名作落語大全集

[カテゴリ未分類] カテゴリの記事

全4316件 (4316件中 1051-1100件目)

< 1 ... 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 ... 87 >

• 

  OK散歩33「京都」：その２「ホテル」

  「はい、ＯＫ散歩、京都へ来ております」「はい、第１回では結婚式めぐりは省略、２日目はどちらへ」「いやあ、飲み過ぎたので、一休み」「あれ」「ホテルから見た京都駅」「一番上が新幹線ですね」「はるか遠くにお城が見える」「あ、はい」「秀吉が作った桃山城じゃ。周りは遊園地らしいなあ」「へえ」「朝になって、鉄道も動き出す」「ううん……何かどうでもいい写真だなあ」「さあ、朝食はバイキングということで……」「はい」「デザート。わしはケーキはどうも……果物がほしかったなあ」「はいはい」「まあ、そういうことで、二日目は自由行動、三十三間堂に集合ということで……」「え……なぜ」「それはまた次回」「え、これだけの紹介で終わっちゃうの」

  2014.07.23

  コメント(0)

• 

  OK散歩33「京都」：その１「ディナー」

  「とまあ、そんな訳で……」「どんな訳」「……」「……」「ＯＫ散歩の第33回は京都スペシャル」「いきなり適当な応対」「京都も駅に近い範囲という条件で参ります」「はい」「さて、今回は京都で結婚式を挙げたいというカップル50組をご招待。案内人のわしも夫婦で参加」「変な企画だね」「初日、結婚式場を幾つかご紹介。神前、仏前、教会など……余興に呼べる芸人さんをご紹介して……」「どうでもいいなあ」「夕方からは実際に式場でお料理をいただく」「はい、いただきます……写真は御所車ですねえ」「紙をとってシジの部分に上の台を移していただく」「きれいですねえ」「料理１、御所車重箱盛りじゃ」「はい」「夏のお祝い八寸。烏賊造り、貝柱のトマト射込み黄身酢掛け、カダフィ・フォアグラ・ぶどうのコンフィ、穴子とポテトのプレッセ、スモークサーモンとアプリコット」「おいしそう」「アユのコルベール仕立て。川海老と蓼、それに西瓜ゼリー」「ゼリーですか」「皮は胡瓜で作っていた」「工夫していますね」「オマールエビと鱧の葛打ち、生麩のニョッキ風プラス万願寺唐辛子、オリーブのサントマキシム風とドライトマト」「いいですねえ……何ですか、わざとらしいワインは」「お魚系には白ワインじゃ」「はいはい」「お口休めのグラニテ」「これでお休みですか」「お色直しになるのじゃな」「なるほど」「国産牛フィレ肉のグリル、フレッシュコーンとトウチヴィネグレット、加茂茄子木の芽味噌掛け、胡麻と糸瓜土佐酢和え」「今度は赤ワインですか」「そう……いけない、写真に入れるのを忘れた」「しょうがないね」「鯛のお茶漬け、あられ唐墨、京の漬物」「京のお茶漬けですか」「落語のネタとしては絶対に入れないとねえ」「どうでもいいね……」「デザートは、求肥を巻いたマンゴーのスフレ、豆乳とココナッツのアイス添え、これにコーヒーが付く」「はい」「これがわしのお勧めフルコース」「はいはい」「さて、飲んだのは乾杯のシャンパン、ビールが料理ごとに一杯」「あれ、少ないですねえ」「１枚目の写真が２皿だから２杯じゃろう」「あれ……じゃあ、２枚目の写真は……６杯ですか」「３枚目がお魚だから日本酒に変えて……」「ええ……それから白ワインに赤ワインですか……」「まあ、お料理をちゃんと判断するには、それに似合うお酒を飲まないと……」「それで、味わったんですか……おいしかったでしょうね」「ちょっと残念な結果じゃな」「え……何がです」「ウィスキーを飲まなかった」「もう知りません」

  2014.07.22

  コメント(0)

• 今週の落語会

  「今週お勧めの落語会のお知らせ」「はい」「まずは２２日夜。１９：３０からミュージックテイト西新宿で、和夏蘭会。和光君、夏丸君、蘭ちゃんの3人の会。２３００円じゃが、連絡とって行けば２千円になる……かも。わしは行けない」「皆様どうぞ」「問い合わせは０１２０－２７７－９０２」「もう一つ、本日１９：００より王子小劇場での落語会。鯉昇師匠、京子ちゃん他。２千円」「いいですねえ」「明日、２３日（水）、１４：３０からの高円寺・妙法寺で行われる堀の内寄席。今輔師匠、夢吉君、風子ちゃんと並べばぜひ行きたいが、仕事でだめ」「はい残念」「お菓子付きで５００円」「皆様はぜひお出掛けを」「さて、そのままハシゴで１９：００より秋葉原万世庵で風子ちゃんのＡＫＩＢＡ落語会。限定１８人、前売り１５００円。０３－５８４８－７４１１」「ゲストは小笑君」「夢吉君をハシゴするなら上野広小路亭で勉強会。連絡が先に取れれば１５００円。０３－５８２３－４９０５」「期待の若者です」「ちょっと飛んで、２７日の日曜日。１５：００より新橋スタジオあすかでの落語会。圓満君が二席。木戸銭は千円」「はい、これもなかなかの若手」「まあ、オッサンじゃが……」「はいはい」「まあ、ぜひお出かけ下さいというご連絡で……」「本日はこれぎり」

  2014.07.21

  コメント(0)

• 夏のＯＫ散歩始まる

  「さあ、夏のＯＫ散歩が始まった」「はい」「この日、東京ではとんでもない大雨だそうで……」「わしは京都へ行ったが、そこも昼過ぎにすごい雨が来て、それがやんだ所でわしが表へ出た」「晴れ男だね」「すごい日差しの中、駅の回りでは地下道に水が流れ込むのをかき出したり、作業が大変だった」「こちらもひどかった……って、日差しの中ですか……」「お前が言ったように、わしゃ晴れ男じゃからなあ」「すごいね」「まあ、詳しいお話はいずれ」「今日は報告のみですか」

  2014.07.20

  コメント(0)

• 

  不安定な空模様

  「台風が来なくて済んだと思っていたら、不安定な天気が続いている」「そうですねえ。梅雨空っていうんでしょうか」「この一週間も、大雨注意報や雷注意報が何度も出たが……」「大家さんが遭遇したのは……」「今日、土曜日だけじゃな」「あれ……」「初めて傘を使ったぞ」「へえ」「ただ、常磐線はかなり影響があったのか、毎日遅れていたなあ」「へえ」「さて、今日は駅まで歩いて帰ったら、駅が見えた頃から雨がパラパラ……」「降り出しましたか」「駅に着いて、列車に乗り込んで本を読み始めたら……ゴーッという音」「何です」「大雨が降り出したのじゃ」「あら……」「我が家に帰るのに、傘を出して準備をしたら……」「どうなりました」「雨は小降り」「え……」「折角出したから傘は使ったが……」「が、どうなりました」「家に着いて湯に飛び込んだら、雷が鳴ってまた大雨」「大家さんは晴れ男ですが、こういうこともあるんですねえ」「まあ、今日はこれだけ」「え……だたそれだけ」

  2014.07.19

  コメント(0)

• オールスターのだいご味は

  「ワールドカップは本当に決勝まで目が離せなかった」「なぜでしょう」「本当に一流のプレーを目の当たりにできるからじゃろうなあ」「なるほどね」「だから、途中でぶった切ったり、放送する局・チャンネルが変わったりするのは、最低最悪」「はいはい」「落語の放送で、残念ながらお時間です。この落ちは、今夜放送の今日の演芸でご覧下さい……なんてね」「変な例ですね」「さて、スポーツでは、国内に目が移って野球」「高校野球の予選をやっていますね」「高校野球はなあ……わしゃ勤務していた学校の応援をして、その後、その卒業生が子供の野球の監督になり、こんな子を育てましたよって連絡をもらった試合しか見ていない」「一試合だけですか」「それが、その投手がノーヒットノーランをやって、今は大リーグへ……」「へえ」「まあ、興味も持てないのじゃ」「じゃあ、今日の話題は」「プロ野球の方じゃ」「ああ、タイトルに出ていた」「最高の選手が最高のプレーを見せる。これが醍醐味じゃな」「はい……そういえば、巨人の選手がスタメンにいないのは初めてじゃないかって話題になっていましたね」「理由は二つ考えられる」「え……」「一つは、監督が巨人の監督なので、自分のチームの選手は休ませようということ」「それは……」「もう一つは、試合開始の時点では、やはり実力・人気で選ぶべき。だから巨人は入らない」「でも、首位ですよね」「他のチームがだらしないということかな」「ひどいね」「さて、点差がどうのこうのという人もいるが、オールスターはどっちが勝つかではなく、素晴らしいプレーを見るものじゃ」「はい」「野村って昔の監督がバカで、この面白さを無視しておかしなことをやり、その後は勝つためにって選び抜かれた選手にバントをさせる監督が出たり……バカの祭典になってしまった」「まあ、そういうことも……」「さて、今年の第１戦は赤いユニホームが大活躍」「でしたねえ」「ところが、何と……途中で放送打ち切り」「はい」「何を考えているのじゃろう。オールスターの面白さは点差じゃない。これから出る抑えの投手と代打との戦いなど、様々な期待があるのに……」「そうですねえ」「放映するなら最後まで責任を持ってやってほしいね。しかも途中で自局の宣伝なんか入れて……ああ、見苦しい」「はいはい」「ということで、２試合目はスカパーの方を見ようかなあ」「ですね」「ただ、解説の前田はよかったね。こんなに楽しく野球を見ているんだってんで、笑いの堪えない……決して悪くはない。なぜなら野球の楽しさが伝わるから」「はい、ほめてますよ」「本日はこれぎり」

  2014.07.18

  コメント(0)

• 列車遅延

  「さて、わしは常磐線を利用しているが、上野から取手までは上野管轄。その先は水戸管轄になるようじゃな」「へえ」「それで、電車は取手までしか走っていない。後は列車になる」「名前が変わるんですね」「昨日は柏駅で事故があって下り　影響が出るなんて言っていた」「はい、でも、上りにも影響は出るでしょうね」「そういうことじゃな。５時半の時点でほぼ平常通りという発表じゃったが、５時２７分の列車が来ない」「遅れていたんですか」「そうらしいなあ。４５分の土浦発が先に発車するということになった」「へえ」「まあ、日本の列車は時刻通り走るので有名でなあ、先日山手線では何かの影響で２分ほど遅れて到着しましたってな何度も謝っていた」「すごいですね」「それを利用して、上りの新幹線に爆弾を仕掛け、下りの新幹線を襲うって推理小説があったが……１分１秒狂っても駄目だから現実には無理じゃな」「そうですねえ」「それでも日本の列車なら可能ではないかって思わせるものはある」「はい、素晴らしい鉄道ってことでしょうか」「まあ、そんな感想で本日はこれぎり」

  2014.07.17

  コメント(0)

• 

  OK散歩32「土浦」

  「ＯＫ散歩第32回、タイトルは土浦としたが、市内の名所を省略するので……」「いい加減なんだから」「ご報告するのは阿見の予科練記念館」「はい、参りましょう」「記念館の建物は、大空を目指すというので、窓が大きい」「はい」「ここで20万人が学び、２万４千人の卒業生のうち１万９千人が戦死している。最後の頃はほとんど特攻隊だったのじゃ」「ひどい歴史ですね」「これは人間魚雷回天。神風、飛行機による特攻に対して潜水艦で体当たりをするもの。その他自爆用の潜水服、戦車に体当たり……などもあった」「はい」「人々の命を粗末にして、勝てるはずはないのじゃな」「そうですね……今のテロと同じだ」「雄翔という文字。史料館は雄翔館という」「はい」「こちらが予科練の歌、若鷲の歌の碑。　　♪若い力の予科練の～」「歌わなくていいの……よく知ってますね」「わしの叔父さんが入隊するときに、我孫子で列車の乗り継ぎがあり、そこで大合唱が起こったという」「あ、叔父さんが予科練に入っていたんだ」「これが爺さんの描いた絵。右が兵学校からビルマに行って戦死した伯父さんで、左が予科練の服を着ている叔父さん」「ややこしいなあ」「わしの父もあわや特攻隊にされそうになったと聞いたことがあるな」「へえ」「これも爺さんの手記にある絵。爺さんの画家仲間だった石橋三郎さんがハワイ、シンガポールなどで活躍、爺さんにその土地から絵を描いて送って来ていたが、昭和20年３月21日、特攻隊として自爆」「合掌……命を懸けて敵を倒すって……怖くないですかねえ」「同期の桜って歌がある。　　♪貴様と俺とは同期の桜～」「また歌うんだから……」「その後半に、咲いた花なら散るのは覚悟、見事散りましょ国のため……と歌っている。そういう教育を受けたのじゃ」「はい」「さらに軍が開発したのが麻薬。ヒロポンというのを売ってテンションを上げて出撃したそうじゃ。戦争が終わると大量に残ったものを供出して、特に芸人がテンションを上げるのに使った」「あ、聞いたことがあります」「柳家三木松なんかはその典型じゃな。完全に中毒になって、奥さんがだんだん水で薄くしたのを打って中毒から抜けられたが、もう体がぼろぼろで、早く亡くなった」「へえ」「軍のヒロポンが無くなると、自分で作る者が出てきて、それで麻薬が禁じられるようになった。今でも法の抜け道を考える脱法ハーブなんてのが話題になっているが、そういう悪いのが今でもいるということじゃな」「はい」「こちらが特攻隊の手記などを集めた雄翔館。前に立っているのは山本五十六さん」「はい」「１４歳から１８歳くらいを中心に入学者を募ったが、最初は６０倍くらいの倍率、それが３年で卒業して戦地へ向かい、ほとんど死んでしまった訳じゃ」「はい」「さて、うちの叔父さんなのじゃが、ちょっと爺さんの手記に読み違いがあったようじゃ。　まず、我孫子駅で歌っている場面があるが、これは昭和１８年の映画でヒットしたのじゃ。そうすると叔父さんは卒業できない。早く修了させて特攻隊などに向かわせたというのじゃが、叔父さんは特攻ではない」「あれ……どうしたんでしょう」「ちょっともう一度資料を見直すことにしようということで、色々勉強になりました」「歩いたのは万歩計で１６６６６歩、１３．９キロと出ているが、土浦市内で歩いたのが３分の２は占めていると思う」「はい、適当ですから」「使ったお金はなし。ということで、本日はこれぎり」

  2014.07.16

  コメント(0)

• 生活は苦しい

  「わしの子供時代は貧乏といういうのが当たり前じゃった」「突然ですね」「わしの家もそうで、母親が料理するのでもいかに安く上げるかに工夫していたことが分かる。日曜日に買い物に行くのでも、３つのスーパーを回って安い物を買ったなあ」「なるほど」「学生時代はそれが続いて、仕送りを受けていても貧乏な学生なんていくらでもいた」「はい」「それがいつか、みんなが中流階級になり、事実上の貧乏というのがあまり見えなくなっていた」「はい」「さて、それがバブルの崩壊から、節約モードになり、震災による原発問題から更に節電……経済の低迷から、豊かな生活から遠ざかっているような気がするな」「はい」「お前ははいばっかりじゃな」「……いいえ」「今日発表された意識調査で、日本人の６割が生活が苦しいと言っている。世帯収入は１９８８年以来の低さだそうじゃ」「豊かではないですねえ」「政府の見解では、経済は立ち直っているので、これは家庭の問題だそうじゃ」「え……」「高齢者の家族が増えて、高齢者が高齢者を見るようになり、家計の苦しい家が多いから……」「そうなんですか」「何かしっくりこないなあ……ともかくそういうことで発表になった」「６割が苦しい生活ってのは納得いかないですねえ」「それが全部高齢者と決めつけているのが納得いかないのじゃ」「ああ」「政府の経済対策っていうのも、大企業にはいいが、小中企業の首を絞めるようなものだしなあ……」「はい」「そうそう、自民党は女性蔑視問題の解消に躍起になっているようじゃ」「え……」「各企業で２０２０年までに女性幹部の割合を３割にしろって命じた」「大変ですねえ」「化粧品会社で女性は８割じゃが、そういう会社でも女性の幹部はやっと２８％。それが一律同じ数値を目標にしろというのは……」「おかしいね」「ということで、またいずれ」

  2014.07.15

  コメント(0)

• サッカー、ドイツ優勝

  「さあ、ワールドカップの決勝戦も延長戦になった」「はい」「普通の試合時間なら朝６時に終わるが、延長になったら出勤しなければならない」「はい」「ということで、出勤中に携帯テレビで観戦ということになった」「そうでしたか」「６時２５分過ぎかな、ドイツが１点取って勝利」「おめでとうございます」「しばらくすると、臨時ニュースが……」「え、何がありました」「ワールドカップで、ドイツが優勝したというニュース速報だった」「ははあ、試合結果が分かったので、他の局にしていたんですね」「違う。ワールドカップの生中継を見続けていた」「え……」「つまり、今試合をやっている番組で、その試合結果を臨時ニュースで伝えているという……」「何だか変ですね」「ＮＨＫじゃな」「何がです」「ＮＨＫ……何か変な局」「ははは」「そういえば、予選の時も日本が負けた初戦、予選敗退が決まった試合。ＮＨＫが放送していたが、試合終了後、同じような臨時ニュースが流れた」「はあ」「全部のチャンネルに一度に流すのが楽なのじゃろう。それは分かるが、今生中継をしているチャンネルを外すのはそんなに大変な仕事なのじゃろうか」「さあねえ」「さすがに決勝は間にニュースが入ったが、チャンネルは変わらなかったなあ」「ああ、いつも途中で変わりましたね」「決勝だからかなあ……いつもの試合より１時間早いからかなあ」「さあ、ＮＨＫは理解できません」「展覧会でも、素晴らしい展示を見たら、受信料を払いたくなりますかというアンケートを出すくらいじゃかならなあ」「まあ、面白い局です」「さ、今日も出勤じゃ」「行ってらっしゃい」

  2014.07.14

  コメント(0)

• サッカー

  「決勝トーナメントもいよいよ３位決定戦になった」「実は１日遅れですから、決勝戦をやっています」「はい、ブラジルはまたしても壊滅的な敗北」「大変ですねえ」「しかし、面白いのは、日本がいなくなっているのに、個人技でもチーム・プレーでも、実に面白いということ」「はい」「日本が勝てないのは分かる。やはり、かなりの差があるということじゃ」「そうですねえ」「これだけ面白い試合をやっているのだから、そこに食い込んでいくにはどうすればいいのか……」「どうします」「わしが考えてもなあ……」「ははは」「ただ、ドイツもアルゼンチンも、常に進化しようとしているのが伝わって来た。今までと同じことをやっているのでは、差が開くばかりということじゃな」「常に先を見て、より高いものを求めるのですね」「もう４年後に向けて動き出しているということじゃ」「はい」

  2014.07.13

  コメント(0)

• 地震

  「このところまた地震が繰り返し起こっている」「はい」「地震が起こったのは４時２２分。ＮＨＫの５時からのニュースでは４時４０分に津波が来る予報が出ていますを繰り返し、東日本大震災の影響で大変なことになるって繰り返していた」「え……でも、５時だったらもう時刻は過ぎていますね」「そう。それを１０分ほど繰り返し」「あれ」「日本テレビに代えると、津波到達時刻は各地５時１０分から３０分。ＮＨＫは三つしかないが、こちらは港ごとに分けて注意を呼び掛けていた」「はい」「１２分頃に最初の津波が観測されたということで、日本テレビは同じことを繰り返している。現在の時刻と津波が観測されたのと、これからの予測……まあ、これは評価できるな」「ＮＨＫは」「予想時刻はやめたようじゃな。アナウンサーが津波が観測されましたって声を張り上げている。ドキッとするなあ……喜んでいるように感じる」「笑いごとじゃないね」「さて、他の局……」「その他の民法ですか……どうしました」「通販ばっかり。通販の画面に津波の注意報を重ねているが……」「あれえ……って感じですね」「まあ、報道姿勢にずいぶん違いがあるのを感じました」

  2014.07.12

  コメント(0)

• 台風来ず

  「さて、九州や東北で大暴れした台風じゃが……」「関東では、特に茨城の方では全く影響がありませんでした」「昨日の時点でそれは見えていたな」「え、そうですか」「小学校、中学校で天気図を書いて、天気予報も学習したじゃないか。だから台風が前線を刺激して離れた東北に大雨をもたらすなんて、素人でも分かること」「そうですかねえ」「台風は紀伊半島からほぼ海岸線にそって東へ進んだ。だから、伊豆とか房総の半島なら乗り上げる可能性があるが、陸地を進むパワーは無くなっている。わしの職場でも１時間遅れでなんて言い出すから、通常通りで何も問題はないぞと言ったのじゃが……」「大家さんじゃあ信用ないものねえ」「さて、それで家内にも通常通りで問題ないから、そのつもりでって話しておいた」「はい」「それで出勤したら、学校も遅れていたのじゃろうか」「どうしました」「いつも乗る始発の次の列車が、客席の半分程度しか埋まっていない。いつも座れるかどうか微妙な人数が乗っているのに……」「良かったじゃないですか」「土浦駅に着いたら、高校野球をやっている。聞いたら、予定通りにしましたって……」「へえ」「しかし、夜遅くまで大雨だったのじゃろう」「そうですが、やんでるじゃないですか」「後で聞いたら、グランド整備に１時間も掛かって、試合開始が遅れたそうじゃ」「あらら」「高校野球は、グランドの状態が悪くても無理矢理試合をするし、逆にどうかしている位の天気でも平気で試合をするし、甲子園では終戦の日のその時間に試合を中断して黙とうという意味の分からないことをするし、優勝の記念品は訳が分からないし……ってんで大嫌いじゃ」「また大家さんの方が訳の分からない言いがかりですよ」「本当に子供たちのためになるようなことを考えてほしいね」「今更何を言ってるの」「ということで、台風は大丈夫だったという話題で失礼」

  2014.07.11

  コメント(0)

• 

  OK散歩31「東京国際ブックフェア」：その２「国際展示場：国際ブックフェア」

  「国際展示場、国際ブックフェアへ来ております」「９時から竹橋の国立公文書館、近代美術館を見て、11時からこちらでトーク」「忙しいね」「12時前からぶらぶらと見物という次第」「はい……で、画像は」「こちらがアラビア文字」「芸術ですね」「これも」「何と書いてあるんです」「え……あ、次のを紹介しないと……」「しょうがないね」「これも」「またアラビア文字ですか。何と書いてあるんです」「わしの名前じゃ」「え……どこが……」「分からない」「きっぱり言うな」「ついでだからこちら。イランの文字で書かれたわしの名前」「ふうん……分かりませんね」「いずれも右から書くのじゃ」「はい」「最後に記念の図書カード」「ジャンプですか……確か昨年はマガジンでしたね」「覚えているね……その前はザ･テレビジョンじゃった」「どうでもいい写真で締めくくります」「歩いたのは万歩計で１２５５５歩、１０．６キロと出ているが、隣のブースへの移動や本を買うのに並んでいるのはカウントされない。10歩以上続けて更に歩いて初めて感知するのじゃ」「はい」「使ったお金、ブックフェアで、集英社が２４３０円、角川が１４３０円、平凡社が１２９０円、地方出版社が２０００円。それから海外からの直輸入ＣＤが２６枚で１４００円」「安いねえ」「昼食が蕎麦とネギトロ丼のセットで５００円」「これも安い」「まあ安いだけでうまくはないなあ……ところが、わしが入った後、なぜか行列が出来て、出るまで常時１０人は並んでいた。それにおかしいのは相席になったご夫婦。この蕎麦がおいしいとほめている。蕎麦通で、新宿駅のホームに、入場券を買って食べに入るそうで……ううん、新宿だと蕎麦のうまい一流店を３つ４つは思い浮かぶが……ホームにそれを超えるお店があるとは……」「本当にどうでもいい話題ですね」「ということで、第３１回ＯＫ散歩、これをもって読み終わりと致します」

  2014.07.10

  コメント(0)

• 

  OK散歩31「東京国際ブックフェア」：その２「国際展示場：国際ブックフェア」

  「さあ、ＯＫ散歩、国際展示場へ参りました」「はい、国際ブックフェアです」「駅を降りて驚いたのは、例年よりも人が多い……どうなってるのじゃろうと思ったら、知っている顔がいた」「何者です」「こちらでＡＫＢの40人くらいが来て握手会があるというのじゃ」「へえ」「道理で駅を出た所にノコギリがあった」「違うって」「さて、仕事は午前中で終わり。お昼からは自由見学なのじゃが、この日は筒井康隆さん、林家三平君らの講演があった。いずれもちょっと遅いので失礼させていただくことにして……」「画像は筒井さんの本ですね」「まあ、サインだけはしっかり頂いた」「図々しい」「毎年恒例となっているのがサウジアラビア王国の砂絵」「昨年も王室の方と一緒でしたね」「今年も目の前でやってくれた」「はい」「面白いのが詩の朗読で、全く意味は分からないが聞いていて面白い。日本語でも歌舞伎の台詞のようにリズムを考えて書かれたものがあるから……」「面白いかも知れませんね」「夏目漱石の『猫』は、読んでもいいが、声に出して読んでみんなが楽しんだという」「日本語の良さがあるんですね」「さあ、サウジアラビアがまだ続くのじゃが、出勤時間になっちゃった」「実はワールドカップを見ていて遅くなりました」「後半はまた明日」

  2014.07.09

  コメント(0)

• 

  OK散歩31「東京国際ブックフェア」：その１「国立公文書館：江戸のレシピ」

  「ＯＫ散歩、久しぶりの第31回は、国立公文書館から国際展示場のブックフェアへ回るというコース」「参りましょう」「国立公文書館では江戸のレシピと題した展示」「食べ物ですか」「こちらは『料理物語』。上には魚をどう料理するかという一覧。下は料理が書かれているな。今でも作られている料理が出ているぞ」「生きているんですねえ」「こちらはマンボウの解体」「海の上でやっているんだ……陸に上げると大変ですものねえ」「当時のやり方が分かるなあ……と言っても、マンボウは５、６メートルじゃろう……ちょっと大げさな表現かも知れないな」「はい」「こちらは飢饉の様子。　大飢饉の村郷は　食物の類とては　一品もなく牛馬の　肉はいふも更なり　犬猫までも喰尽（くひつく）し　たれどもつひには命を　保ち得ずして餓死　せしも数多（あまた）なりし」「大変ですねえ」「平賀源内は、食べるとどもりになるという団栗を食べられるように工夫したというが、食べ物が無くなると何でも食べる……左の絵は犬猫まで食ったというのじゃな。ただ、色々な資料を探しても、狐だけは見つからない」「食べられなかったのでしょうか」「臭くて食べられなかったという説があるが、まあよく分からない。わしはワニ、キリン、シマウマ、ゾウなど食べた経験がある」「大家さんなら何でも食べますね」「こちらは魚の図鑑」「見事に描かれていますね」「さあ、お隣の国立近代美術館では、現代美術のハードコアはじつは世界の宝である展」「長いね」「マーク・クインのヴィーナスがメインじゃ」「庭にも何かありますね」「アップにするとあまりに怪しいのでなあ……はい、ぜひ中の作品と比較してご覧下さい」「はい、こちらは簡単に」「さあ、そろそろ移動しないと……国際ブックフェアのトークに参加するので……」「はい、移動します」

  2014.07.08

  コメント(0)

• OK散歩

  「さて、土曜日に国際ブックフェアに参加したが……」「報告はまだですか」「忙しくて、写真整理もまだ」「しょうがないね」「とりあえず、今週９日、１３日の予定は予定通り。２０日の京都スぺシャルも参加費１万円が人気で満席」「ありがとうございます」「後は８月の予定がぼちぼち決まり掛けております」「はい」「６日（水）、東京駅周辺。三井美術館の能面、ブチヂストンの絵画の時間、フィルムセンターの映画のタイトル、相田みつを、出光の鉄斎をハシゴする予定」「また無茶苦茶歩くな」「１７日（日）から十和田湖、白神山地などを巡る散歩。こちらはちょっとお値段が高いので……」「はい」「さて、今年も調布の花火大会でビール会社のスポンサーがついたのですが……」「ですが」「８月２４日の日曜日で、翌日の仕事に間に合わないのでとても参加できない」「あらら」「ということで、まあその他色々企画はあるがはっきりしたのは以上」「ううん、いずれにしても適当ね」

  2014.07.07

  コメント(0)

• 残念、七夕

  「七夕じゃが、雨のようじゃな」「それが残念ですか」「織姫と彦星は年に一度逢うことが出来るのじゃが、かささぎが渡す橋を渡って天の川を超える。もし一滴でも雨が降ったら、天の川が増水して逢えなくなる」「へえ、そうなんだ」「昔は男女のお祭りで、この日なら女性から恋の歌を贈ってもはしたないとは言われなかったのじゃな」「昔のバレンタインデーですね」「雨なら逢えないのじゃから、あなたに逢えない辛さなんて歌を詠むわけじゃ」「なるほどねえ」「まあ、それで、普通は雨が降ると願いが届かないといっていたようじゃな」「そうですか」「因みに、たなばたというのは「棚機津女（たなばたつめ）」で、機織りをする女性ということ」「七夕様って様がつくのは神様の名前だからですか」「中国の七夕（しちせき）と一緒になって今に至る」「へえ」「織女の名前は色々あって、朝顔姫というのはお馴染み。他にささがに姫、これは蜘蛛のことじゃな」「機織りをするイメージですね」「まあそんなことで……わしの子供の頃には織女と彦星の絵を家の中に飾っていた。飛鳥時代の着物じゃろうか、不思議な物を着ていたという印象がある」「へえ」「まあ、そんなことで、七夕に関する薀蓄でした」

  2014.07.06

  コメント(0)

• 浅草・入谷へ行こう

  「いよいよ七夕」「はい」「ビール会社のアンケートで、七夕様に何をお願いするかって質問に、半数が健康と答えていた」「いいじゃないですか」「しかし、七夕は年に一度男女が逢うというお祭りで、恋の神様じゃないか。恋愛成就の神様に健康を祈るのはなあ……」「また、余計なこと考えてるな」「わしのほうは、本日予定通り国際ブックフェアに参加」「はい」「で、明日は疲れてお休み」「あらら……朝顔市はやめですか」「仕方がないな。来年は平日のみで行けそうにないし……」「クビになっているかも知れませんよ」「それだけが楽しみじゃな」「しょうがないね」「入谷の朝顔市は火曜日まで。鶯谷駅が近いが、日暮里からでも……」「はい。メトロはもっと近い」「行くならついでに浅草の方まで歩こう。かっぱ橋商店街の七夕祭りも開催中」「これもいいですねえ」「その後９日１０日は、浅草寺の四万六千日。ほおずき市じゃ」「これもいいですねえ」「季節の行事は大事にしたいなあ。外に竹を立てているから、願い事を書け」「あ、そうですか……なるほど……あれ、大家さん、変なのがありますよ」「どれどれ」「ほら、『サンタさん、ゲームを下さい』って書かれています」「子供が書いたのじゃなあ……だから行事を大事にしないと訳が分からなくなる」「本当ですね」「お前は何を書いた」「え……宝くじを拾って、それが当たりますように……」「みみっちいなあ……もっちょっとスケールの大きい願いはないのか」「……世界平和」「……まあ、少なくともお前は平和じゃな」「ということで、本日はこれぎり」

  2014.07.05

  コメント(0)

• ワールドカップ

  「いよいよワールドカップ準々決勝が始まった」「はい。日本はいなくなっていますが、レベルの高い試合で楽しみですねえ」「日記は一日遅れで発表しているので、翌日のことじゃが、ドイツとフランスはドイツの見事なヘディングで先制、フランスのシュートをキーパーの好セーブでいくつもふせぎ、１対０でドイツの勝利」「はい」「もう１試合はブラジル対コロンビア。これも楽しみじゃが、ブラジルが１点先制して、後半へ」「どうなったでしょう」「それが……何と中継の権利を持っているのがまたしてもＮＨＫ」「あらあ……例によって中途でニュース。放映予定では夜７時だって」「え……」「ところが何と、つけたらやってるじゃないか」「あれ……」「きっとまた延長にでもなったら、７時前にプツッと切れるのじゃろうなあ」「ねえ……」「高校野球でも同じことをやっているらしい。もともとあった番組表が優先で、総合から教育へ行って、また戻ったなんてこともあるそうじゃ」「へえ」「高校野球ならまだともかく……本当のファンならそれも許せないが……こういう国際的な大会でどうじゃろう。片方にワールドカップをまとめ、普段やっている番組を移動すればいいことじゃないか」「そう思いますね」「融通が利かない、古い体質というのはそういうところなのじゃろう」「はい」「メールをくださった方がいて、年末年始の歌番組の中でも、歌の途中でチャンネルを変えて下さいって出て唖然としたそうじゃ」「しょうがないですねえ」「本当は見たくないのじゃが……今は契約しないとテレビそのものが見られない。地デジになって映像の不具合が増えているし……結局国とＮＨＫが結託して地デジになったのじゃな」「そうなりますか」「今度はテレビがなくても視聴料は取るという活動をしている」「え……」「まあＮＨＫならやるなあということじゃ」「はい」「まあ、こんなことで、出掛けよう」「行ってらっしゃい」

  2014.07.04

  コメント(0)

• 笑いのニュース

  「号泣議員が話題になったようじゃな」「はい……大家さんは見ましたか」「わしは見ない。どうも普通のニュースでは取り上げなかったようで、ネットで気付いた」「そうですか」「まとめると、出張がおかしいと分かって、翌日会見をしたらしいな」「それが号泣の会見ですか」「何をしに行ったのかは分からないし、誰と会ったのかも不明だし、出張先ではこの人に会ったという人がいないし……」「おかしいですね」「笑う方でおかしいな。更には『これでやっと議員になれた』『子育て支援に努力したい』って……」「何だか分からない締めくくりだったようで……」「翌日記者が質問しようとしても、もう全て説明したのだから拒否するんだって」「笑えますね」「ブログも楽しいらしく、結婚願望があるようで、最後の台詞はそちらから出たようじゃ」「へえ」「前の勤め先の話が出ていたが、元々そういう人で、感情的に何かわめいて、後で泣きながら謝った。今回のニュースを見て、あ、やっているなって思ったそうじゃな」「面白い人ですねえ」「議員を辞めさせられても、吉本が放っておくまい」「ははは」「さて、その前の勤務先を辞めて、４回も選挙に出たが落ちた。それが５度目の議員選ではそれまで４回の合計より多くの得票数を集めて、見事１０人中７位での当選」「へえ……何があったんでしょう」「これも大笑い。西宮維新の会を名乗って、大阪維新の会と関係あるんじゃないかって……勘違いした人が投票したんじゃないかって……」「え……西宮維新の会って……誰が会員なんです」「本人だけという話じゃな。大阪のとは全く関係なく、西宮で維新を起こしたいって思ってつけたので、偶然似た物になったと説明している」「本当にお笑いですね」「久しぶりに笑った……政治の世界は笑っている場合じゃないんだがなあ」「はい、ということで、本日はこれぎり」

  2014.07.03

  コメント(0)

• 

  OK散歩30「大江戸線（など）の旅」：その４「藝大美術館：法隆寺展」

  「さあ、最後は千代田線に乗って……」「大江戸線の旅といいながら、乗ったのは１回きりなんですね」「根津から歩いて東京藝大へ参りました」「こちらもいつも行くところです」「今回は法隆寺の展覧会。ペアで行くと何と千円も安くなるというので、今回はペアを作った」「はいはい」「ところが驚いたのは、最終日前だったので人が大勢……ここは行き付けじゃが、エレベーターに他の人と一緒に乗るなんて１０回に１回の確立。人の後に並んで作品を見たというのは初めて」「人気があるんですよ」「重要文化財、飛鳥時代の菩薩像」「この時代は面長の印象がありますね」「奈良時代の阿弥陀三尊」「こういうのを見るだけでもいいですね」「法隆寺は二、三年に一回は行っているが、こんなに間近で見ることはなかなか出来ないものなあ」「はい」「鎌倉時代に作られた聖徳太子２歳の像。聖徳太子は他に２種類あり。並べても面白いが、スキャンが面倒になって……」「適当なんですよ」「鎌倉時代の孔雀明王」「素晴らしい作品が続々登場しますねえ」「もう一つ童子に開催されているのが、金堂壁画の修復」「へえ」「藝大はこれが面白い。源氏物語絵巻も、傷やかすれまでそのまま複製を作ったり、破れた所を繕ったり……学生たちはそれを体験するのじゃな」「素晴らしい体験ですねえ」「ということで、満足の一日。四つの展覧会が皆、なかなかでございました。　なお、まだやっている展覧会はそれぞれ100円引きの券があります。欲しい人は……送料掛かるとあまりや少ないなあ……取りに来られる方じゃな」「はいはい、メールでご連絡を」「さて、歩いたのは万歩計で１２８５０歩、１０．４キロと出ている。ただし、家でぶらぶらしたのと、帰りに買い物をしたのも含む。　使ったお金、木戸銭は全て無料。グッズや図録全部で３７８０円。昼食は１０５０円」「ということで、報告を終わります」

  2014.07.02

  コメント(0)

• 

  OK散歩30「大江戸線（など）の旅」：その３「国立新美術館：バレエ・リュス展」

  「さあ、六本木で昼食も終えて……」「紹介しないんですか」「フラムクーヘンとドイツカレー……まあおいしかったのじゃが、どこがどうってのが素人では分からない」「しょうがないね」「フラムクーヘンというのはピサの薄い奴。パンを焼くのに、最初に中が熱くなったか確認のために焼いたという説と、残ったパン生地でおやつを作ったという説があるな」「へえ」「ということで、国立新美術館のバレエ・リュス展へ参りましょう」「適当なんだから」「バレエの新しい時代ということで、２０世紀には作曲家やバレリーナだけでなく、コスチュームも専門に作成して、素晴らしい舞台を作り上げる」「ということで、バレエの衣装展なんですね」「ちらしも色々あったが、これが一般に配布されたもの」「はい」「ちらしの中央にも写真があったが、ニジンスキー」「伝説のバレリーナですね」「軽くジャンプして５メートルの高さで一端静止し、それから羽のようにゆったりと下りてきたといわれる」「すごいね」「リムスキー＝コルサコフのシェラザードとストラヴィンスキーに注目した。わしはストラヴィンスキーのマニアなので、今回はストラヴィンスキーのみをご紹介」「すみませんね」「火の鳥の衣装。ロシアの民話を元にして、ロシアの民謡などを取り入れ、ストラヴィンスキーの出世作となった」「はい」「芥川龍之介の息子、也寸志は、幼い頃から父が残したレコードを聴き、幼稚園の行き帰りにはストラヴィンスキーを口ずさんでいたというが、それは火の鳥だったと思う」「ううん、どうでもいい紹介」「わしは森正指揮の都響のコンサートで初めて聞いたが、女王たちの踊りで気持ちよくなったところへ、カスティの踊りでドカンと来たのが印象的。すぐに手に入れたレコードが、アンセルメの最後の録音となった盤じゃった」「思い出の曲ですね」「三大バレエの二つ目になるペトルーシュカの衣装。最初に聴いた時は何が何だか分からなかったが、無機質なリズムとメロディが、ストラヴィンスキーの求めた一つの世界」「そうなんですか」「三つ目の春の祭典は省略。全部自作自演を持っているが、モノラル時代には作曲者自身があの複雑怪奇なリズムに付いていけないのが分かる。ステレオ録音は素晴らしい演奏で、お手本の一つになるじゃろう」「へえ」「こちらはプルチネルラの衣装。わしの好きな曲の一つじゃ。古い作曲家、ガロやペルゴレージといった人の未完成の草譜をもとに作り上げた曲。ストラヴィンスキーらしい現代的な分厚い和音で処理され、依頼主が「モナリザに髭をつけることは頼んでいない」と言ったという伝説も残る」「へえ」「人気はあったようで、ソロ楽器のためのイタリア組曲として編曲しているし、管弦楽でも同じタイトルで演奏会用の組曲を作っている」「すごいですねえ」「それよりも初演が見たかったね。主演はニジンスキー、指揮はアンセルメ、舞台や衣装のデザインはピカソじゃ」「すごい」「今回はこれらの本物の衣装がずらりと並び、入った瞬間に思わず声を上げたくなる」「はい、９月１日までやっていますので、皆様もぜひ」「ということで、いつもの通り、もう一つ行ってみよう」「続きます」

  2014.07.01

  コメント(0)

• ワールドカップを見る……つもりが

  「コスタリカ対ギリシャ」「見ましたか」「見て、延長になって……通勤中ちょっと目を離したらニュースになった」「はい」「それで続きをやるかと思ったら……」「どうしました」「やらない」「え……延長なしですか」「さすがはＮＨＫじゃな。予定通りってんで切っちゃうのは」「すごいね」「こういう大会がないとＮＨＫなんて見ないのにねえ」「大家さんは本当は視聴料も払いたくないので……」「義務として払うが、岡山時代に喧嘩をして、意地でも見なかったからね」「はいはい」「さて、昨日さすがに世界はと思ったのじゃが、この試合はかなりレベルが低かったな。２つのＰＫ戦、１つ目は目が離せない緊迫の連続。この日はこの程度かってんで、あまり集中していなかった」「だからＮＨＫがちゃんとこれで終わりですよって言ったのに聞いてなかったんでしょう」「いや、勝ち負けを決める世界大会じゃから、最後まで放送するのが務めなのじゃ。プロ野球中継のお時間ですってのとは訳が違う」「はいはい」「まあ、とにかく、日本が手も足も出なかったギリシャじゃが、コスタリカ相手だからこの程度戦えたって感じかな。相手が一人減っていても、同点がやっと」「そうでしたねえ」「まあ、そんなことで、明日も試合を見るのじゃろう」「はい、ちゃんと放送してほしいですね」

  2014.06.30

  コメント(0)

• サッカー決勝トーナメント

  「さあ、サッカーは決勝トーナメントが始まった」「日本がいないのは残念ですねえ」「しかし、やはり日本との差はすごいなあ、ブラジルの試合は最初から最後まで、本当に目が離せないスピードと迫力」「はい、延長戦の末、ＰＫ決着になりました」「あれだけのレベルでもプレッシャーがすごいのじゃな。ううん、日本は決勝トーナメントに進んでも、一回戦で終わるのじゃないかな」「そうですか」「日本が出ていなくても面白い。レベルの高い本物の試合……これだけ違うということをやはり認識して立て直しが必要じゃな」「……大家さんは予選で日本の結果を予想しましたね」「うん、やはり応援する人が掛けるのか、わしが試合結果を全て的中、得失点を６割当てたのでそこそこ上位に来たらしいね。掛け金が戻る程度に配当があった」「はい、その日本が負けるという予想はどこから……」「その前の他の試合を見て……この展開ではとても……ということじゃった」「さあ、４年間で何をするのか、これが勝負です」「そういう意味でなら使えるな。がんばれ日本」

  2014.06.29

  コメント(0)

• 

  OK散歩30「大江戸線（など）の旅」：その２「サントリー美術館・徒然草展」

  「ＯＫ散歩、大江戸線で六本木へ参りました」「さあ、こちらもお馴染み、サントリー美術館ですね」「始まったばかりの徒然草展」「大家さん、文学も趣味がございまして……」「とにかく最初に目につくのがこれ」「何です、下の丸いのが人間のようですが」「これが兼好さんなのじゃ」「へえ」「松花堂昭乗の絵に、沢庵が賛をつけている」「すごいね」「こちらがよく教科書にも使われているもの。海北友雪の兼好像じゃ」「はい、見覚えがありますね」「このポーズが兼好さんの定番になる」「へえ」「これも面白い、尾形乾山の兼好像」「なるほど」「こちらは徒然草屏風絵。作者不明。左右それぞれ６双。すやり霞の中に、１４段ずつの名場面が描かれている」「これも面白いですね」「住吉如慶の屏風風の絵もあるが、こちらには序段がないので省略」「はい」「絶対見逃せないのがこちら。この美術館が持っている徒然草絵巻。今回はこれを入れている箪笥風の箱まで展示されている」「すごいですねえ」「絵は前にあったのと同じ海北友雪じゃな」「はい」「まあ、兼好さんの像だけでこんなに面白くなる」「はい」「更に名場面を見比べるというのも面白い。ぜひ好きな段を幾つか頭に置いて見に行ってほしいね」「そうですか」「わしは、鼎をかぶって踊り出して取れなくなった仁和寺の話、加茂の競馬を木に登って見ていた僧が居眠りしかけて危なくなった話、名人たちの一言……そんなところに注目した」「はい」「行って面白く思ったのは……というより繰り返し展示されていたのが、貝合わせと女性の顔の段」「まあ、ぜひお出掛け下さい」「はい、次へ行こう」「続きます」

  2014.06.28

  コメント(0)

• 

  OK散歩30「大江戸線（など）の旅」：その１「江戸東京博物館・軍師官兵衛展」

  「さあ、ＯＫ散歩今年も第30回を実施できました」「参りましょう」「以前実験を行った、大江戸線……などの散歩で、今回も江戸東京博物館からのスタートです」「現在常設展示はお休み中。特別展のみになっています」「それがこちら。軍師官兵衛展じゃ」「はい」「もちりん、NHKのドラマの企画。官兵衛が世に出てから本能寺の変の後の動き、死を決意した時の様子、晩年とその時代時代の資料を展示している」「素晴らしいですねえ」「最初のチラシの官兵衛像は有名じゃな」「はい、二枚目はテレビのチラシですね」「こちらも兜が印象的」「面白い形ですねえ」「わしは福岡県に親戚が多く、よく遊びに行ったが、小学校の時印象的だったのが、福岡と博多の違い」「へえ……そういえば両方の地名を使いますね。何が違うんですか」「この官兵衛さんが赴任して、自分の故郷を懐かしんで福岡という地名を使った。地元の人は猛反発で、今でも使い分けているというのが50年前の話」「へえ」「だから昔からのものは博多人形、博多どんたく、博多帯……新しく作られた町とは嗜好も全く違ったというのじゃ」「では福岡では官兵衛さんあまり評判は良くなかった」「そういうことが印象的だったなあ」「まあ、彼が仕えた人で、織田信長さんをご紹介」「はい、これもよく見る絵です」「本能寺の変の時に中国大返しを企画し、秀吉に天下を取らせたのがこの官兵衛の働き。ドラマでも一つの山場になるのじゃな」「はい」「さて、アンケートに答えて記念品をいただいたが……」「が……って何です」「さすがはNHKという次第。この展覧会を見て、NHKの視聴料を払おうという気になったかとか……」「ははは……」「笑えるじゃろう。さすがじゃな。こういうずれているから、視聴者が離れるのじゃ」「笑い事じゃないね」「さあ、そういうことで、大江戸線で六本木まで進みます」「続く」

  2014.06.27

  コメント(0)

• 平和な国日本

  「何が平和なんです」「お昼にはニュースをチェックするのが日課」「はい」「昨日見た時のYahooのニュースじゃが、３つがニュース、１つは経済、２つがワールドカップ、２つが芸能じゃった」「はあ……」「同じくGooのニュースでは、３つがニュース、２つはワールドカップ、後の３つは芸能」「ええ……」「Googleは正直何だか分からない」「何ですそれ……」「昨日は大変だったということじゃ。いつもは半分が芸能ニュースなのじゃから」「え……」「社会的な話題と芸能が同数なのじゃ。わしの分析では、ワールドカップのニュースも芸能的。だから、結局いつもの通り半分は芸能ニュースだったのではないかなあ」「はあ」「根拠として、テレビでもスポーツ・芸能と一緒にされている」「なるほど」「あるテレビ局、名前は出さないがフ○テレビを見ていたら30分のうち社会・経済・政治のニュースは３分だけだった」「大家さん、朝のテレビでも、女子アナはニュースは下手だが、食べる話題とかでは元気になるって言ってましたね」「それで通用するのだから、日本は平和だなあ……としみじみ感じたという次第」「それで……」「それだけじゃ」「あれ」「本日はこれぎり」

  2014.06.26

  コメント(0)

• OK散歩の予定

  「さあ、７月のOK散歩の予定をご紹介」「はい」「５日、ゆりかもめを行く。メインは国際ブックフェア。希望により筒井康隆氏の講演会に参加」「はい」「翌日、アサヒビールの氷点下講座で募集しておったのじゃが、かっぱ橋商店街の七夕と下谷朝顔市のコースとダブルブッキングしてしまった」「かっぱ橋はまだ参加者がいませんが」「朝顔市が来年から当分平日のみになる。日曜から始まるのが最後なのじゃ」「なるほど、どうします」「ビールも飲みたいが、他の人に案内してもらい、わしは浅草方面になるかも」「はい」「翌週の日曜日１３日のアサヒビール、ベルギーのビール研究会には行きたい」「飲むことしか考えてないね」「２１日、２２日は一泊で京都へ」「忙しいですね」「いやあ、前後が仕事でどうしても予定が入れられなかったのじゃ」「早くクビになればいいのに」「ううん、わしもそれはねらっているのじゃが……」「さて、月末の予定は完全には決まっていないが、８月２日、フィルムセンターでの解説会に参加するのも計画している。そうなると、三井美術館の能面、ブリヂストンの絵画の時間、出光の鉄斎をハシゴする」「忙しいね」「８月１７日からは東北の旅。こちらは業者に頼んで参加募集をしているが、開催されるかどうか……申し込みがない」「どうなりますかねえ」「まあ８月の予定はこれから」「はい、また企画して参ります」

  2014.06.25

  コメント(0)

• 結局自浄作用のなかった都議会

  「都議会の品のないヤジ問題は結局うやむやで終わらせることになったな」「はい、一人だけ、周りからあなたの声だと言われて認めましたね」「それが、議員を辞めるのではない、自民党から離れれば責任を取ったことになるという……」「何だかおかしいですね」「もともとおかしいのじゃ。その程度の認識だからあんな発言をするのじゃよ」「そういわれても仕方がないですね」「その処分や他のヤジを飛ばした者を特定するよう求めた決議に対しては、反対多数で幕引き」「いいんですか」「だから、その程度の人々なのじゃよ」「海外でも批判されているんでしょう」「こんな地でオリンピックやるのかって、反対署名をやろうって運動もネットでは出ている。わしも加わろうかな」「結局、その程度ってことでおしまいなんですか」「はい、残念ながら以上。対策はあるがなあ」「ありますか」「落語を聞いて、品のいい啖呵とか、喧嘩の場合でも聞いていてスカッとする台詞を聞くことじゃ。相手に不快を感じさせるのがヤジだと思っているのが自民党。少なくとも５０年前には品のいいヤジが飛び交っていたことも分かるじゃろう。今の人は相手の揚げ足取りや嫌がらせをするのがヤジだと思っているよじゃな」「はいはい、結局落語でした」

  2014.06.24

  コメント(0)

• サッカーの結果

  「さて、サッカーくじってのがあって、今回のワールドカップでも……」「やってるんですか」「日本戦３試合がどうなるかというのでな……１０ポンド……」「どうなりました」「期待を込めて全部日本の勝利にしたのははずれ」「残念ですがねえ」「もう一口はなかなかの結果」「へえ」「第１戦２－０でコートジボワールの勝ち。第２戦０－０で引き分け、第３戦３－０でコロンビアの勝ちとやってみた」「なかなかですね」「第１戦は勝った方の得点と勝ちチームが当たって２勝２敗。第２戦は４勝０敗。最後も得点差と勝ちチームが当たって、全体では８勝４敗」「勝率としてはなかなかですね」「全部当たればかなり返って来るが、これではだめなのじゃろうなあ」「よく分からないでやってるんですか」「英語で、配当の基準とか、読むのが面倒で……」「しょうがないね」「結果として、予測通りに日本は決勝トーナメントには進出できませんでした。まあこれが実力ということで……」「適当なまとめ方だね」

  2014.06.23

  コメント(0)

• 大家倒れる

  「大家さん、くたばったんだって」「くたばるものか」「何だ、まだ生きてらあ」「見舞いに来るのにその言い方はないだろう」「で、どうしたんだい」「日曜日の雨で喘息が出たのじゃが、月曜になったらそれが止まらない。咳をしていると腹も痛くなってしまった」「医者は何だって」「さあ、女房の話では胃潰瘍を起こしているそうじゃ」「へえ」「医者が、本人にはそう言うようにと言っていたそうじゃ」「あれ……」「まあ、そんな訳で、２２日付に書いているが、２５日水曜日までくたばっているというご報告」「はいはい」

  2014.06.22

  コメント(0)

• 品のない自民党

  「いやあ、自民党が政権を取ってから失言など無くて、安定政権の新記録を樹立した」「失言が無かった期間の新記録ですね」「しかし、危うい発言は集団的自衛権で続いていた」「はい」「あなたのお子さんやお爺ちゃんお婆ちゃんが危ない時、放っておくんですか……なんて言い方をされたら、誰が反論する」「当然助けたいですよね」「あの説明のおかしいのは、絶対に起こりえない状況を前提としていること。まず戦地の日本人を助けるのに自衛隊が行って当たり前。そしたらアメリカの軍艦で救出されている……そんなことあり得ないし、そもそもアメリカでは軍艦で救出すること自体、アメリカが日本人を救出することがない」「そうですね」「更に付け加えれば、そこまで追い詰められるまで、日本は黙って眺めているのか……これ以上の緊迫がない状況になるまで、放っておくのか。あの総理の説明は卑怯以外の何物でもない」「はい」「それをそのままアンケートにしたのが読売新聞。その異常な状況を前提にしたら、賛成するに決まっている。それで国民の７５％が集団的自衛権に賛成という結論を書いている」「そうですね」「それなのに１５％もの反対がいるのだ。これは賛成の７０％よりも反対の方を見るところ」「はい」「読売新聞は、沖縄の基地移転でも、移転してくるのに反対する５５％よりも、賛成という意見があることを認識して受け入れるべきだと言っていたな」「ははは」「別の新聞社のアンケートでは、分からないというのが４０％以上出ている。これが本音という気がするな」「はい」「さて、先週の話題その１はバカ大臣が『最後は金目でしょ』と言ったやつ」「はい、変な言い訳してましたね」「最後は色々な支援にお金をどれだけ出せるかを考えなければならぬという意味だって……そういう説明をしたら、実際の発言をビデオで流す局がなくなった。明らかにニュアンスが違うのに、大臣を弁護しようとしているのじゃろうか」「どうでしょう」「まあ、その後認めて謝りに行くって言うようじゃが、あの人は前から被災地を見下しているような人じゃから……」「相手のことを考えられないんですね」「もう一つは都議会での女性蔑視発言」「あれもひどいですね」「会派の責任者は、常識を欠いた発言だと認めながら、誰だか分からないという。仲間の声で誰だか分からないのだ」「おかしいね」「後ろにいた若い議員が、お前じゃないかって名指しされたら、その弁明がまたおかしい。自分ではないときっぱり言うが、そんな発言は全く聞こえなかったという」「これもおかしいですねえ」「そもそも話を聞いていなかったのじゃろうな」「はい」「都知事はもっと変。ビデオでは明らかに女性蔑視の野次に笑っていた。失笑かも知れないが……それが会見では全く聞こえなかった」「おかしいね。これも最初から聞いていなかったということですね」「自民党は発言はひどいとしながらも、『もし自民党の人だったら謝りたい』」「認めていませんね」「更に、都議会では、発言をした人を追及しろという要請書の受け取りを拒否した」「え……なぜです」「誰が発言したのを追及するという、一番大切な相手の名前が書かれていないからだそうじゃ」「あれ……」「まあ結局誰だか分からないということですませようとする自民党の方針で進んでいるのじゃな。国内で話題になっているうちはいいが、オリンピックに向けて東京はこんな所と世界に報道されたら……」「大変ですねえ」「そんな大変なことをしているという認識はないようじゃな」「はい、自民党がらしさを現し始めた一週間でした」

  2014.06.21

  コメント(0)

• サッカーはやっぱり

  「仕事なので、サッカーは携帯テレビで通勤中しか見られない。それも前半の途中まで」「はい、お昼に結果を見るんですね」「その結果……やっぱりね……１試合目と同じ感想じゃな」「あれ……引き分けですよ」「いや、試合展開じゃ。最初から相手しはいのペースで、相手の狙い通りに進むという……」「あら、そうでした」「まずギリシャは守って隙を見てカウンター攻撃が得意だというのは前から言っていた」「そうでした」「それでとにかく守備に徹する」「だからカウンターといっても遠くて、日本の失点には結びつかない」「いい感じじゃないですか」「それが一人退場になると、カウンターも無理をせず、引き分け狙いでとにかく守ることになったのじゃ」「更に守りに力を入れたんですね」「そう。そして、狙い通りに試合が終わったようじゃな」「日本がボールを支配している率が高いから、日本ペースに見えますがねえ」「相手はここで引き分けても、最終試合で格下のコートジボワールと対決、勝てばほぼ決勝進出間違いなし。日本がコロンビアに勝利した場合のみ、その得失点差で決まる。日本は最終試合でグループ首位、ランキングでも１位のコロンビアと対決。万一勝っても、コートジボワールが勝てば決勝進出ならず。唯一の可能性は、さっき説明したギリシャとの得失点差だけ」「かなり難しいですね」「ということで、２試合続けて相手の意のままに試合をしてしまったから、追い込まれるのは当然じゃな。せめて一矢報いてほしいが……」「最後まであきらめずに応援しましょう」

  2014.06.20

  コメント(0)

• 

  落語街道を行く：その11「銀座から新橋へ」

  「落語街道を進み、銀座の三越まで参りました」「ここから左折、東へ進むと歌舞伎座」「はい、写真は杮落とし興行の千秋楽に撮った写真でございます」「賑わっていますね」「そのお向こうが群馬のテナントショップ」「あ、グンマちゃんだ……って、大家さん、こんなのばっかり」「さあ、わしは画廊などを回って裏を歩くことが多い。５丁目のライオンは時々寄る。６丁目にはユニクロがあって最初は行列が出来たが今はどうだか……　裏へ回ってｇｇｇとか幸伸とか、画廊を回るのがコース。７丁目のノエビアギャラリーも裏側じゃな。そこから元の通りへ向かうと、８丁目の資生堂ギャラリーがある。この脇の画材店月光荘も行きつけ。銀座通りへ戻って７丁目に数歩戻りＹＡＭＡＨＡで楽譜など見るのがコースじゃな」「はい、銀座全部歩きました」「京橋から直線なら銀座８丁目、高速下の外れまで１．２キロ。年に数回歩くのじゃが、実はまだ銀ブラをしたことがない」「はい、今度また挑戦しましょう」「最近はまっているのがこのはずれの寿司屋」「はい。これで落語街道は……」「もうちょっと歩こう」「え、まだ」「銀座線の新橋の駅はすぐ先に入口がある。ＪＲもすぐ先じゃが、交差点を渡って左、東方向に入ると銀８から２４０メートルで旧新橋駅、鉄道歴史展示室に着く」「ここもいい史料館ですね」「もう一つ先がパナソニックの汐留ビル」「はい、ここにもいいギャラリーがありますね」「ルオーなどのコレクションで有名じゃな。その裏がカレッタ汐留。劇団四季の劇場『海』がある」「先日ご報告しました」「劇団四季は芥川龍之介の息子が名前を付けたのじゃ」「へえ」「ということでここから新橋駅までは５００メートル」「はい、これでゴール」「まあ全部通しなら１０キロを超えるので……」「はい、ぜひ少しずつお出かけ下さい」

  2014.06.19

  コメント(0)

• 

  落語街道を行く：その10「京橋」

  「落語街道の散歩、東京駅をぐるっと回るコースはおまけ」「皇居の東御苑から北の丸公園まで足を延ばしました」「さあ、元の街道へ戻ろう。京橋の高速道路の下」「はい」「こちらが警察博物館」「ピーポ君がお出迎えですね」「子供なら警察官の服を来て記念写真も……まあ一度見て下さいというところかな」「はい」「その向こうにあるのは歌舞伎発祥の地の碑。その他京橋の碑や日本で最初のガス燈など、子の回りだけで色々見るものがある」「はい」「ここからは銀座通り」「写真は半分以上進んだところから振り返って」「１丁目から８丁目まで、わしが行くのはギャラリーが多いが、企業の美術館も面白い。１丁目から見ると、ポーラ、シャネル、ノエビア、資生堂……」「化粧品ばっかりだね」「順に行くと、１丁目のポーラ、３丁目のシャネル、そのお向こうの松屋、４丁目の右が山野楽器で左が三越。ここで半分、メトロの銀座駅じゃ」「こちらを利用される方が多いですね。大家さんはＪＲ利用で東京から歩くことが多い……あれ、このすぐ右が有楽町ですよね。その方が近いでしょう」「東京と有楽町では電車賃が違うのじゃ。７５円も高くなる」「ケチ！」「とまあ、長くなるので次回銀座の後半に続く」「まだやるの」

  2014.06.18

  コメント(0)

• 

  落語街道を行く：その９「東京駅周辺」

  「スカイツリーから歩いてきた落語街道の散歩。落語街道という名前は日本橋で終わりでしょうが、道はまだ続きます」「はい、日本橋から東京駅の前まで来ました」「スターツのビルでお馴染み、日本橋三丁目交差点から、右、西へ進むと東京駅。反対側を見ると、ブリヂストンのビルが見えます」「ここも行きつけですね」「ブリヂストン美術館がある。この裏に回って、歌川広重の住居跡があり、画廊を回りながら京橋方面へ向かうというのが私の散歩のパターンでございます」「はい、画廊３つ４つは当たり前……」「こうしてフィルムセンターへ出ます。こちらは近代美術館の附属で、映画の資料が満載」「ここもいきつけですねえ」「さあ、このまま元の中央通りへ参りますが、ぐるっと回っても６８０メートル。これからこの道を進むが、突っ切って西へ進むと鍛冶橋の交差点。更に線路を超えると左に東京国際フォーラム、ここに相田みつを美術館がございます。そのすぐ先の右には三菱一号館美術館、左手奥へ進むと出光美術館」「ここも美術館巡りのコースですね」「こちらから東京駅へ戻ると、丸ビルその他で展覧会をやっていたりするし、東京駅のステーション・ギャラリーがありますが、東京駅の北側でございます」「駅を眺めながら行けば苦になりませんね」「出光美術館の喫茶室からは皇居が一望できる。左側の桜田門、二重橋、楠正成像、奥の方に武道館の屋根まで見える」「いいですねえ……ここも行きつけ」「お茶がただじゃから」「あれ……」「まあ、皇居二重橋を見て桜田門へ抜ければ国会議事堂まですぐ。国立博物館と裏の国立演芸場まで歩いて行っても……」「足が丈夫でないと駄目です」「一方東御苑に入ると、昔の江戸城跡。松の廊下、大奥などの跡を見て竹橋へ抜ける」「ここも行きつけですね」「近代美術館と付属の工芸館、科学技術館を見て、その北が武道館。その向こうが九段下」「靖国神社の表口ですね」「地下鉄の出口の前に昭和館という、昭和の歴史を展示した博物館もある」「はい、ここもぐるっと回るお馴染みのコースとなっております」「寄り道が長くなりました。次回元の中央通りへ戻って、京橋から再スタートいたします」

  2014.06.17

  コメント(0)

• がんばれ……は駄目

  「さあ、サッカーはリベンジに期待ということになったな」「で、昨日話した、がんばれってのは駄目だということなんですが」「がんばるという言葉の語源については諸説ある。　1650（慶安３）年の『かた言（かたこと）』には、　　『我を折らぬ者をがにはる者と言ひ』　とあって、頑固者という意味の「がにはる」が「がんばる」に変わったというのが一説」「なるほど」「1752（宝暦２）年の『倭仮名在原系図（やまとかなありわらけいず）』には、　　『よい物は見付け次第ぢゃ、随分と眼張れ眼張れ』　とあり、しっかりと目を凝らして探す様子から出たというのが一説」「面白いですね」「さあ、使い方じゃが、前回話した通り、社長が社員に、　　『我が社わが社の発展のためにがんばってくれ』　と言うのはいいが、社員が、　　『社長もがんばって下さい』　と言うのは失礼。学校で生徒に『がんばれ』と言うと違和感がないが、生徒が先生に『がんばれ』と言うのは失礼なのじゃ」「目上の人には使えないんですね」「答えを言えば、『がんばる』という言葉は『力の不足している人が力以上を出して何とか食らいつく』という意味を持っているのじゃ」「あ、だからスポーツで使うと……」「そう。相手との力量が離れているから、何とか付いていけという意味。個人のマラソンなどでも、今の走りじゃ駄目だぞ、何とかしろという意味」「普通の応援じゃないんだ」「それでも声援を送られていると感じるからいいじゃないかと言う人もいると思うが、実は心理的にそれが身に付いているから、本人は暗黙の内に自分の力不足を認識してしまうのじゃ」「へえ」「だから『お前は駄目だ、しっかりしろ』と言っているので、スポーツ応援には向かない」「へえ」「浅田真央の母親は『がんばれ』ではなく『あなたは出来る』という応援をしているとニュースで見たな。このことを知っているのじゃ」「昔オリンピックで『がんばれニッポン』と使っていましたね」「そう、あの時は日本選手団はいい成績を出せなかったじゃろう。このキャッチフレーズが原因ということも出来るのじゃ」「そうですか」「さて、その時にドクター中松が「がんばれニッポン」を登録商標にしていたことが分かった」「批判されましたね」「その批判が間違っている」「へえ……あの変なオッサンが……」「彼は発明家として、まあ、フロッピーディスクと石油を移すポンプくらいしか知らないじゃろうが、水の自然な動きをエネルギーに代えるなどの研究にも取り組んでいる」「すごい人なんですね」「フランスでは大統領、ローマ法王、そして彼だけが、飛行機から建物まで赤い絨毯を使うことを許されている」「へえ」「さて、ヨーロッパで無気力、無関心な若者が問題になり、これではいけないと各国で、立て直しの運動を始めた。この啓蒙活動が『がんばれ我が国』なのじゃ。ドクター中松は、これをそのまま日本に持ち帰り、駄目なニッポンを立て直そうという『がんばれニッポン』運動を提唱したのじゃ」「それでキャッチフレーズを登録商標にしたんですね」「そういうこと」「だから、東日本大震災の後で『がんばろう東北』などと使われたのは正しいが、スポーツで『がんばれ』は間違っている。我々は最初に示した社員と社長の台詞の違和感から、そのことを知っているのじゃ。だから『がんばれ』と声を掛けられた人は、今不利になっている、自分は力が劣っている……そういうことを自然に認識して……そういう結果になる」「へえ」「心理学の先生方もこういう説明をされているが、もう少し読みやすいものでは、噺家の金原亭世之介師匠が『なんで挨拶しなきゃいけないんですかぁー』という本で、いい言葉を使うと元気が出るが、駄目な言葉を使うと駄目になるという部分で同じ説明をしている」「なるほど」「そういうことで、次のサッカーで何と応援するか。『がんばれ』は相手はランキングも上で、日本は力は不足しているが、何とかギリシャにくらい付いていってほしいということになる」「はい、そういう展開にならないのを祈って応援しましょう」

  2014.06.16

  コメント(0)

• サッカー・ワールドカップ

  「負けたなあ」「残念ですねえ」「え……残念だったか」「また、ひねくれ者だからなあ」「実は過去10年間、ＮＨＫと喧嘩して、料金を払うのをやめた」「もう皆さんお馴染み……知らない方のためにご紹介しておきますと……　10年前、岡山に単身赴任した折、引っ越したところへＮＨＫがやって来た。テレビの料金を払えというので、部屋の中を見せて、テレビがないから払わないと答えた。すると、ＮＨＫの男は「アンテナがついているじゃありませんか。だから払って下さい」とほざいたのである。「テレビがないのに払えるか。その論理なら、アンテナは私のではないから、大家に交渉しろ」と追い返したのである。その後、テレビは買ったがＮＨＫは見なかった。寄席番組は関東の実家で録画してもらったのである……「……」「……」「……」「どうした、ぼうっとして……」「あ、すみません。回想にひたっていました」「地デジになったら払わないと民放も見られなくなった。今度はテレビが無くても料金を取るように進めている」「そうなんだ」「さあ、そんな訳でワールドカップを三試合見たが、さすがはＮＨＫ」「何です」「試合の途中で平気で中断してニュースになるのじゃなあ」「さすがですね」「高校野球でもそうじゃった。試合の途中でチャンネルが変わる。これは聞いた話じゃが、さだまさしのコンサートも、歌の途中でチャンネルが変わったとか」「無茶苦茶ですね」「それで前の二試合……世界のレベルを見たなあ。日本はどこまで戦えるのじゃろう」「そう心配していましたねえ」「そして今日の試合……ここまで予測通りとはなあ……」「はい……」「ボールの支配率は５７対４３だが、もっと差があったように思う。前半のシュート数は８対４。後半は１２対３」「この数字が、そのまま試合の内容ですね」「日本らしさが出なかったというが、力の差で、相手のペースで試合をしたというのが正解じゃないか。逆を言えば、日本は日本らしさを意識していたが、相手を見ていたのじゃろうか……前半の試合展開から、後半には全く反省がなかったなあ」「課題ですね」「それでドロヌマが入った途端にその差が開いて、立て続けに失点。これも全く同じ形から崩されるという問題が……」「大家さん、ドロヌマって名前が違いますよ」「日本がドロヌマか」「いい洒落じゃないんね……これから後はどうでしょう」「分かりません」「何だい」「ところで、渋谷では若者達がハイタッチをしたというが、負けた試合でやるということは、明らかに代表に対する嫌がらせ、抗議活動なのじゃろう」「そうなんですか」「世界どこでもそうじゃろう……わしは勝利のハイタッチしか体験がないが……」　３年前のことである。仕事でボストンに滞在したところ、アイスホッケーのブルーインズが優勝。パレード見物に行ったら、日本から来たというので祭り上げられ、帽子を取り上げられて慌てていたら、帽子の中に震災への寄付金が１００ドルが入っていた。それから優勝記念Ｔシャツをもらって着たら、それから夜まで、町の中で会う人会う人がハイタッチ……そういう経験を持っているのである……「……」「……」「……」「大家さん……何を考えているんです」「え……ああ、つい思い出にひたっていた」「まあ、そういうことで、次の試合に向けて応援しましょう」「そうしよう」「がんばれ日本……」「おいおい、そんな侮辱はないぞ」「え……」「がんばれというのは、駄目な人間に使う言葉じゃ。用例」　社長が社員に「みんな頑張ってもらいらい」はまだ許せる。　社員が社長に「社長も頑張って下さい」というのは失礼である。「さあ、その理由が説明できるか……」「分かりません」「では次回」「続くのかよ」

  2014.06.15

  コメント(0)

• 

  落語街道を行く：その８「日本橋」

  「落語街道を進んでおります」「スカイツリー近くの妙見様にある昔ばなし柳塚、桂文治の碑などをスタートとし、浅草のはなし塚、上野の寄席三つ、お江戸日本橋亭まで参りました」「はい、今日は日本橋界隈を歩きますね」「写真右の建物は三井ビル。赤と青の旗が見えるが、そこが三井記念美術館の入口」「はい、ここから東京駅周辺に向けて、美術館めぐりをするのも楽しいですね」「写真は昨年コレドから撮ったもの」「はい、こちらも展覧会など行われます」「その先が三越本店。この店内でも大がかりな展覧会が行われることもあるし、天女像の前で演奏会なども行われる」「はい、もちろんお買い物もどうぞ」「三越は本館新館がつながっていて、地下鉄三越前から日本橋の目の前まで表を歩かずに行ける」「はい」「写真は日本橋。素晴らしい造形で、戦後20年間の東京観光では皇居と共に必ず訪れた名所」「写真の麒麟も最近話題になりましたねえ」「しかし、ご覧の通り、高速道路が上をふさいで、圧迫感があり、観光名所ではなくなった」「残念ですねえ」「石原元都知事は高速道路を全部地下にするって宣言していたが、もう白紙に戻ったのじゃろうなあ」「そうですね」「橋の周辺には道路の起点だという標識、魚河岸跡、その他色々ある」「ぜひぶらぶらしてください」「さあ、ここからの道はデパートめぐり。丸善やタカシマヤがわしの行きつけじゃが、日本橋３丁目交差点まで来ると、東京駅の真横」「はい、写真もお馴染みですね」「スターツのビルの麒麟さん」「キリンめぐりですね」「ということで、三越前駅、三井ビルから１キロありません。その前に紹介した室町の交差点からなら１キロを超える程度」「続きは次回」

  2014.06.14

  コメント(0)

• 

  落語街道を行く：その７「日本橋（三越前）」

  「スカイツリーから歩いてきました。落語街道を進み、秋葉原から東にそれてしまいました」「はい、元に戻ろう。上野駅から万世の橋を渡るまでが１７５０メートル。水天宮まで２１３０メートルくらいかな。そこから日本橋まで戻ると１１５０メートル」「ちょっと遠いね」「そちらを無視して、秋葉原からまっすぐ来れば、神田駅前を抜けて１４００メートル」「はい、写真は……」「新日本橋、三越前駅の外の交差点。室町三丁目じゃ。信号の向こうに看板が見えるが、ここに与謝蕪村が住んでいたという」「へえ」「交差点の反対側には石町の鐘があり、そこから蕪村は夜半亭の亭号を受け継いでいる」「色々ありますね」「江戸時代には文化の中心じゃから、他にも色々な説明版があるぞ」「はい」「中国銀行の脇へ入ると、お江戸日本橋亭。定席は毎月２１日から２７日までの平日、夜席のみ。芸協の若手の会が組まれている。まだ人気が低い出演者が多いので客の入りは少なめじゃが、質は高いぞ」「はい、皆様もぜひ」「その他勉強会や独演会でも使われております」「落語街道というのは、これがゴールですね」「裏には仕出しの弁松がある。現在も営業中だが、これも落語に登場するね」「シャッターがすごいね」「朝早くなら全てシャッターが閉まっているので、それを見て歩く散歩もできるくらい。それぞれのお店が見事な絵を描いているぞ」「へえ」「こちらは、松尾芭蕉が江戸に出て最初に住んだ場所にある句碑」「へえ」「ここを起点にしたが、武士達を弟子にする必要があった。それで、神田上水の工事を引き受け、そこで得た資金で江戸を代表する俳諧師になる。幕府に取り入って、参勤交代で武士が必ず通る深川の方に芭蕉庵を建てたのじゃ」「そうなんですね」「次回は元の道へ戻って、三越に立ち寄り。落語街道はおしまいでも、まだ道は続くよどこまでも」「どっかで聞いたセリフだね」「ということで、もう少し続きます」

  2014.06.13

  コメント(0)

• 

  落語街道を行く：その６「秋葉原から」

  「落語街道の散歩、秋葉原まで来ております」「右手のちょっと奥が神田明神」「はい」「こちらは平将門を祀ったもの。東京駅のそばに首塚があるね。あれを写したものじゃ。ところが、徳川家が鎮守の神として認めていたのが、明治維新で天皇陛下がお出でになることになった。将門は天皇家に対する反逆者ということもあり、脇に置いて他の神様が祀られているのだということにした」「そんな歴史があったんだ」「さあ、元へ戻って、先へ進もう。写真は神田明神から出た昌平橋を万世橋から見る」「橋も色々掛かっていますね」「反対側が和泉橋。それぞれ歴史があるが、今回は省略。これが神田川で、学生時代に歌があって、地方から来た女子大生が行ってみたいというので連れて来た」「いいですねえ」「とんでもない。当時は汚い川で、がっかりした女子大生はわしのせいにしたのじゃ」「ははは」「万世の脇にあった電機店が不況で食品に転向して成功したのが肉の万世。福繁さんのデザインでお馴染みじゃな」「牛の絵ですね」「神田川に沿ってちょっと脇に入ると柳森神社。江戸城内にあったもので、出世して他を抜くという他抜き（狸）がお出迎え」「面白いねえ」「このまま南へ行くとお玉が池。現在は埋め立てられて跡形もないが、お玉稲荷が残る。彼女が身を投げたのでお玉が池と呼ばれるのじゃな」「ほう……」「こちらへ行くと小伝馬町、人形町、ここに末広亭があった。落語『百川』で使いに行くのがこのすぐ北。更に南へ行くと安産の神様の水天宮。谷崎潤一郎が生まれたのが近く。水天宮の手前に落語時計がございます」「はい、こちらへ行っても落語に関連が深いですね」「さあ、次回は元の落語街道へ戻って、日本橋へ向かおう」

  2014.06.12

  コメント(0)

• 

  落語街道を行く：その５「御徒町から秋葉原へ」

  「落語街道、上野から御徒町まで参りました」「中央通りと広小路の交差点に上野広小路亭がございまして、そこまでご紹介しました」「はい、その続きですね」「広小路亭の裏へ回ると、先代の小さんが好きだったカツサンドのお店井泉がございます。そこから南へ」「写真は……」「更に進んで、楽の字が横になっている音楽堂から入った所にある本牧亭じゃが、残念なことに閉鎖された。看板は遠藤周作の文字」「はい、どんどん失われていきますねえ」「そのすぐ先の右にあるのがこちら。落語協会の事務所。２階の練習場が時折独演会などに利用されております。また、週末には黒門亭という寄席になります」「これも世紀の寄席なんですか」「協会はそう位置づけている。真打が多すぎて、全員を出せないという苦悩もあるのじゃな」「そうですか」「さあ、元の中央通りに戻ろう」「はい、写真は……」「日本で最初の喫茶店がこちらに出来たという碑。可否茶館というな。実はわしの爺さんは岡山で最初の喫茶店にもかかわっている」「はい、どうでもいいね」「この先から秋葉原らしいお店が並んでいる」「ＡＫＢ劇場があって、駅が左手にありますね」「江戸時代はちょっと脇のやっちゃ場が朝だけにぎわったが、後は人通りもない場所だった。明治の初期に駅の辺りで火事があり、後に祠が建てられたが、火事の神様、秋葉様だろうというので、『あきばのはら』、あきはんばらと呼ばれた」「へえ」「それが、駅が出来ると、漢字の読めない人が駅員になり、あきはばらと呼んでしまい、これが広まった」「へえ」「落語では、誰もいないので夜鷹が現れる場所、また累ヶ淵で死体を捨てる場所となる。そういう場所だったと分かるな」「なるほど」「またしても余計な話が長くなったので、次回に続く」

  2014.06.11

  コメント(0)

• 

  OK散歩29「銀座・新橋」

  「さあ、OK散歩第29回は銀座から新橋へのルート」「参りましょう」「東京駅をスタートしてお店をひやかして、すでにお買い物が始まっておりますが、省略」「はい、画像は」「三越でやっていた現代の肖像展。仲間たちが様々な作品を出したもの。全体として統一感があるのが面白く感じた」「はい」「そこで帆前掛けの販売もやっていた。後の予定で荷物がいっぱいになるのも……」「はい、残念ながら見るだけです」「順番は前後するが松屋でもお買い物。ラスクはいつも10人から４、50人が並んでいる」「今日は」「全く並ばずに買えた。裏技を使えばこんなものじゃ」「へえ……裏技って、教えて下さい」「え……まあ、仕方がない。並ばずに買う方法はじゃな……それはな……」「はい」「客のいない時に行くのじゃ」「あれ……」「さあ、山野楽器も省略してgggへ行こう」「何です」「銀座グラフィック・ギャラリーじゃ。ナガイヒロアキさんの展覧会。身近にあるこんなものが、こんな芸術になるんだなあ……という作品」「へえ」「ノエビア・ギャラリーでは今森光彦さんの切り絵展。実は翌々日からじゃったが、レイアウトをしているところを拝見させていただいた」「迷惑だね。８月２２日までご覧いただけます」「さてYAMAHAも省略して、月光荘も二人の作品展、図は第２ギャラリーの日本画展」「はい」「一番面白かったのはこれかな。資生堂ギャラリー」「あれ、化粧品の宣伝ですか」「化粧品の宣伝をもとにしたデザイナーの展覧会。その時代と表現と、実に面白いなあ」「銀座は化粧品会社のギャラリーも多いですからねえ」「午後ならポーラとシャネルも絶対行きたいね」「さあ、ちょっと早めにお昼をいただいて……築地寿司清というのが最近利用しているお店。一人で行くと色々話しかけてもくれるし、目の前で魚を切って握ってくれるのもいい感じ」「はいはい」「更に新橋駅近くでレイズン・ウィッチを購入して……」「忙しいこと」「今日のメインは劇団四季のウィキッド。だからレイズン・ウィッチを買わないとねえ」「変な理屈」「素晴らしいドラマじゃ。劇団四季も幾つか見たが最高じゃな」「どんなのを見ました」「え……ランキングで下から、ライオン・キング、ジーザス・クライスト・スーパー・スター江戸版、アイーダ、それからこれじゃな」「四つだけかよ」「ライオン・キングはイギリスの一年中そればっかりやっている劇場のがすごい……日本のとは大きな差があるように感じたが、時代と共に負けなくなって来ているのが分かるなあ」「努力しているのでしょうねえ」「アイーダはギャグのオンパレード。シリアスな場面でも他のミュージカルや映画などのパロディがあって面白い」「へえ」「さて、今回のウィキッドはオズの魔法使いの番外編。悪い魔女誕生の秘話」「オズは人気ですから、色々番外編もありますね」「ブリキのロボットや案山子、ライオンが主人公となる続編は誰でも知っていると思うが、今回は悪い魔女……になる少女が主人公」「視点が違いますね」「それが実にドラマチックで、差別、友情、恋愛、善悪、決断、そういう人間にとって大切なことを見せてくれる」「へえ」「ドロシーや、３人（？）の仲間も登場するのが面白い。まあ細かく比較すれば矛盾もあるが、問題とする必要もあるまい」「はい」「ということで、無事終演の後は打ち上げ」「また飲むの」「結局５時から飲み始めて、二次会終了が１１時半……これから取手駅まで戻っても、我が家へのバスは１１時で終わりじゃから……」「早く帰りなさい」

  2014.06.10

  コメント(0)

• 

  落語街道を行く：その４「上野から寄席めぐり」

  「さあ、スカイツリーから落語街道を歩いております」「今日は上野駅からじゃな」「写真は上野駅です」「ここで道はぐっと左へ曲がる。これが中央通り」「はい、落語では動物園口へ上る坂道からまっすぐと見て、御成街道なんて呼んでます」「これから中央通りを進むのじゃが、右側は建物が新しくなって、西郷さんに上る道も色々ある」「はい」「西郷さんは弟や親類の人の顔を合成したもので、何の目的か、本人とは別の顔を作り上げた」「そうなんですか」「海外から来た人が書いている。西郷という男はたくましくヘラクレスのような大男だとな」「へえ……上野の西郷さんじゃお相撲さんのタイプですものねえ」「西郷さんから西へ行けば落語『崇徳院』の江戸の舞台清水様。浮世絵の松が再現されているぞ。松の枝で輪を作り、その中に観音様が見えるのじゃ」「いいですねえ」「そのまま観音堂へお参りもよい」「はい」「一方西郷さんから北へ行くとすぐに上野の森美術館、その先左手に正岡子規球場、右は東京文化会館。その先左へ行けば動物園、文化会館の先が西洋美術館、その北が科学博物館で、通りを渡れば国立博物館。一方西洋美術館から西へ行けば東京都美術館、その向こうへ行くと国立博物館の前の通りに出て、左が芸大」「芸大の美術館もありますね」「ここだけで博物館・美術館のハシゴが出来るのじゃ」「すごい」「上野の紹介をやるとそれだけで１日終わるから、中央通りへ戻ろう」「はい」「さあ、落語街道の本領……まずは鈴本演芸場。現在は落語協会の定席」「新宿、池袋、浅草と、寄席はみな芸術協会と10日交代ですね」「ここは先代の席亭が変人として知られていた。勝手に貌付を作って、芸協の席でも落語協会の前座を使うなどした。それで当時の副会長だった歌丸師匠が苦情を申し入れると、じゃあやめてもいいんだよ」「へえ」「それから落語協会だけが使うようになって現在に至る」「はい、芸協はどうしましょう」「こちら……御徒町駅からの広小路通りとの交差点にある上野広小路亭。芸術協会のために作られた寄席じゃ」「すぐそばにありますね」「銀座線の広小路駅から出て上野へ向かえば鈴本、交差点を渡れば広小路亭」「いいですね」「最初は客が来なかったのじゃが、鈴本の火事で客が流れ、よく入るようになった。ただ３階まで歩いて上るので鈴本がいいという年寄も多い。同じ３階でもエレベーターとエスカレーターがあるからなあ」「はい」「さあ、これから落語協会の事務所まで行こうと思ったが、説明が長くなったので……」「しかも余計な話ばっかり」「次回に続く」

  2014.06.09

  コメント(0)

• 

  落語街道を行く：その３「本法寺から上野駅まで」

  「さあ、スカイツリーをスタートした落語街道。浅草雷門の一つ南の通りを進んでおります」「はなし塚の本法寺を紹介したが、元の通りに戻ろう。西へ１４０メートルで菊谷橋」「すごい町が見えています」「ここから北へ進むとかっぱ橋商店街。食堂のための看板、調理器具、食器などのお店ばかりが並んでいる。面白いのは食品見本。わしもここのお祭りで手に入れたビールと枝豆のストラップをカメラにつけておる」「はい」「北へ４７０メートル進むと区立図書館があり、池波正太郎の史料館がある。ここを西へ向かえば、おそれ入谷の鬼子母神、鶯谷駅を経由して、正岡子規が愛した豆富の専門店、子規庵、中村不折の資料を集めた書道博物館などを経由して、日暮里駅まで魅力的な散歩コース。一方、そのまま北上すると、鷲神社へ抜けて、樋口一葉関連施設を見ながら千住の方へ向かいます」「ぜひお出で下さい」「さあ、落語街道を進むので、元の菊屋橋交差点へ戻って、そこから西へ向かおう。４８０メートルで地下鉄稲荷町駅。今日のスタート、田原町から一駅じゃ」「ここは鳥居が目標ですね」「右には永昌寺があり、ここが力ではなく技で戦う講道館柔道の発祥の地。一方左が鳥居で、下谷神社じゃ」「こちらもお馴染み」「下谷神社にある二つの碑。中央の大きいのが寄席発祥の地の碑じゃ」「ここで寄席が生まれたのですか」「三笑亭可楽がここで初めて席をもうけた。江戸では寄席で、上方では表で語るというので、形の違いが生まれるのじゃな」「へえ」「文字は先代の柳家小さん」「いいですね」「右の黒いのは正岡子規が寄席を詠んだ句碑」「大家さんが落語街道と呼んでいるのが分かりますね」「さあ、あと５５０メートルで上野駅じゃ」「はい、続く」

  2014.06.08

  コメント(0)

• 

  落語街道を行く：その２「業平から田原町」

  「東京スカイツリーをスタートした落語街道のお散歩」「はい、今日は西へ向かいますね」「この辺りに志ん生が住んだなめくじ長屋があった」「へえ」「スカイツリーの前、業平一丁目の交差点を西へ向かう。６００メートルほどでＹ字路に出る。ここを右側・北西へ進むと吾妻橋」「写真が吾妻橋からのスカイツリーですね」「名所になっていつでも人が大勢出ているぞ」「はい」「このすぐ先が雷門。仲見世通り、裏道、浅草寺の本堂まで行くと左右に松尾芭蕉の碑もあり、まあ色々見どころあり」「今日は落語街道なので……」「そう、最初にＹ字路を右へ行ったが、正式のルートは左、南西へ進む道。こちらを進むと隅田川を駒形橋で渡る。そのまま８００メートル行くと、銀座線田原町駅」「この駅の左手に入った所が本法寺。塀には赤い字で寄席や落語家さんの名前が入っているのです」「落語に関係あるんですね」「写真のはなし塚がある。戦争中に、禁演落語を埋めたので有名。戦後掘り出して、代わりに戦争に協力した落語を埋めた」「不思議な時代だったんですねえ」「お祭りで、落語芸術協会のメンバーがここから浅草寺まで人力車で進むのは有名じゃな」「はい」「このすぐ奥に話題になったレモンパイのお店がある。テレビで話題になり、週に数日しか開店しなかったのが、今はほとんど毎日営業」「はい、ご家族へのお土産にどうぞ」「ということで、続きはまた次回ということにしよう」「続く」

  2014.06.07

  コメント(0)

• ６月６日は……

  「６月６日、今日は６並び」「どっかで聞きました。悪魔の日ですね」「それはピタゴラスの論理じゃ」「え……それは数学の先生ですか」「彼は宗教家だったのじゃ。この世の摂理は数字に支配されているというのじゃな。まあ簡単に言うと、１は神様で、２が男で３が女……」「適当ですねえ」「５は過ちの数で、２足す３は５じゃから、男と女がくっつくと過ちが起こる」「ははは」「最初の方は論理的に数字で万物を説明しているが、途中からだんだん適当になる」「面白いですねえ」「例えば、３４５という長さで三角形を描くと、直角三角形になることは誰もが知っているが、３×３と４×４を加えると５×５になる」「あ、ピタゴラスの定理だ」「同じようにすべての直角三角形はそうなる。５・１２・１３とか……これはいくらでも見つけられる」「はい、中学校でやっていますね」「ところが、ピタさん、それだったら正方形の対角線の長さが出るじゃないかと思おうが、それを求めようとしてはならないと言うのじゃ」「え……なぜです」「一辺が１ならさっきの計算で対角線は二乗して２になる数字。そんな数字は存在しないというのじゃな」「へえ……」「無理数とか虚数とかは分からない時代で、ルートなんて考えられなかったらしい」「そうなんだ」「さて、元に戻るが５の次の６は悪魔の数字だというのじゃな」「理由は」「誰が考えたってそうじゃないかって説明している」「あれ……」「だから６月６日に生まれた子が６歳になると悪魔が目覚めて……」「オーメンの世界ですね」「一方、日本では６という数字は芸能の数」「え……」「６歳の６月６日に芸を始めると上達するといわれている。日本では芸能の日なのじゃ」「へえ、そうなんだ」「ということで、芸に親しもう……」「ううん、実際には日付変わってるもんなあ……」「

  2014.06.06

  コメント(0)

• 

  落語街道を歩こう（その１）

  「東京スカイツリーが出来た当初はすごい人気」「最近は落ち着いているようですね」「待たずに入れる日もあるそうじゃな。さすがに休日は並ぶらしいが」「はい」「この東京スカイツリー駅、昔の駅名は業平橋。懐かしい物が消えていくのが何だか寂しい気がしていたら、ホームの駅名には小さく残してあるんじゃなあ」「はい」「ここをスタートして、わしの散歩道を紹介しよう」「はい、参りましょう」「スカイツリーから東すると、７５０メートルほどで十間橋というのがありまして、ここが川面に映ったスカイツリーを撮影するスポット」「はい、定番ですねえ」「この南に法性寺というのがありまして、これが柳島の妙見様。落語「中村仲蔵」で日参した場所で、芸に関する碑もあります。北斎、近松らの碑のほか、昔ばなし柳塚というのがあり、梅若の木母寺にある三遊塚（明治22年）に対して、大正の頃睦会が出来た頃に作られたものと推察しております」「落語にも縁が深いんですねえ」「その他、桂文治の碑には柳家小さん（３）の句や可楽、文楽の名も彫られております」「ファンにはたまりませんねえ」「さあ、これからスカイツリーへ戻って、前の大通りを西へ進みますが、ここを私は落語街道と呼んでおります」「そのスタートがさっきの法性寺ですね」「この散歩道を随時紹介して参ります」「続く」

  2014.06.05

  コメント(0)

• 梅雨入り

  「九州四国が梅雨入りして大雨になり、北海道では異常な暑さが続いている」「逆ですねえ」「日本の東に高気圧があって、低気圧が動かないから、こんな天気になり、雨の道は低気圧にそって左巻きに動く」「じゃあ、まるで台風ですね」「そんな感じじゃな」「で、明日には、関東でも梅雨入りするかも……って言ってますが」「はい、どうなりますやら。天気もそうじゃが、気温も急に下がりそう」「はい、皆様も体調に気をつけて」

  2014.06.04

  コメント(0)

全4316件 (4316件中 1051-1100件目)

< 1 ... 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 ... 87 >