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[時事問題・国際関係への私的見解] カテゴリの記事

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• ニュースで思い出す一月

  長いカナダ滞在記で書けなかった1月と2月を、過去のニュースから一生懸命思い出してみます●あねはあねはあねは帰国の翌日から出社、留守中のホテルと日本について伺ったMeiに支配人が教えて下さったのが『もうずーっと姉歯関連のニュースばかりだったよ・・・・』マンション耐震強度偽装事件ですね。1/1日に海外から社長が一時帰国、3日より10日間程のロビー天井の改装工事が始まると、毎晩毎晩チェックインのお客様から　『耐震（補強）工事？』　とか　『ここは大丈夫なの？』　と聞かれる様に。仕方の無い事です。　今更私が書く事じゃ無いかもしれませんが、有り得ないし、許せない。　震度5で倒壊のビルに住む/泊まるだなんて、日本では死ぬ事を意味している。マンションを退去される方達にも痛く同情しましたが、立場上、全国で約40軒の営業廃止になったホテルに対して思い入れが強かった。　もし万一、同じ理由で私の働くホテルでも耐震強度不足が発覚、営業が出来なくなった場合、支配人と私を含む従業員は職を失うだけだけど、社長達はどうするのかな・・・。　弁護士さんに相談の上即裁判を起こすでしょうね、多分。刈谷のホテルも終に行政を相手取って裁判を起こしましたね。賠償として税金が投入される事に対しては不快感を抱く方もいらっしゃるとは思いますが、私は秘かにホテル側の勝利を願っています。（※http://www.chunichi.co.jp/taisingizo/060101T0204.shtml）●ライブドアライブドアBSE問題ライブドア耐震偽装に決着が付かぬまま、ニュースは一気にライブドア事件一色へ。と思ったら輸入再開1ヶ月の米国産牛肉に危険部位が混入していたとして、BSE問題再発。　と思ったら堀江容疑者が逮捕されて、又ライブドア一色。日本は本当に忙しい。自分は株をやらないしライブドアの企業倫理も良く分らないけれど、途端　“今までは放映できませんでしたが”　の勢いで流れ始めた堀江容疑者とTVレポーター間の小喧嘩、お金の亡者的言動、尊大で誠意の見えぬ衆院戦選挙活動などを観て“この人が不快感を表す時の威圧的で人を小馬鹿にした様な口ぶり、論法、目付きは若いIT関連会社ビジネスマンがクレームを言う時にそっくりやな～”と思った。具体的にどんな感じか上手く書けないけれど、子供の頃あまり人とコミュニケーションを取らなかった人が、PCに詳しかったお陰で一気に高収入を得たものだから、自分が偉くなったと勘違いしているタイプ。こちらの事情に全く耳を傾けず考えをゴリ押し、全てに「そうですね。仰る通りです」スーパー下手に出る事によってのみクレームも収まる。ユーモアのセンスは無い。お金の儲け方は知っていたとしても、やはり私には尊敬できない人だと思った。Mei

  2006.03.03

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• 眠れる獅子

  前々から勉強しなおさなければと思っていたので、最近は通勤時間を利用して、こんな本を読んでいました『面白いほどよくわかる太平洋戦争』　　　　で、感想です。日本って、怖い！！　無っ茶苦茶怖い！！！竹槍しかなくても米兵の本土上陸に抵抗するつもりだったとか、神風や回天・桜花の特攻機くらいは存じていましたが、軍幹部は、国民一億人、最後の一人まで特攻させるつもりだったなんて、、、。　意思の強さと従順さと（資源は尽きていたと言え）当時の国力を考えると、今の北朝鮮なんか全く比較にならないレベルで恐ろしい。私だけかもしれませんが、確かにこう言う事までは、学校で教えてもらえませんでしたね。昔から父は、日本は太平洋戦争に負けて、本当に良かったと言います。　『確かに様々な点で優れた国ではあったけれど、途方も無く思い上がっていた。もしあのまま勝ち続けていたら、現在こうして世界に胸を張れる日本は無い』そうかも知れません・・・・。太平洋戦争（※日本海軍VSアメリカ）の敗因として●　人命軽視　　（例え短期決戦が前提だったとしても、です）●　情報戦・レーダー開発の軽視●　日露戦争勝利時の、旧式戦法重視（無策の人海戦･空母より大戦艦）●　陸・海軍の内部抗争　（生産性減退と新兵器開発スピードの遅れ）●　自国民に対する情報操作　（正確な戦果が伝えられなかった事）●　戦時でも年功序列他にも列挙されており、改めて考えさせられます。ここでふと、“ならば現在の自衛隊は？”　と視点を変えてみる。あってはならない事ですが、有事に備えて控えめに（公にはできず）、でも着実に同じ失敗を繰り返さない為の開発・購入・訓練を続けていますよね。「眠れる獅子」巨大国家、中国に対して良く使われる表現です。事実、ソビエトが崩壊した現在、アメリカと対等に戦えるのは、中国だけかもしれません。でもその強さと可能性を自らアピールし続ける為かな。国民一人一人を見た時の、国に対する不満かな。根気と執着心の薄さかな。利用する事はむしろ賢いと認識される為、それを大袈裟に隠しもしないからかな。いざ蓋を開ければ、良い意味でも悪い意味でも、そこまで酷い国では無い気がします。　本当は、日本の方がずっとずっと怖いのかも。　島国的度量の狭さ、体躯の小ささから獅子には例え難いけれど、アメリカによって巧妙に抜かれた牙と爪、野心と狡猾を、DNAに潜めている。それを一番ご存知なのが、中国であり朝鮮半島であり、世界の有識者達。当の日本人に気付かせぬ様、飴と鞭と裏工作で必死。そんな気が、しないでもない。次は　『面白いほど良く分る自衛隊』　を読んでみよう。このシリーズは他にもかじっておきたい分野が多く、時間がある時にゆっくり勉強して行こう。と考えながら、何故か　『電車男』　買っちゃいました。今頃なんてすが、映画もドラマも全く観てないから、どんな世界のお話か楽しみです（笑）♪　Mei

  2005.11.22

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• 選挙とうぐいす嬢

  終わりましたね～、総選挙。（ってちょっと遅いんですけど・・・）　今の自分は、正直そこまで選挙や政治に熱く無く、『借金は多いけど、他国と比べれば、随分健全で頑張ってる方じゃないの？』小泉首相に関しても、『話が分り易いよね。日本人の政治家との付き合いは下手だけど、何故か他国のトップとは超仲良しで、やっぱり“変わり者”　なのかな。（そこに親近感を感じないでも・・・笑）』　いわば、無識・無関心の一歩手前（恥）。でも今回はさすがに投票へ出かけました：D♪郵政民営化には賛成です。　小泉首相と自民党の政治運営に問題有りすぎ＆民主党が民営化に反対されている訳では無いのも存じております。　ただ“今回通らなくちゃ、次回はいつよ？”　の観点で、自民党に一票。　結果どうだったとか、今後の日本がどうなるかは、100万の専門家さんが緻密な分析と裏事情を併せ解説下さっているのでお任せ。選挙戦が始まると、いつもMeiは政治に対してとは少し違う思いで街宣カーを見ています。乗ってた事があるんですよ～、うぐいす譲として(笑）。衆議院議員選挙　1回県会議員選挙　2回町会議員選挙　1回計4回の選挙を経験しました。　　ずっと前ですが、1年半ほど、365日間お休み無しのフリーターをしていた事があるんす。スーキー場に住み込んだり本当色々しましたが、最初の衆院選は、キャンペーンガールの事務所より派遣されました。　　当然立候補者の当選確率にもよると思うけれど、選挙事務所の殺気立った雰囲気って独特です。　衆院選には、いわゆる選挙のプロが大勢関わっています。　実際ド素人のMeiが何も分からぬまま派遣されても、丸二日間の研修時間を設けて専門講師？に一からご指導頂きました。名古屋市内の選挙区を隅から隅まで回るのは面白かったけれど、大きな交差点で街宣カーの屋根に上り、候補者と懸命に手を振ったのは相当恥ずかしかったですね(笑)（笑）。　後援会は組織化されていましたし、うぐいすにとっては一番楽な選挙でした。以降その経験が伝わったらしく、父の知人関係で続けてお手伝い。町員選は、もう選挙と言うより、一族のお祭り。　ドタバタ度、暖か度は田舎の結婚式レベル。　選挙事務所（本家）奥で私達が休んでいると、大婆様がお茶菓子持ってねぎらいに来て下さったり。意図せずとも、ご家庭の事情を深く知る事になりました（笑）。落ちても本業で十分暮らして行けるからかな？　事務所全体に悲壮感が無いのも、楽しくお手伝いできたポイントです：）♪　何選だって、候補者ご本人の切実度に変わりは無いはず。でも私が一番戸惑ったのは、多分県員選かな～～。しっかり党に属されている為、衆議院議員も絡んだ政治的派閥争い　+　地元有力者の顔色伺い・後援会の方達とのお付き合い。　既に『先生』の呼び名が定着された当選実績のある方だと、余計負けられない。ラスト3日間は、候補者一族の寝不足で疲れ切ったお顔と血走った目に、こちらまで胃が痛くなりそう・・・。最終日なんて、車から飛び出す勢いで、後援会のおじ様＆おば様がマイク取り上げ絶叫＆号泣されますから：）。　選挙応援時のお話は本当にたくさんあるんですよ～。　いつか日を改めてご紹介できたらと思います。とりあえず、　　候補者の皆様、それを支えられた後援会の皆様。本当にお疲れ様でした：D♪　　Mei

  2005.09.12

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• 後世特別のご高配を賜らんことを

  拾い物のフラッシュです。　THE BOOM　島唄　～歌詞の真意～　アルゼンチン・東欧でも名曲と評された島唄は、自分も大好きな曲。　でも恥ずかしながら、宮沢和史さんが、沖縄戦を思い作詞されていたとは存じませんでした。映像中の解説は「日本によるアジア解放論」に基づいており、間違い・不快と感じる方も大勢いらっしゃるかも。八方ふさがりだった日本は、どちらかと言えば沖縄を見殺にしたと自分は記憶している為、軍本部がそこまでして沖縄を護ろうとしたか、誇張と美化を感じないでも。だとしても、最後に流れる　沖縄県軍司令官　大田実少将が本土に送った電文　は、できるだけ多くの目に触れたほうが良いかと。ほんの数十年前にこんな歴史を持ちながら、（比較的、国民感情的に）友好な関係を続けられる日本とアメリカは、どちらも凄い国ですね・・・。Mei

  2005.09.08

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• 頑張れ、宇宙飛行士

  アメリカって、好きな国ではありません。エンターテイメント大国として、ブロードウェイミュージカルやテーマパーク、巨大ホテルチェーン等々、自分の仕事に関係する分野でも、アメリカの影響力ってとても大きいし、学ぶ事も多いけれど、それが自分の目指す所なのかは、まだ疑問。国内は良く知らないけれど、国外での政策は支持出来ないし、GM、Microsoft、Exxon、Wal-martにCitibankの巨大企業も、一般的で便利ではあるけれど、特にお気に入りって訳でも無い。そんなMeiでも手放しで賞賛＆興奮してしまうのが、　　NASA、HollywoodとManhattanの摩天楼です：D♪♪（FBIとLas Vegasもかな～？）どれにもまだ精通していませんが、知れば知るほど、そのスケールの大きさとシステムの緻密さに魅せられてしまう事を確信しています(笑)。特にNASAは、他の追随を全く許しませんね。　日本の筑波宇宙センタ ーも頑張られているようですが、やっぱり、宇宙開発といえばNASA。シャトル、宇宙探査機やステーションの開発される方達だって存在し得ない位優秀だけど、それに乗る人って、もう本当に・・・・何故いきなりこんな話かと言うと、TBS系　『情熱大陸』　で、野口聡一宇宙飛行士を観たから♪　父と一緒に観ていたのですが、2人して溜息です。　一着10～13億円もする宇宙服を着て訓練される姿は、『頼もしいなぁ～』　の一言につきます。他のクルーを思いやり、冗談を交えながらコミュニケーションを図る姿も素敵。宇宙飛行士になる為には、頭脳明晰、語学堪能、心身健康でなくてはいけないのは当然として、（※JAXAのISS情報センターより、Q&A参照）特に協調性を重視される様です。まさに、人として超一流の方だけがなれるんですね。　そして、彼が優しそうな奥様＆3人のお子さんと楽しく余暇を過される光景を見ながら、超一流と呼ばれる方は、必ず超一流の家庭人でもあるんだと実感しました；）♪スペースシャトル打ち上げも宇宙ステーション開発も、中々計画通りには進まない様子。宇宙飛行士候補者にとっては、その為のストレスの方が、訓練や事故の恐怖から受けるストレスよりも、ずっと大きそうに見えました。　常時細心の注意を払わなくてはいけない大変なお仕事とは存じますが、どうぞ候補者・開発者の皆さん頑張って下さい！　残念ながら、Meiが今から宇宙飛行士を目指すのは無～理～。でも種子島で良いから（←失礼）、一生に一度はロケット発射の瞬間を見に行くつもりです：D♪Mei

  2005.07.31

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• 『日中のこころ』

  【混迷の安保理改革】　中国の攻勢　《世界中で日本つぶし》今朝の中日新聞第一面に、こうありました。～～中国の日本常任理事国入り阻止への組織的かつ熾烈な活動、その真意、影でほくそ笑むアメリカ～～会社で興味深く読んだのですが、帰宅すると父が　『これ見たか？』　と持って来て驚きました。　彼が記事を勧めるなんて、滅多に無い事です。　“やっぱり分り易く描写されているんだなぁ”　ネットで探して保存しようと、早速中日新聞のHPにアクセス。しかしお目当ての記事は無かった、もしくはまだUPされておらず。代わりに好きな『世界の窓から』　のバックナンバーを読み耽ってしまいました：）。我家は、ずっと中日新聞です。　私が新聞を読み始めた頃には他社新聞も目に入っていたから、特別思い入れがある訳ではないのですが、見慣れている、を差し引いても、中日は読み易いと思います。地域情報の割合が高い分、専門性や深みは薄いかもしれません。でも世の中の概要を知るには十分。　私なんかにもスラスラ目を通せるのは、絵・写真が多くカラフル、文字が大きめ＆丸めである以上に、文章から温かみを感じるからでは無いかと感じます。それは、2005.4.2日付けで　『編集局デスクから』　に名古屋本社編集局長・小出宣昭氏が寄せた、『新人記者に与う』　に集約されています。　素敵な編集局長♪　地方の、少しのんびりだけど誠意ある会社だと思いました。続けて、小出氏のこんな記事も目に留まりました。　

  2005.06.20

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• 6/1日の日記の、補足説明として

  先日の日記が説明不十分だった為、どらりんみゅあさんや、私信で問い合わせて下さった方達に心配＆疑問＆誤解を残してしまった様です。ごめんね～～！！お返事は差し上げますが、こちらでも補足説明させて頂きます：）♪＞＞＞でも、絶対ばれるし、もし強制送還みたいになったら、ひょっとしてしばらくその国に入れなくなったりしないのかな？日本人の友人は、学生VISAが切れてから一度観光VISAへ変更し、更にPost-graduation employment（研修生VISAとも呼ばれ、留学生が資格を取って卒業後に、期間限定で働けるVISAです。就労VISAの、プレステージとでも言うのかな？）へ変更しようと移民局に通っていた最中に、担当面接官が偶然彼女の働くレストランへ来店して、不法就労が発覚しました。既に彼女と面識があった担当官は、彼女が大変真面目である事、決して進んで不法就労した訳では無い事を推察下さって、前科を付けませんでした。（悪質な場合は当然前科となったり、今後一切の入国拒否をされます）と言う事で、強制帰国はさせられたものの、彼女は一定の期間をおいて再入国が可能です。『一度日本に帰って仕切りなおし、再度申請に挑戦して下さいね』とまで言ってもらえたそう。のんびりしたカナダが、万年就職難だっただけで、彼女に能力が無かった訳でも、カナダ企業が外国人応募者を差別した訳でも、移民局が極端に厳しかったり、高飛車だった訳でも無いんですよ。　カナダは既に、移民を受け容れなくては成り立たない国です。政府も、有能で善良な留学生なら、どんどんカナダに残ってもらいたいと考えている様子。先月の16日から、今まで1年間しか有効でなかったPost-graduation employmentが、2年間有効に変わり、Public Post-Secondary institutionsの留学生ならば、学校外でも働ける様になった（もしくは、もうすぐなる？）そうです。（詳しくはこちら→　http://www.cic.gc.ca/english/press/05/0512-e.html）　カナダにとっての留学生は、観光客と並び、大金を落としてくれる大切な財源でもあります。多少のリスクを背負っても、留学生にとってチャンスの多い魅力的な国と映る様、努力しているのも本音でしょうか。これでカナダでの不法就労・違法滞在者が減り、移民への窓口が拡大し、最終的には経済が活性化して仕事が増えるなら、大変嬉しい：D♪でもアメリカの様な経済・軍事大国になる事を、カナダ政府も国民も願ってはいない様に見えます(笑)。　そんな、常にマイペースでニュートラルな所が、私は大好きですね：）。色々問題もありますが、カナダは自国民・先住民族の権利はもちろんの事、新参者である移民や外国人労働者、しいては動物や自然の権利までも大切にする、とても優しい国です。　先進国として技術・テクニックでは世界に貢献できていても、そんな内面的な部分で、日本は学ばなくてはいけない事がまだまだ多いと、私は感じています。Mei

  2005.06.05

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• <続>　不法就労・違法滞在者達

  不法就労していた日本人の一人は、カナダで立派に大学へ通った女性です。彼女は５年間真面目に勉強を続け、旅行業の資格を修得し卒業。カナダを心底愛し、自分には日本よりもカナダが合っている！と信じて疑わなかった彼女は、早速現地で仕事を探し。でもMaster、Ph.Dさへ持っていても、職探しが楽じゃ無いカナダです。しかも日本と同じで、外国人である彼女を雇うなら、その会社はVISAを政府へ申請する為の手数料を払ったり、様々な面倒を負わなくてはいけない。余程のスキルとコネと幸運が無い限り、彼女がその時点で仕事を見つけるのは、正直無理に近そうでした。どうしてもカナダに残りたい彼女は、生活を繋ぐ為に、こっそりジャパレス（日本料理店）で働き始めます。友人達は苦言呈したけれど、全く聞き入れられない。カナダ基準では絶対有り得ない、超過酷なシフト＆低賃金で働いていたのに、　『帰るよりマシだから：）♪』　結果、半年程で彼女の不法就労はバレてしまい、強制帰国となりました。。。　 別の友人は、アメリカに行ってしまいました。 『メキシコ人留学生のEが、アメリカへのVISA無し入国を計画』Novioさんから話を聞いてビックリ。　Ｅはメキシコで何不自由なく暮らして来た、良家の息子だったから。車を持っていたNovioさんは、何度か国境への偵察に連れて行って欲しいとお願いされました。でもこの手に巻き込まれるのを極端に嫌う彼は、キッパリ拒否。ならばとＥは、ドイツ人のMariusの車に乗せてもらい、ゲートや柵の無い国境を探しました。　アメリカとカナダの国境は、アメリカとメキシコのそれとは到底比べられない程手薄な監視体制だったそうです。彼の友人は口を揃え止めさせようとしましたが、Ｅも全く聞き入れず。ある日Mariusとその彼女のVertaに見送られ、自転車で散歩中に迷った振りをして、Ｅは国境を越えて行きました。以後、一度Mariusにお礼のメールが届いただけで、彼からの連絡は無い。　メールしても返事は無く、今どこで何をしているのか、彼がカナダで出会った友人誰にも分らないそうです。。。。（※こんな事しなくても日本人はアメリカへ入国できるので、決して真似されませんように）他に、カナダで彼ができ、彼と離れたくが無い為に半年に一度の帰国で観光VISAを繋ぎ、アンダーで働く人。帰国したら家と車を買うんだと、朝は新聞配達、昼は魚の缶詰工場？で働きコツコツ貯金するエルサルバドル人。皆普通に生活されていました。****************************************歴史・国内外情勢・戦争・貧困・逃亡・夢・家庭環境・恋愛、あらゆる背景が絡んでくる為、不法就労・違法滞在が一概に悪いと、私には断言できません。ただ、いくら切実な思いを語られたとしても、比較的恵まれている人達が無謀な行動に走るのを、応援もできません。　生命の危険を感じる、人間として生きて行く事も出来ない過酷な状況にある場合、難民申請と言う方法もある。　（難民の概念を知らない、申請さえ不可能な状況も、無いとは言えませんが・・・）つまり、例え本人に自覚が皆無でも、甘えた考えで法を犯そうとする行為には、反対です。本気で移住や就労を考える場合、大抵その対象となる国にはその受け容れシステムがある。時間はかかるかもしれないけれど、努力を止めさえしなければ、合法的に夢を叶える事は、決して不可能では無いと思うのです。前回日記の文頭まで戻りまが、Mさんの友人達が、そこまで日本を好いてくれるのって、素直に嬉しい：）。自分も二度目の留学を経験するまでは、盲目的にカナダを良しとし永住を希望していた時期があるから、無茶をしたくなる気持も分る（笑）。だから余計、彼女達が一度韓国に戻り、再勉強しつつキャリアも積まれると良いなぁと思う。　日本がその存在と能力を必要とする程、より身の詰まった人に成長された時、再度挑戦してくれると良いなぁと思う。あっ、人の事言える立場じゃなかったね～（笑）（笑）。日本とカナダ、両方で必要とされる人になれる様、自分も頑張ろう：D♪Mei

  2005.06.01

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• 惨事を、人事とは思えない

  25日。 　昼の12時。 Sさんとフロントで働いていると、 メンテナンスを担当して下さっているHさん（65才・男性）が、出勤されるやいなや、真顔で、 『今、日本中凄い事になっとるよ。』 『？？何で？？　』 『電車の脱線事故だな。　電車が、こんなぺっちゃんこになっちゃって、煎餅みたい。わしあんなの初めて見た・・・。』　 と、両掌をピッタリ合わせた。 しかも、先頭2両がぺちゃんこだと。 Sさんと私は、意味が分らない。　 電車の脱線は有りえるとしても、ぺちゃんこって、どう言う事？？　どこをどう脱線して、どう圧力がかかると、あの四角い車体が一枚板になるまで押しつぶされる？？　 マンションに突っ込んだらしい。 ならば、マンション上階が崩れ落ちてきて、電車が下敷きになったって事？ ホテルに届いた夕刊を見て、ようやくビジュアル的な　“ぺっちゃんこ”　の意味だけは理解しました。でもやっぱり有り得ない・・・。　 　　　　その時点で、死者23名。 　　26日深夜の時点で、死者73名。負傷者440名。　　（ 27日夜には、死者97名。負傷者458名　）　　この数字は、もう少し増えてしまう。 鉄道大国日本での大惨事は、世界各国でもトップニュースとして扱われたそう。 直前駅でのオーバーラン、スピード超過、その他、置石？　職員の心理的、相互的な甘えや油断・過信？ 又もやハインリッヒの法則がピッタリ当てはまってしまう、典型例となりそうだ。 ホテル経営の基本中の基本とは、お客様に快適・贅沢・非日常ではなく、“安全”な空間と宿泊設備を提供する事。　私はこれについて、セキュリティ・安全確認・事故後の賠償責任と裁判にやたら細かい北米基準を、カナダの学校で学び、正直少し辟易したのだけれど、先日客室でボヤ騒ぎがあって初めて、お腹の底がズドンと重くなり息が詰まる感覚を体験しました。シンナーを吸っていたお客様の部屋が、気化したシンナーで充満。　何故か室内灯にシーツを被せられていたのですが、そのシーツが垂れて電球に直に触れての発火。彼女達はフロントに連絡しようとされませんでしたが、偶々深夜に帰宅された向かいの常連客O様が、ドアからの煙と匂いで連絡されて騒ぎとなりました。幸い火はすぐに消され、O様以外のお客様にご心配をかける事無く、大事には至りませんでした。これによって、ホテルの警報機が、主に熱に対して反応し、煙では作動しない事が判明。早速警報装置の点検＆見直しとあわせ、省エネタイプで高温にならない電球への取替えを開始しました。夜母と、遺族の方達が事故を知ってから、、、を追ったニュースを見ました。 まだお嬢様の居所確認が出来ていない時点では、カメラの前で　『　いつまで待たされたら、はっきりするんでしょう　』　と引きつり笑いを浮かべられていたお父様。 結局、彼のお嬢様は事故車に乗り合わせ、亡くなっていました。 母も私も、全く口がきけませんでした。　100名の命を奪う大事故も、公共施設で働く全ての職員にとっては、決して人事ではありません。事故を起さないのが大前提ですが、もしも加害者になる位なら、被害者になって死にたいと心の底から思いました。 お亡くなりになった方達のご冥福と、お怪我をされた方達のお早いご回復を、深くお祈り申し上げます。Mei

  2005.04.26

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• 中国・韓国の反日活動激化に対して

  韓国では、島根県の「竹島の日」条例制定、 中国では、日本が安保理常任理事国へ推薦された事をキッカケに、最近反日デモ活動が激化しているらしい。 何故か毎年春になると騒ぎ出すのは、 印刷方法さんが書かれていた様に、各国内政の失敗を外に向けさせる常套手段なのでしょうか。 Meiも色々考える所はあるのですが、 それをここで公開するには、自分はまだまだ歴史・国際情勢に勉強不足過ぎ。 ただ、喜んでいない事だけは確かです（笑）。 私は性格良くないけれど、根に持つタイプではありません。　 （※記憶力は良い方で、これは少々やっかい・・・・（笑）） 国際的に見れば、日本人全体にその傾向があるのでは無いかと思います。 故に、何故彼らがいつまでたっても同じ事で怒っているのか、正直、本当に分らないのです。 竹島？　国際法廷に行けば良いだけの話だし。 教科書歪曲？　お互い様でしょう。 平和ボケしているだけかも知れませんが、 素直に、心から、ある国民をそこまで嫌う感情が分らない。 私は中国人も韓国人も、そんなに好きじゃないけれど、嫌いでもありません。 それ以前に、彼らを中国人・韓国人としてだけ見る事は、 しないと言うより、もうできません。　 皆、中国人の○○さんであり、韓国人の△△さんです。 会って話して、それでも嫌な奴だったら、その○○さんが、嫌いです。 彼らが（といっても、もちろん過激派の一部の人達なのは存じていますが）、 日本と日本人を一くくりにして嫌ったり、大昔の、下手をすると千年以上昔の話まで持ち出して罵るその感情が、全っ然分らない。 昨日も今日も、ホテルで何名かの中国人のお客様と接しました。 フロントすぐ横のラックには、販売用、無料配布用の新聞が沢山並んでいます。 チェックインをされながら、彼らの目にもその『反日』の文字は入っただろう。 （実際、購入された方もいらしたし） 当り前ですが、彼らだって日本ではマイノリティーです。 “この時期に来日するなんて、危険かもしれない、嫌がらせや冷遇を受けるかもしれない” 結構ドキドキしていたかも。 だから、余計彼らに真心と尊敬を持って接しました。 もちろん、第一に彼らは大切なお客様。 そして、 彼らその個人個人には、何の負の感情が無いから。　彼らがホッとした表情を見せて笑ってくれるのが、嬉しいから。 でも彼らに誠心誠意を持って接しようと努力する、もう一つの理由は、 反日活動が、実はとても悔しいから（笑）。 自分は日本人だと、誇りを持っているから。 Mei　

  2005.04.12

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