーこと赤木圭一郎さん主演の 「大学の暴れん坊」です! 竜崎三四郎(赤木圭一郎)は聖城大学の学生で、スポーツ万能の上にイケメン。 大学の先輩で法律事務所に勤める田口(葉山良二)を慕って柔道部に入部したのだが、 ある日、関東の大学対抗試合で、某大学の四段・人見(梅野泰靖)を投げ飛ばし、 入院しなければならないほどの重傷を負わせてしまった。 人見の妹で、田口の恋人の千恵子(芦川いづみ)は、 平謝りに謝る三四郎に、試合の上でのことだからと、彼を許したが、 千恵子を横取りしようとしている人見の同輩・法元(内田良平)は、三四郎に激しい罵声を浴びせた。 罪の意識にさいなまれる三四郎を癒してくれたのが、 小さな商店街にある行きつけのカレー屋のマスター・平蔵(佐野浅夫)と、 看板娘の美也子(稲垣美穂子)だったが、 その商店街には、佐久間組という暴力団の連中が来ては、嫌がらせをするようになっていた。 人一倍正義感の強い三四郎は、佐久間組を憎むようになるが…… トニーはいわゆるバタくさい顔立ちですが、 柔道着もよく似合うんですよね。これがまたかっこいい!! ほんと、スポーツマンを演じさせたら、どの俳優よりもサマになってます! トニー演じる三四郎は、佐久間組が経営するキャバレーの夜警のバイトをするのですが、 そこで乱暴狼藉をはたらく不良外国人たちを、次々エイヤッと投げ飛ばすんだからすごい! キャパレーが登場するあたりなんざ、日活アクションのお約束だけども、 これがまた、いいんですよねえ…… 生バンドのムーディな演奏に、きらびやかなドレスの歌手、ちょいと色っぽい踊子さん…… 当時の日活きってのヴァンプ女優・白木マリさん演じるキャバレーのマダムも、 艶っぽさと仇っぽさを存分に発揮しています。 日活アクションお約束の、ヤクザ者相手の大立ち回りでのトニーのアクションは 今更このモイラが説明するまでもなく、完璧に近いほどかっこいいですが、 どうしてどうして、葉山良二さんのアクションもなかなか迫力があります。 カレー屋の主人・平蔵が元ヤクザで、佐久間組の組長(二本柳寛)と旧友だったという設定も、面白いっす。 また、芦川いづみさんの可憐さ、清純さ、美しさは言うまでもないですが、 彼女と比べると、どちらかというと地味でくすんだ感じだと思っていた稲垣美穂子さんが、 トニーとデートする時に、当時の最先端のファッション(落下傘スカートのワンピースに大きな財布型のバッグ)に身を包んでいたのには、 モイラ、思わず見惚れてしまいましたね。 「へえー、稲垣さんってこんなにきれいな人だったんだ……」と。 この映画、モノクロですが、カラーのほうがもっと観客の目を愉しませたのではないかと思います! 監督は「太陽の季節」の古川卓巳 脚本は数多くの隠れた名作を世に送り出した高岩肇 観て絶対に絶対にぜーったいに損のない作品ですよ!! ではまた。おやすみなさいませ。 にほんブログ村 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Oct 9, 2024 09:30:00 PM
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