名作落語大全集

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  ぢい散歩４８「新宿・四ッ谷」：その３「新宿歴史博物館」

  「ぢい散歩、四谷三丁目駅から歩きます」「こちらもお馴染みの建物ですね」「新宿歴史博物館じゃ」「参りましょう」「まずは新宿の町。江戸時代、日本橋をスタートして最初の宿場まで４里あった。この甲州街道だけは倍。そこで、ちょうど中程にあたる新宿に宿場を作ることを申請して認められたのじゃが、わずか２０年で廃止」「え、どうしてです」「宿場よりも女目当ての遊び場になったため」「へえ」「それで再営業が許されてから、ようやく栄えることになるのじゃ」「へえ」「こちらは昔の家。七夕の軸が掛かっていて、西瓜の絵などがぶら下がっているのが懐かしかったなあ」「はい……私は若者という設定なので、分かりません」「都電。上野の動物園裏にもあるね」「はい」「近代の和洋混交の家」「なるほど」「流しには夏の野菜が……」「季節感がいいですね」「昔はこうして水につけて冷やしていたものなあ」「冷蔵庫のない時代ですね」「茶の間」「お昼は素麺のようですねえ」「書斎」「何が書かれているんでしょう」「蓄音機なども見える応接室」「ほう」「時折昔のレコードが流れるぞ」「いいですねえ」「こちらは鉄腕アトム。新宿で生まれ、１０年前から新宿未来特使を勤めている。今回はその記念展示で、こちらは無料じゃった」「９月１日で終わっています」「さあ、そういうことで、四谷三丁目から南へ出れば四谷怪談のお岩さんに出るが、今回もこのまま四ッ谷駅へ向かいます」「はい、またしても続く」

  2013.10.01

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  ぢい散歩４８「新宿・四ッ谷」：その２「消防博物館」

  「ぢい散歩、新宿の東郷青児美術館を見学しました」「新宿を出発、四谷三丁目まで参りました」「これは……いきなりはしご車ですか」「駅から直接入れる消防博物館」「はい」「こちらは消防ヘリ」「ほう」「操縦席……いつもは子供が多いが、この日は子供たちの催しに集まっていて、こちらは空いていた」「ラッキー……って、大家さんも子供だからね」「こちらは昔の消防馬車」「新旧取りそろえています」「昔のポンプ車」「古い」「もっと古いの。江戸の火消し装束」「わ」「いろは四十八組の纏（まとい）も展示されている」「いいですねえ」「展望台からの景色。東側は四ッ谷駅方面。新宿通りが続く。錦松梅の横にスカイツリーが見えるが、案内看板には入っていない」「改定していないんですねえ」「反対側新宿駅方面」「中央の高いビルの右に新宿駅周辺のビル群が見えます」「ちょうどビルの陰が都庁ということじゃな」「はい」「冬なら画面左側に富士山が見える」「そうなんだ」「ということで、外を歩いて、次の目的地まで参ります」「はい、続く」

  2013.10.01

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  ぢい散歩４８「新宿・四ッ谷」：その１「東郷青児美術館」

  「さあ、第４８回のぢい散歩、今回は新宿から四ッ谷へと参ります」「はい……ブログがこればっかりになっていますね」「まずは新宿駅」「ううん、例によってどうでもいい写真からだな」「損保ビルが最初の目的地」「はい、これもお馴染みの……」「東郷青児美術館じゃ。その高い所からの眺望」「はい」「モードビルのすぐ左に東京タワーが見える」「へ……小さくて分からないね」「左に目を移すと、中央よりちょっと左にスカイツリー」「見えるかな」「この時開催されていたのが＜遊ぶ＞シュルレアリスムという展覧会」「不思議な作品が集まっているってことですね」「これでも作品。会場では本物が作られていた」「へえ」「こちらは鬚のモナリザ。モナリザはパロディ作品も多く、４０年前にはそういう作品カタログを手に入れた」「昔のことがふと浮かんで来ます……終わりが近付くと……」「これも作品の一つ」「あれ……」「本当はお昼からなのじゃが、特別に……」「また迷惑をかけてるな」「新宿駅に戻って……」「あれ……何ですこれ……」「そのすぐ先の……わすが１０メートルじゃから、二つの案内を一画面に入れられるのじゃが……」「何なんです」「間違い探しじゃ」「へえ」「はい、正解は「丸ノ内線」で、四ッ谷へ向かいます」「続く」

  2013.09.30

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  ぢい散歩４７「北海道スペシャル」：その１６「さあ帰ろう」

  「北海道のぢい散歩スペシャル、何とか最後までたどりついた」「大変な散歩でしたね」「大雨にみまわれて、翌日から道路も鉄道も不通になったからなあ」「はい。それなのに、傘をさしたのは１０分程度だというのがすごいですね」「写真は飲料。北海道とうきび茶と夕張メロンソーダ」「北海道産にこだわっていますね」「さあ、帰りの飛行機はポケモン号じゃ。やったね」「……って、子供だねえ」「機内のカップも……やったね」「しょうがないね」「ということで、東京の上空に来たね。今回の見所は、遙か下で上がる神宮の花火大会じゃった」「へえ……って、写真では見えません」「というわけで、羽田空港に到着」「早いね」「お馴染みの通路」「はい、直線と曲線の対比が見事です」「リクエストにお応えして、乗って来たポケモン号」「リクエスト……ないない」「お土産は、北海道でしか手に入らないビール。写真はそのうちほんの一部」「はい」「それからワインの一部」「はい……」「日本酒のうち半分だけ……」「酒ばっかりじゃないか」「家内はお菓子も買っていたようじゃな」「それも紹介しなさいよ」「まあ、そういうことで、今回のスペシャル、最終日は万歩計で１６０００歩。１２．３キロと出ている。　使ったお金はお土産のお酒代のみ」「どうでもいい報告だな」「ということで、スペシャルの報告は、これをもって読み終わりと致します」

  2013.09.29

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  ぢい散歩４７「北海道スペシャル」：その１５「小樽・お店」

  「ぢい散歩スペシャルは、小樽の町へきております」「前回は北のウォール街と呼ばれる、銀行群を見物しました」「そういうことで、町中へ戻ろう。こちらもあちこちに歴史的建造物があるぞ」「写真もそうですか」「旧久保商店。１９０７年の建築」「ほう」「買い物だけでなく、見学するのも面白い。北一硝子のヴェネツィア美術館もある」「はい」「こちらはお菓子でお馴染みの六花亭と北菓楼」「はい」「中にぶら下がっているチョコレートのオブジェ」「面白いね」「外には箱が積まれている」「こちらもなかなか……」「キャラクターが来ていたぞ。札幌テレビ塔のテレビとうさん」「午前中に行きましたねえ」「まりもっこり　という、ちょっと怪しいキャラも……」「ううん、微妙だね」「オルゴール堂」「大家さんとは無縁ですね」「お友達も出来ました」「……人間の友達いないから……」「歴史的オルゴール」「はい」「こちらも」「すごいね……鳴るんですか」「他にスタンウェイやパイプオルガンなど、歴史的な楽器も」「はい。写真は省略」「ということで、これで目的地は全部終了」「ということで、読み終わり……」「まだ続くぞ。次回は東京へ戻ります」「あらそう……」

  2013.09.28

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  ぢい散歩４７「北海道スペシャル」：その１４「小樽・銀行から運河へ」

  「ぢい散歩。北海道の最終日は、小樽でお昼をいただいて、北のウォール街と呼ばれた銀行の並ぶ通りへ参ります」「行きましょう」「まずはメインの日本銀行小樽支店」「はい」「こちらは窓口じゃな」「長いですねえ」「こちらの建築にわしの爺さんが関わった。横浜の赤煉瓦を建てたのは建築技師だった爺さんで、ちゃんと資料にも残っている。こちらはもう一人の爺さんで、大工さんだったのかな……記録に残されてはいないようじゃ」「へえ」「しかし、日銀のほとんどの建築に関わったという」「だからこの企画が出来たんですね」「金庫」「大家さんを入れて締めたいね」「そんなに大切に扱わなくてもいいぞ」「……感覚が違うなあ」「こちらは明治４５年７月……じゃから、間もなく明治が終わるという時に出来たのじゃな」「へえ」「設計は日銀本店や東京駅でお馴染みの辰野金吾」「外見が素晴らしかったですものねえ」「お向こうにある三井物産小樽支店。こちらは松井貴太郎の設計」「へえ半分違う色が面白いですね」「北海道銀行本店。長野平治のデザイン。いかにも銀行らしい作り」「へえ」「第一銀行小樽支店。デザイン不明」「でも飾り気のないいいデザインですね」「こちらは三菱銀行小樽支店。大正時代に出来たが、昭和になってから現在の色に変わり、ギリシャやローマをイメージした円柱が特徴的」「なるほど」「北海道拓殖銀行小樽支店」「息が切れてきたね。疲れたんでしょう」「はい、こうして小樽運河に到着」「歩くコースとしては無駄がないはずですがねえ」「さあ、これからお店の並んでいる方へ向かって、お土産でも探そう」「ということは」「次回に続く」

  2013.09.27

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  ぢい散歩４７「北海道スペシャル」：その１３「小樽ワイナリー～昼食」

  「北海道の　ぢい散歩スペシャル」「第４７回を記念して、４７人で行動中」「さあ、今日は小樽ワイナリーをご紹介」「やっぱり飲むのね」「今日の試飲はご覧の５本」「いかがでした」「全体に甘い。口当たりはいいが飽きそう。辛口なのは味に深みがないな」「ほめていないね」「まあ、他のも味見させろと脅して、いいのを買ったから……」「ひどいや」「飲んだ、飲んだ……といっても、味見じゃから１つのワインを２５ｃｃくらいかな……多めに注ぐように言ったからもう少し多いかも……それで５種類だけだから……」「他のも飲んだって言ったばかりでしょ」「ワイン工場を見学」「はい」「衛生には大変に気を遣っております」「まあ、当然でしょう」「さあ、小樽市内まで移動して、昼食……お寿司屋さんで使う食券で、それぞれの目的地に近いお店を探していただく」「面白い企画だね」「わしは北のウォール街という、銀行の集まった区域に行かなければならないので……一番近いのがこちらのお店。東京にも支店があるね」「はい」「湯飲みが小樽の運河をデザインしてあって面白い」「はい」「いただいたのはこちら……ウニは素晴らしい。後は……どこで食べても変わらないかな」「ほめるのはウニだけですか」「まあ、北の海産物って期待しているからね」「はい」「このお店の前から、手宮線の線路がそのまま残されている」「へえ、面白いですね」「ここをそのまま抜けて目的地まで行こう」「北のウォール街ですね」「え、なぜ知っている」「さっき言ったでしょう」「あれ、そうだっけ」「しょうがないね」「はい、それはまた次回」

  2013.09.26

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  ぢい散歩４７「北海道スペシャル」：その１２「札幌」

  「ぢい散歩、北海道のスペシャル、最終日は札幌の町へ参りましょう」「はい」「定番、札幌の時計台」「はい」「こちらは旧北海道庁」「花がきれいですね」「赤煉瓦庁舎として有名。見学しようか」「参りましょう」「赤い絨毯は定番じゃな」「はい」「ということで、大通り公園に出たぞ」「あら……すごい早さ」「向こうに見えるはテレビ塔」「はい」「ここにもいた……石川啄木君。　　しんとして幅廣き街の　　秋の夜の　　玉蜀黍の焼くるにほひよ　という歌が彫られている」「はい」「札幌ビール祭りは前日で終了」「あら、残念でした」「今夜からは北海盆踊り大会が開かれる」「はい」「とまあ、そんな具合で、札幌の町は５０分の予定だったので、以上」「軽いね」「次回は小樽へ参ります」

  2013.09.25

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  ぢい散歩４７「北海道スペシャル」：その１１「定山渓温泉」

  「お早う……最終日の朝が来たぞ」「ぢい散歩、北海道のスペシャルで、函館から定山渓へと回って来ました」「まずは朝食前にお散歩」「よく歩きますね」「これはオプション。温泉街を回ります」「では、道順に……」「いや、撮影順で……」「ううん、適当なんだから」「１枚目の写真、ホテルの裏に降りると、湯の滝。温泉が流れているのじゃ」「へえ」「谷川。昨夜はこの間の右奥で花火が上がった」「ここよりさっきの湯滝の上辺りがいい場所です」「ここは河童の名所。橋にいる河童」「無限大ですか」「河童の女王」「すてき」「河童大王」「朝から酒飲んでますね」「気が合いそうじゃな」「ですね」「河原で遊んでいる子河童」「楽しそう」「さあ、この先に見える赤いのが吊り橋」「朝の散歩はあそこまで」「はい、こちら」「山の中という雰囲気ですね」「そこから更に上流を見た景色」「天気が心配です」「さあ、もう最初の橋まで戻った」「え……早いね」「橋の手前のオブジェ。後ろから温泉の湯気が上がっているのじゃ」「あ、霧じゃないんですね」「橋のデザイン」「あ、河童なんだ」「最初の写真にあった湯の滝でくつろいでいる河童」「へえ……最初に紹介すればいいのに」「ということで、無事ホテルに到着」「無事って……そんな大袈裟な散歩でもない」「朝食は洋風のバイキング」「はい。やっぱり北海道の野菜がいいですね」「それでは今日もはりきって参りましょう」「どちらへ」「それはまた次回」

  2013.09.24

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  ぢい散歩４７「北海道スペシャル」：その１０「洞爺湖から定山渓温泉へ」

  「ぢい散歩、北海道スペシャル。洞爺湖へ参りました」「地面が随分濡れているようですね」「例によって、バス移動の間、大雨だった」「昭和新山はあれだけ晴れていたのに……」「でも、洞爺湖の展望台まで来たら……」「誰も傘を……右に一人だけさしてますね」「わしが来たのであがってきたのじゃ」「すごいね」「ということで、着いた時は靄がかかっていたが、さっと晴れて島々も見えるようになった」「おお……」「後はホテルへ向かおう」「こちらは」「郷の駅きもべつ」「おや、影が見えるというのは、晴れてますか」「ここはトウモロコシ等の野菜直売が有名」「でも、明日帰るから……」「買えないなあ……でも安いぞ」「はいはい」「さて、飲み物は北海道の飲むヨーグルト、味の濃さにびっくり」「はい、濃厚です」「こうして今夜のホテルのある定山渓温泉に到着」「天気がすごかったですねえ」「ホテルでバイキングの夕食。目の前で揚げる天麩羅、目の前で焼くステーキ、北海道産の野菜と、お刺身がメイン」「メインばっかですね」「デザートも北海道にこだわって……牛乳を使ったものはうまいぞ」「はい」「さあ、温泉街の名物は花火」「あれ……雨降ってましたね」「一時間前までは……わしの力で止んだのじゃろう」「すごいね」「こちらも」「これも……って、ことで二日目の報告を終わります」「ううん、天気を持たせたのはすごい」「二日目の記録は万歩計で１１１１１歩、８．４キロとなっている」「ぢい散歩では楽な一日ですね」「天気が心配で、１時間の散歩コースを１５分コースにするなど、この日はかなり楽になってしまったな」「はい、では次回から最終日」

  2013.09.23

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  ぢい散歩４７「北海道スペシャル」：その９「昭和新山」

  「ぢい散歩スペシャル、北海道に来ております」「今度は本当の昼食です」「海鮮物の炊き込み御飯にうどん」「いかがでした」「ううん、こんなものかなあ……正直言えば御飯は今一。うどんはひどい」「ひどいですか」「家でゆでた方がおいしいじゃろうな」「はい、まあ、団体旅行ってことで……」「食事をしたのは、昭和新山の前」「え……青空ですよ」「ここで完全に晴れたね」「晴れ男の……すごいパワーですね」「ここはあちこちに三脚が設置されていて、写真を撮るポイントが作られているのが面白い」「へえ」「今でも煙が出ています」「活火山ですからねえ」「で、とりあえずガラス館へ」「参りましょう」「シャンデリアも見事」「はい」「グラスツリー」「はい……説明がないね」「説明は店員さんに聞いとくれ」「適当なんだから」「ここにもロープウエイがある」「それだけ」「こちらは火山の情報館」「勉強なります」「お馴染み熊牧場」「大家さんは何度目ですか」「前に来たのは３０……数年前」「古いね」「熊さんが人なつこくて、餌をねだるのに立ち上がったりするのが……」「自然じゃないということで」「こちらに同じ熊の仲間として出張中のくまモン」「どこにでもいるんですね」「さあ、またバスで移動するから雨になるぞ」「本当ですか……」「続く」

  2013.09.22

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  ぢい散歩４７「北海道スペシャル」：その８「支笏湖」

  「ぢい散歩、北海道のスペシャルですが、雨と大家さんとの戦いになっております」「こちらは支笏湖。バス移動中は大雨で、実はこの日走ったコースは、翌日から通行止めになった」「ひええ」「お昼はイカ飯」「あれ……半分ですか」「もう半分は家内に……」「随分ケチな昼食ですね……全部の移動、宿泊、東京までの往復で１万円は無理があったんでしょう」「これは味見用。本当のお昼はまた後で……ちょっと遅くなるので軽いおやつ代わりなのじゃ」「あ、そうなんだ」「こちらの水産物も安いぞ……正直、函館よりお得」「はい」「またしてもバスで移動すると……ほら、大雨」「あ、すごい」「川が濁っているね」「雨の影響ですか……あ、でも青空が見えていますよ」「ということは、そろそろ目的地じゃな」「本当ですか」「ということで、支笏湖で景色を楽しむ」「雨上がってますねえ」「ということで、本当の昼食場所へ向かうことにしよう」「はい、またしても続く」

  2013.09.21

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  ぢい散歩４７「北海道スペシャル」：その７「大沼国定公園」

  「ぢい散歩スペシャル、北海道編です」「大沼に泊まり、函館朝市に参りました」「少し無駄な時間もあるが、大沼へ戻って国定公園を散策します」「雨が心配ですが……写真は……」「函館駅」「本格的な雨になっているじゃありませんか」「大沼へ向かう間も御覧の通り」「晴れ男の大家さん、どうしました」「大沼と槍ヶ岳が見えて来たぞ」「あれ……雨は上がりましたか」「ということは、そろそろバスを降りるということじゃな」「本当ですか」「大沼国定公園に着いた」「橋を渡っている人は傘を差していませんね」「だから言っているじゃろう、わしは晴れ男じゃ」「すごいね」「青空とまで行かないが、槍ヶ岳も御覧の通り。ただし、お天気の都合で、島めぐりは短いコース。後は遊覧船とボートがオプション」「はい」「こちらが遊覧船。多くの島を近くで見られるぞ」「いいですね……って、写真を見る限り、歩いても十分分かります」「島と島を橋でつないでいる。ここからは二つ見えるね。向こうは一周一時間くらいかかるコース」「長短二つのコースが設定されています」「槍ヶ岳に雲がかかってきたので、そろそろ集合時間じゃな」「え……なぜ分かるんです」「ということで、バスに乗り込むと、またしても御覧の大雨……どころか、豪雨と言ってもいいような雷雨に襲われた」「うわ……どういうことでしょう」「大沼公園駅。鉄道も今回は雨で大きな影響が出ている」「へえ」「さあ、わしのパワーがどこまで通じるか……次回に続く」

  2013.09.20

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  ぢい散歩４７「北海道スペシャル」：その６「函館朝市」

  「ふぁあ……おはおうございます」「寝ぼけてますね」「ぢい散歩第４７回はスペシャルで北海道、函館に来ております」「はい、ところで、参加者は何人です」「募集したのは４５人、わしと家内で合計４７人」「半端ですね」「第４７回、赤穂浪士と同じ人数にしたのじゃ」「変なの。で、全員参加ですか」「一人足りないので、現地の案内人を入れて４７人」「無理矢理だね」「初日の宿泊は大沼プリンスホテル」「今年はプリンスホテルに縁がありますね。大津、新宿以来です」「大津は縦に長いが、こちらは横に長い」「はい」「こちらが客室。壁にローランサンなどあって、雰囲気はいいね」「はい」「露天風呂」「え」「からの景色」「あ、池に入るのかと思った」「温泉はすべすべで……ほら、わしの顔もこんなにきれいに……」「ないない」「女性客からは洗い場が少ないという苦情があった」「まあ、改善して頂きましょう」「朝食はバイキング」「今日は和食ですね」「北海道産というのはやっぱり魅力を感じるね」「はい」「スープカレーも、北海道の野菜が沢山」「いいですねえ」「昨日のお昼や夕食よりもいいかもしれないな」「あらら」「二日日はまず函館朝市へ」「参りましょう」「天気予想では雨じゃ」「どうなりますやら」「こちらはカニ。味見をして買うが、正直に言えば観光向け。安いお店がどこにでもあるぞ」「そうですか」「味が今一だったな」「はい」「イクラ。こちらもまあまあだったが、値段は高め。ウニは正直ちょっと劣った」「はい、文句が多いね」「さあ、こうして、みんなが傘を差すほど、雨が降り出した」「あ、来ましたね」「港へ出よう。青函連絡船の摩周丸。中が資料館になっている」「ほう」「大雪丸の大錨。このようなオブジェも幾つかあるぞ」「雨の中をよく見に行きますね」「わしは晴れ男じゃ、この程度の雨なら止める自信がある」「本当ですか」「さあ、心配なのはお天気……次回どうなりますやら」「続く」

  2013.09.19

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  ぢい散歩４７「北海道スペシャル」：その５「夕食と函館山」

  「ぢい散歩スペシャル。北海道函館を散歩しております」「はい、元町を散歩して、夕食に向かいます」「ロープウエイの駅近く、沙羅の月というお店がございます」「こちらでいただきます」「目の前でイカを切ってくれるのがお見事。まだ動いてるよ」「新鮮ですね」「細く切ったのを半分にして一人前」「はい」「こちらがホタテの釜飯とホタテ焼き、それにカニとイカ」「北海道の味ですね」「新鮮なはずじゃが、驚くほどの味でもないかな」「あ、そうですか」「脇にある縁結びの神様。もうちょっと暗くなるまで時間つぶし」「……何の時間です」「函館山から夜景を見るという計画なのじゃ」「あ、なるほど……明るいと夜景は見えません」「チューリップの碑。もう一つ、栄えなる大地という、戦中の歌……廣瀬量平作曲の碑もあった」「はい、皆さん知らないでしょうね」「さあ、暗くなって北のじゃが、山の方に靄が掛かっている」「夜景が見えなくなるかも知れませんね」「さあ、頂上に着いた」「早いね……夜景はどうでしょう」「ごらんの通り」「あ、見えた」「函館の町が一望……しかし、十分もすると靄が掛かり始める」「ちょうどいい時間でしたね」「それにしても人が多い。背の低い人は見えないぞ」「歩くコースなど決めるといいですね」「パンダの見学と同じになっちゃうな」「はい」「ということで、バスは15分しか止められないが、集合時間には御覧の通り。目の前のライトまで靄って……翌日聞いたところによれば、この後に来た人はやはり夜景が見えなくなったとか」「へえ」「路線バスに乗るのに長蛇の列が出来ていた。帰りも多くのバスとすれ違ったが、大変な人出だったようじゃな」「見えない人は残念でした」「さあ、これでホテルに行って、後は寝るだけ」「初日の報告を終わります」「初日は万歩計で１４０００歩、１０．７キロと記録されている」「はい、ぢい散歩では普通の数字です」

  2013.09.18

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  ぢい散歩４７「北海道スペシャル」：その４「元町教会郡」

  「ぢい散歩、北海道へ来ております。さて、函館の港へ戻りました」「今度はどちらへ」「高い所……元町の方へ」「はい、参りましょう」「函館山を背景に、ペルリ提督の像」「ペリーでしょう……言葉まで当時の物にしなくてもいいの」「元町公園じゃ」「はい」「函館支庁の書籍庫」「レンガ作りですね」「函館区の旧公会堂。明治43年の建設」「歴史的建物があるんですね」「さて、こちらの通りは教会群へ向かうコースじゃが、左右の建物も歴史的な物が多い。外国人が買って住んでいるというのが増えているそうじゃ」「へえ」「色の対称も面白い」「作りも和洋混交ですね」「船の安全を祈願する船魂神社」「今でも参詣されています」「元は観音様だったが、明治に入ってから村の社となり、現在に至る。社殿は明治の大火で焼け、昭和になって本殿を築いた。現在のものは昭和37年の改築」「はい」「八幡坂。１８０４年に八幡宮が移ったのでこの名で呼ばれる。八幡宮は明治１１年に焼失し、別の場所に移っている。テレビのＣＭやドラマでよく登場する坂じゃな」「はい」「ハリストス正教会。ロシア系。火事で焼け、大正時代に再建されたもの」「へえ」「聖ヨハネ教会。こちらは英国系。こちらも大正時代に火事で焼失、昭和54年に建てられたもの。屋根に十字架がなく、建物全体が上から見ると十字の形になっている」「へえ」「カトリック元町教会」「これも十字架のデザインが面白いですね」「こちらは亀井勝一郎が生まれた所。武者小路実篤の字で書かれた碑が建っている」「ほう」「本願寺の屋根。京都ではお東さん、西さんというが、ここが北の本願寺と呼ばれる所」「すごいね」「さあ、それではこのまま夕食に参りましょう」「わーい」「それはまた次回」「やっぱり」

  2013.09.17

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  ぢい散歩４７「北海道スペシャル」：その３「五稜郭」

  「ぢい散歩、北海道へ来ております」「今回は」「函館といえばここ……ゴロウカクへ参ります」「舌が回らないね。五稜郭（ごりょうかく）です」「それ」「手抜きだね」「お馴染み、星型の濠がめぐっている」「はい」「水に接する部分だけが石垣で、全体は土を固めて出来ている」「へえ」「中に新しく作られた建物。当時の物を忠実に再現してある」「いいですね。中も見学しましょうか」「それは別料金なので、オプションで……」「全部オプションですねえ」「無料で見る資料でもかなり勉強にはなるぞ……自然も見る価値があるのじゃ」「はい……ケチな大家さんらしいね」「こちらはタワーにある土方歳三の蔵」「へえ……今年は幕末の写真展で土方さんの生写真をもらったり……縁がありますねえ」「わしはタワーに登ることにした。ここもオプション」「はい、五稜郭の形がよく分かりますね」「幕末の歴史が、ミニチュアで作成されている。小説などでも読んだが、後に明治政府につながる人は最初から適当に戦って和解するつもり……土方らは敵に捕らえられたら死刑間違いないというこで、必死の戦い。最初からかみ合っていないことが分かる」「へえ」「新撰組は最初から最後まで利用されたのじゃな」「はい」「ということで、降りて来た」「真下からの眺望」「全体の建物を最後に紹介するのはお洒落じゃろう」「気を遣った振りをしているね」「ということで、次へ参りましょう」「また次回」

  2013.09.16

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  ぢい散歩４７「北海道スペシャル」：その２「赤煉瓦倉庫の続き」

  「ぢい散歩スペシャル、北海道へ来ております」「はい。函館の赤煉瓦倉庫へ来ています」「周辺の散策。写真はウイニング・ホテル」「ここに宿泊ですか」「いや、この中に北島三郎の記念館があるのじゃ」「あら……そちらを紹介しますか」「好きな人は行くじゃろう。わしはテレビを通してでも、彼の歌を聞いたのはもう三十年も前になるから……」「じゃあ、なぜ来たんです」「一応、皆さんを案内して……入るかどうかはオプションで」「じゃあ、次行きましょう」「こちらは金森美術館。明治１１年に金森洋物店として開店した。火災のため明治４４年に再建されたもの。美術館になっているが、建物だけでも一見の価値はある」「では、中を見ましょうか」「こちらもオプションで……」「あらら」「赤い靴の像。　　♪あかいくつ～、は～いてた……」「歌わなくていいの……しかもすぐ踊るんだから……でも、あれって、横浜の波止場から船に乗りますよね……どうしてここにあるんです」「え……次行こう」「誤魔化してるな」「はこだて西波止場美術館」「建物がすごいですね」「愛のテディベアが有名。色々な人が、自分だけのテディベアを作って地雷撤去活動を支援している」「有意義ですねえ……では、中を」「ご希望の方はオプションで……」「あら、ここも」「こちらはラッキーピエロ、ご当地バーガーでナンバーワンになったお店」「どんなやつでしょう……ご紹介を……」「食べるのはオプションで……」「あら、食べないの」「こちらは自販機。広告ではなく、海抜２メートルというのが楽しいじゃないか」「そんなところを紹介しても……何か買いますか」「それはオプションで……」「これもかよ」「日本最古のコンクリート電柱。大正１２年に建てられた。高さ１０メートル、底辺４７センチ、上辺１９．５センチ」「珍しい形ですね」「明治から火事が多かったので、大火建築として考えられたらしいね」「歴史を感じますね」「登りたい人は、オプションで……」「ない、ない」「江戸末期の豪商、高田屋嘉兵衛の倉。1800年頃にここを港として開くのに貢献した。11年、ロシアの将軍を北方領土侵犯の罪で捕らえたところ、ロシアは報復として択捉（えとろふ）にいた嘉兵衛を捕らた」「大変ですね」「ところが嘉兵衛は、ロシアの非を難じ、日ロの融和について説いた。これにロシアは感服して謝罪、釈放するのだが、嘉兵衛は、捕らえられたロシアの将軍の釈放を実現し、平和友好の道が出来た」「すごい人がいたもんですね」「資料館はオプションじゃが、この日はお休み」「はい、残念」「こちらは郵便局。明治５年に郵便制度が出来て北海道にも役所が出来たが、この建物は明44年の完成」「素晴らしいですね」「脇にはポストが並んでいる」「これはまた、懐かしい……って、私も知らない時代ですね」「やっぱり記念写真はビールでないと」「樽ですか……」「あ、後は買い物。じゃがポックルというのが50個くらい積まれたが、10分で無くなったなあ……人気なのじゃろうか」「手に入れましたか」「まだ初日じゃから……実は最終日に幾つでも買える場所を発見した」「あら、そういうこともあるんだ」「ということで、お店は色々あるが、今回はこれぎり」「では、次の場所へ……」「はい、続く」

  2013.09.15

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  ぢい散歩４７「北海道スペシャル」：その１「赤煉瓦倉庫」

  「さて、春休みの滋賀京都スペシャルが好評でしたので、今回は北海道へ」「はい、ぢい散歩のスペシャルです」「まずは羽田空港」「……それ、いらないと思いますよ」「こちら集合なら１万円のプランでございます」「まあ、行きましょう」「函館空港からの道。中央分離帯には、観光名所が描かれておる」「へえ」「途中で見掛けた、後ろ姿が寂しそうな石川啄木」「途中経過ばかりだね」「最初の目的地は赤煉瓦倉庫」「はい、まずは港ですね」「イカ釣り船なのじゃろうなあ……ライトが特徴的な船が沢山並んでいた」「はい」「こちらが倉庫」「赤煉瓦って、横浜にもありましたね」「横浜の開港記念館（Ｊａｃｋ）は、爺さんが技師として加わっていたからなあ……実は、北海道も、建築が一つの目的……それは最終日に」「もったいつけるねえ」「まずはビール」「え……」「左が赤煉瓦ビール、右が開拓史ビール」「いきなり飲みますか」「料理は、こちらがジンギスカン」「おいしそう」「こちらがスープカレー」「はい」「残念なのは、この地区が大変な人出で、駐車場が開かない。それで歩いたのじゃが、ちょっと到着が遅れてしまった。予約で先に用意してくれていたので、焼きたて熱々がいただきたかったね」「まあ、仕方がないですね」「さて、赤煉瓦倉庫群の全容を見るため、一端離れると、北海道第一歩の地という表示がある」「白熊がいますね」「北海道に白熊がいるのは、今回初めて知った」「え、本当に白熊がいるんですか」「隣のお店」「あ、いた」「ということで、これから周辺の散策でございます」「次回に続く」

  2013.09.14

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  ぢい散歩４６「目黒から王子」：その４「王子」

  「さあ、王子へ参りました。南北線から出ると北トピア。長崎の原爆でお馴染み、平和祈念像からＪＲの下を抜け、今回は音無川ではなく、お稲荷さんへ参ります」「はい」「本当は名主の滝まで行きたかったが、時間がなかったので、大急ぎ」「参りましょう」「本堂へお参り」「はい」「落語ファンじゃから、狐にお参りしなければならん」「当然ですね」「守り神も位が高いので、左は玉を、右は巻物をくわえておる」「ほう」「さあ、なぜじゃろう、お狐様の所だけ、全部ピンぼけ」「どうしたんでしょうね」「さあ、後は音無川を越えて、いつものコース。紙の博物館から」「くらしの中の和紙ですか」「紹介するのは手燭」「紙を燃やして灯りにしているんですね」「紙で作った着物や箱も面白いが、今回は省略」「はい」「楽譜」「紙が大切だった時代ですね」「続いては飛鳥山博物館で案内の狐さん」「面白いね」「とまあ……こちらももうお馴染みの場所なので、以下略」「あれ」「とまあ、こんな具合で、目黒から王子への散策は終了」「適当だね」「歩いたのは万歩計で１８０００歩、１４．４キロと記録されている」「庭園や美術館の中も含む」「木戸銭は無料。昼食680円。美術館などで絵はがきやグッズが３８８０円」「今日は多いですね」「ということで、ぢい散歩の報告は読み終わりと致します」

  2013.09.13

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  ぢい散歩４６「目黒から王子」：その３「目黒区美術館」

  「さあ、ただ歩いても退屈なので、途中で立ち寄り。三田春日神社」「はい、神社仏閣も沢山行きましたが……」「そうでもないな、一般の学校の夏休み期間で３３ヶ所だけじゃ」「あら、今年は随分少ない」「美術館・博物館は、５分くらいで見られる小さな画廊を含めると百を超えたぞ」「それもすごいね」「昼食は冷やし中華。野菜が上出来」「はい、先行きましょう」「田道の庚申塔群。麻布・青山から目黒不動へ行く道で、1677年から1713年にかけて作られ、寄進した講中の名前まではっきり詠める」「貴重な文化財ですね」「さあ、こうして目黒区美術館に到着」「はい、今回の展示は……」「今回の展示はPAPER展」「紙が主役ですか」「ちらしも、開くと斜めの線が直線になる」「あ、長方形じゃないんだ」「中は写真撮影は禁止じゃが、階段は可」「え……階段て、何があるんです」「踊り場にはオーケストラが」「あ……」「階段の途中で休んでいる人も」「あれ」「手すりにも」「すごいね」「案内矢印にも」「面白いね」「ということで、目黒駅まで９００メートル。ぐるっと一回り致しました」「はい、妙なコースでした」「さて、次回は王子まで参ります」「そういえば、昔は別々に行っていたのが、今年に入ってからは目黒と王子がセットですね……理由は」「地下鉄のフリーパスで、一番安上がりになるコースなのじゃ」「あ……やっぱりただのケチだったんだ」「一番安いルートで、我が家からは１７９０円。それが７００円のフリーパスを使うと１６００円、更にぐるっとパスで３００円割引になっているから……」「４９０円もお得……って、ケチだね」「そういう訳で次回は王子へ参ります」

  2013.09.12

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  ぢい散歩４６「目黒から王子」：その３「写真美術館」

  「さあ、目黒を散歩しておりますが、間でなぜか恵比寿に……」「不思議なコースですね」「目黒の松岡美術館から、日東坂を下って、首都高を越え、ウェスティンホテルの地下入り口まで６５０メートル」「近いですねえ」「ホテルの中を抜けると、恵比寿ガーデンプレイスで、東京都写真美術館まで合計９００メートルくらい」「はい、意外なコースですね」「今回招待されたのが写真作品のつくりかたという企画」「へえ」「例えばチラシの写真は、光の使い方で、こんなにきれいという例かな」「なるほど」「前月に行った記念館で入手した太宰治の写真もある」「これはアングルですかねえ」「まあ、とにかく、そうしたテクニックが面白い」「勉強になりますねえ」「わしのお勧め。１０月２０日までやっているネコライオン」「あれ、写真が半々ですね」　　「こんな感じで、ネコとライオンが同じようなポーズで移っていると、思わず笑ってしまうぞ」「はい、面白いですね」　　「こちらも」「なるほどね。色々な楽しみがあるんですねえ」「さあ、続いて目黒へ向かって歩くぞ」「え、また戻るんですか」「いや、今度は西へ向かうのじゃ。自然観察園や松岡美術館に対して目黒駅の反対側にある目黒美術館までちょうど１キロくらい」「では参りましょう」「はい、それはまた次回」

  2013.09.11

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  ぢい散歩４６「目黒から王子」：その２「松岡美術館」

  「さあ、目黒の松岡美術館へ参りました」「３月に来た時は猫を中心に紹介したので、その他の動物を……」「変な分類だね」「最初の作品は古代の猿じゃ」「はい」「馬じゃ」「分かりますよ」「仏教美術も、下の鳥に注目」「あら」「壺も、馬のデザインで」「ううん、適当な脈絡だね」「こちらは獅子と牡丹がデザインされている」「へえ」「ベルジーニの束の間の喜び」「蝶々がいいですねえ」「ヘンリー・ムアの馬」「はい」写「こちらが今回話題の少女」「いい雰囲気ですが、動物はいませんね」「まあ、今回は彼女に会いに来た分けじゃが、開催されていたのは印象派とその時代という特別展」「へえ」「そこから幾つか紹介すると、ルノワールのリュシアン・ドーデの肖像」「シスレーの麦畑から見たモレ」「解説なしですね」「いやあ、見応えがあった。それ以上にここは落ち着くね」「お気に入りですね」「さて、ここから目黒駅まで歩くと１．２キロ」「かなりありますね」「恵比寿の写真美術館までなら９００メートルちょい」「あれ……そっちの方が近い」「ということで、次回は恵比寿まで歩きます」「続く」

  2013.09.10

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  ぢい散歩４６「目黒から王子」：その１「自然観察園」

  「ぢい散歩、今年の第４６回は目黒の美術館を見たいというので……」「これもお馴染みのコースですねえ」「まずは可憐な花から」「美術館じゃないの」「目黒の自然観察園じゃ」「はい。写真の花は」「ヤブラン」「これは面白い形ですね」「ダイコンソウ」「どこがダイコンなんです」「根が似ているそうじゃ」「面白い花ですね」「キンミズヒキ。実に棘があって、ひっつきむしになる」「へえ」「キツネノカミソリ」「これも名前が面白いね」「フシグロセンノウ。縁が黒いから」「みごとな色です」「トラノオスズカケ。絶滅危惧種だよ」「ミソハギ。お盆の行事に使われるな」「まあ、その他色々。前回は桜を見に来たが、こういう写真を見ると秋にも来たくなるなあ」「はい」「ということで、次回は、これもお馴染みの松岡美術館まで参りましょう」

  2013.09.09

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  ぢい散歩４５「上野美術館めぐり」：その２「西洋美術館」

  「８月11日、ぢい散歩、上野の美術館めぐりを企画したのじゃが……なぜこの日になったのか」「え……ミステリーですね……なぜです」「西洋美術館がタダで入れるから」「あれ……やっぱりただのケチだ」「最初の絵は……恐いね」「悪魔のようですね……」「フュースリの『グイド・カヴァルカンティの亡霊に出会うテオドーレ』わしは最近、絵画の素晴らしさは光にあると感じている」「はい」「グレコの作品はまさに光じゃな」「はい」「♪グレコ、グレコ、グーレーコー」「歌わないの」「話題の青い服の女性像も……カルロ・ドルチの『悲しみの聖母』」「後光がさしているようですね」「この日でおしまいなのが、ピカソの描いた動物」「はい、ダチョウが出ています」「大胆な蝶」「面白いねえ」「カエルさん」「何だか表情を感じますね」「動物園から続いているのがいいじゃろう」「自慢にならない」「彫刻も、ロダンを始め多数収集されている」「これは力強いですね」「反対に柔らかな造形の女性」「比べると面白いね」「その両方を融合させた作品も」「なるほど」「ということで、絵画ももっと紹介したいところじゃが……」「何か問題が……」「わしゃ素人で説明が出来ない」「え……そんなのみんな知ってますよ」「そういうことで、歩いたのが万歩計で１１７５５歩、９．２キロ」「動物園や美術館の中まで全部含めてですが、やっぱり多いね」「参加費用は弥生美術館の８００円のみ」「安上がりでした」「ということで、第４５回ぢい散歩、これで読み終わりとします」

  2013.09.08

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  ぢい散歩４５「上野美術館めぐり」：その１「弥生美術館」

  「さて、千住・日暮里を回った翌日」「え、また翌日なんですか……大変ですね。３日連続、８日間で５日ですから……」「今度は美しい小母様方を引率して上野の美術館めぐり」「美しいんですか」「え……いや、まあ、その……」「いい加減な返事だね……ところで、上野は今年何回目ですか」「ええと……今年８回目だね」「大変ですねえ、いつもずいぶん歩くし……」「小母様方が相手なので、大して歩かないのが今日の予定」「はい、参りましょう」「日暮里からお寺巡りは例によって省略」「例によって、そこらの神社仏閣にお参りしています」「今日は16ヶ所」「はいはい」「ということで、着いたのが弥生美術館」「ここも今年何度目でしょうか」「村上芳正展。家畜人ヤプーを中心に」「例によって怪しい世界ですねえ」「三島作品にも深く関わっているのじゃ」「へえ」「夢二美術館では乙女のためのデザインワークというので、夢二らの作品から、大正浪漫の着物、服や帽子、グッズのデザインを探る」「面白い企画ですねえ」「さて、例によって動物園を抜けて上野駅方面へ出るのじゃが、この日は熱中症の警戒警報が出た」「毎日すごかったですもの」「お猿さんも暑くて……」「水が欲しいね」「象さんはお食事中」「はい、おいしそう……ではないけれど……」「パンダさんもお食事中」「はい……食べているのパンだって訳じゃないですね」「鳥さんも」「食べている写真ばかりだね」「出てから食事という予定で……ちょっと時間が遅かったので……」「欲望が表れているのね」「さあ、外では人間のパフォーマンス」「すごい技ですね」「ということで、食後は西洋美術館へ参ります」「続く」

  2013.09.07

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  ぢい散歩４４「千住・日暮里：文学散歩」：その３「根岸散策と取手花火大会」

  「さあ、ぢい散歩。娘共を引き連れて、根岸を散策します」「はい、大変です」「正岡子規の家を再現した子規庵」「はい」「子規の辞世の句から、命日を糸瓜忌（へちまき）と呼ぶ。当然庭には糸瓜が」「はい、当然です」「名句に詠まれた植物を植えているのがいいね」「はい」「ちなみに、糸瓜はもともと漢字の通り『いとうり』、あるいは『とうり』と言っていた」「へえ……それがどうして『へちま』になったんです」「『と』の瓜、いろはで言えば、『へ』と『ち』の間、だからへちま」「あれ……洒落なんですか」「庭で記念写真。ここに、辞世の句を再現した碑も出来ている」「いいですね」「お向こうにある書道博物館」「ここでも記念撮影ですか……小さいからよく分かりませんが……」「あまり醜いものは出さない方が……」「失礼だね」「中村不折が使っていた蔵が再現されたのが今回の話題」「はい、皆様もぜひ」「この日は夏休みイベント。小学生のためのプログラムが用意されていたので、全員が絵はがきをもらって大喜び」「……あれ、参加者は大学生なんでしょう」「ううん……多分係員が小学生だと思ったんじゃろう」「ひどいね……あれ、大家さんはなぜ持っているんです」「なぜ俺によこさないんだって……」「またからんだんだ」「お馴染みのねぎし三平堂」「落語の趣味がないと分かりません」「はい、今日は表を見るだけ」「でしょうね」「羽二重団子」「これも女の子は好きそうですね」「ところが、お昼で満足したのか、みんなもういいってんで……無事日暮里駅に着きました。　歩いたのは万歩計で１３７５０歩、１０．８キロ。　参加費は木戸銭が１４００円、食事代が２６００円」「豆富懐石が高いので……」「お土産はなし」「ということで、ぢい散歩の報告は終わりですね」「ところがギッチョン」「え……まだ何か……」「全員で取手へ移動して、取手の花火大会を見学」「あらあ……」「写真は我が家から見える花火」「下の方に何かありますね」「実はマンションがあるのじゃ……逆にその取り合わせが面白いかも」「どうかなあ」「ということで、ぢい散歩第４４回はこれをもって読み終わりと致します」

  2013.09.06

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  ぢい散歩４４「千住・日暮里：文学散歩」：その２「笹乃雪まで」

  「さて、ぢい散歩は千住・日暮里の文学散歩を開催。美女……とは限らない大学生が参加しております」「はいはい」「樋口一葉の記念館を出て、住居跡を見て、飛不動へ参ります」「こちらではお馴染みのコースですね」「写真は絵馬を奉納する娘達」「何に御利益があるんです」「飛不動というから飛ぶ力を持っている。航空安全、それから受験。落ちたら困るという」「洒落だね」「昔は飛距離が出るというのでゴルフの御守りがあった」「こちらはお参りをする娘達」「はい、とても顔は見せられないので、後ろ姿でございます」「この後鷲神社へお参り。文学散歩は一葉から子規にバトンタッチとなります」「ここには二人の碑の他に、其角の句碑もあります」「さて、これから日暮里、入谷の鬼子母神へ行くのじゃが、わしは一本道を間違えて遠回りしてしまった」「はい、ゴメン」「その代わりこんな写真も撮れました」「スカイツリーだね」「鬼子母神には子規の句碑。こちらもお馴染みなので解説は省略」「どんどん行きますね」「はい、豆富料理の老舗笹乃雪まで参りました」「ここも子規の句で有名です」「今日はここでお食事」「はい」「まず膾（なます）。豆富を白酢で和えてある」「いいですね」写「冷や奴」「メインですね」「あんかけ豆富と胡麻豆富。上野の宮様がお代わりをなすって、二つ出ますが、これで一人前」「はい、有名ですねえ」「絹揚げ」「本当に全部豆腐なんですね」「雲水という、湯葉巻きを豆乳で蒸したもの」「おいしそう」「うずみ豆富。お茶漬けじゃ」「これも豆富ですか」「まだまだ。デザートも豆富のアイスクリーム」「はい」「ということで、この子達は食べに来たようなものじゃから」「そうですね……いい笑顔ってことにしておきましょう」「ということで、正岡子規の句碑の前で記念写真。とても人様に見せる顔ではないので、写真は小さくしております」「ひどいね」「次回は日暮里駅まで参ります」

  2013.09.05

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  ぢい散歩４４「千住・日暮里：文学散歩」：その１「千住から千束」

  「さて、両国・深川の翌日、今度は日本の美人女子大生限定の文学散歩」「え、美人限定ですか」「……ううん……まあ、少しはおまけしても……」「少しですか」「ブスでも何でもいいんだよ」「やけになってるね。参りましょう」「南千住駅を出発して、お馴染みの延命寺」「首切地蔵ですね」「隣の回向院で、例によって著名人７、８組をご紹介」「はい、このブログでは何度も出ているので省略します」「この日も暑いので余計な所はカット……近道をして……」「トンネルだね」「浄閑寺へ到着」「早いね」「写真は永井荷風のオブジェ」「所縁の寺ですね」「吉原で死んだ女が捨てられた投げ込み寺で、荷風は底辺の女性に優しい目を向けているからなあ」「はい」「これもお馴染み歌笑の碑」「はい、戦後一世を風靡した噺家ですね……お馴染みなのに出すのは落語関係ですから」「字は武者小路実篤」「後日実篤記念館へも参ります」「さあ、ここから樋口一葉を巡る。まずは千束稲荷神社」「作品の舞台になっていますね」「一葉像」「これももうお馴染み」「本堂」「ううん、説明が手抜きだね」「はい、こうして一葉記念館まで参りました」「早いね」「こちらもお馴染みなので中身の紹介は省略します」「全部省略ですね」「一葉の家があった場所。今回参加した美女……いや、どうでも……まあ、何でもいい人達」「ひどいね……」「だから大きい写真では失礼になる」「５人ですか」「もう一人後から参加する」「へええ」「さあ、それではもうお馴染みじゃが、近隣の寺社めぐり」「それはまた次回ですね」

  2013.09.04

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  ぢい散歩４３「両国・深川」：その２「深川三つの資料館」

  「さて、腹ごしらえはパスタ」「はい……いつもの大家さんなら先へ移動してからです」「ということで、両国から深川へ移動します」「中身のない報告で、すみません」「地下鉄清澄白河駅にある江戸資料館のポスター」「あ、猫だ」「資料館に入ると、まず屋根にいる猫が目につくね」「あ、その猫なんだ」「いつも同じになるのでお店などは省略いたします。こちらは米屋の中。鶏がいる」「動物シリーズですか」「火の見の下で片足上げているワンちゃんはお馴染みなので、むき身屋にいる犬」「可愛いね」「天麩羅を食べる」「今回のゲストの方ですね」「美少女ばかりで問題になるから、写真は小さいもので……」「はいはい」「さあ、今度は芭蕉記念館へ行こう」「これもお馴染み」「天気が良くて、とんでもない暑さになったので、清澄庭園、清澄橋は省略」「写真は」「お馴染み相撲部屋」「はい、まわしがありますね」「芭蕉記念館も毎回お馴染みなので、省略。今回は江戸に集う文人として、芭蕉や周辺の人々の作品が展示されていた」「はい」「海外のゲストだったが、みんな古池やの句は知っていたぞ。今回も４つ同じ句の碑を見たのでな」「へえ……大家さんは英語で解説したんですか」「もりちん……　　Full we care, coward to become mid. note」「……私達は大変に恐れる、愚か者がノートの真ん中になってしまうのを……って、何です」「発音すれば分かる」「インチキだね」「最後に東大島に出た」「川の向こうにスカイツリーですね」「中川船番所跡。当時の番所が復元され、資料もあり」「はい」「以上、歩いたのが万歩計で１１１１１歩、８．５キロ。前日の仕事より２千歩も少なかった」「一緒に行ったのが女性ですからね」 参加料１２８０円。木戸銭、昼食すべて含む。暑かったので地下鉄を利用、２６０円。北千住まで、カードを利用すると安く行けるが、切符を買うと３２０円になる」「色々ありますねえ」「ということで、第４３回ぢい散歩の報告を終わります」

  2013.09.03

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  ぢい散歩４３「両国・深川」：その１「江戸東京博物館」

  「さあ、またしてもぢい散歩のお時間です」「こればっかりですね」「今回は海外からお出でのお嬢様方を両国から深川へお連れして日本文化に触れていただくという企画」「はい、参りましょう」「まず予定外。相撲博物館を見に行ったら、環境のイベント中」「それでゆるキャラですか」「環境大使だって……ということで、次行こう」「早いね」「お馴染み江戸東京博物館」「今年何度目でしょう」「四回目だったかな……ただ、今回は先に述べた通り、海外の方をご案内するので……」「はい、日本の文化を紹介ですね」「昔の両国」「お馴染み」「いつもと違うものを出そう……飴屋の看板」「はい」「三井の恵比寿と大黒」「へえ……左甚五郎作ですか」「さあね……」「隅田の花火を見物する屋形船」「これもお馴染みです」「わしは江戸時代の髷に注目」「今年は上野でもやっていました」「いつも助六が出て来るから、今回は芝居小屋の写真」「はい」「さて、今年寄進されたものが注目」「これは、笑点の額ですか」「こちらはさすがに海外の人には分からなかった」「でしょうね」「三遊亭円朝の影絵。これもわしがなぜはしゃぐのか理解されておらんかったな」「当然です」「円朝作の軸絵」「完全に落語の世界に行っていますね」「はい、では、次回に続く」

  2013.09.02

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  ぢい散歩４２「北の丸から六本木」：その５「国立新美術館」

  「ぢい散歩、今日の最後は国立新美術館」「はい……今日８つ目の美術館ですね……大変でしょう」「うん……さすがにもうゲンナリじゃな」「大変な企画をするからでしょう」「ここはデザインが面白いね」「くねくねしています」「ぜひ六本木ヒルズの上から見て下さい」「お馴染みですね」「この日から始まったアメリカン・ポップ・アート展」「初日ですか」「こちらお馴染み」「誰です」「これも」「説明が手抜きだね」「マーケットを利用した作品」「これも絵になるんですねえ」「ちらしの裏面はスープ缶。前売券にはスープ付きの物があるのじゃそうな」「へえ、面白いね」「気遣いがないのが、こちら。スープ缶の展示で、写真撮影可なのじゃが、後方が窓なので写真を撮してもねえ……フラッシュを焚けばいいのじゃが、回りの人に迷惑な場所で……」「はい、奥にレジに並んでいますねえ」「同時に開催されているアンドレアス・グルスキー展。入場は別料金です」「これもすごい写真ですね」「先日まで上野の科学博物館でも展示されていたぞ。素粒子を捕まえる装置だったかしら……」「覚えてないんですね」「うん、読んだ人が正しい内容を教えてくれるじゃろう」「いい加減なんだから」「ということで、こちらは乃木坂駅側の出口」「明るいね……今日も暑かったですからねえ」「乃木坂駅の構内」「結局どうでもいい写真ですね」「はい、そういうことで、ぢい散歩は以上で読み終わり。　歩いた距離が万歩計で１５８１６歩、１２．４キロ。　使ったお金、交通費が九段下から溜池山王まで１６０円、神谷町から六本木までも１６０円。神田または竹橋集合、乃木坂解散後はその他でございます。　その他の木戸銭は全部で２０００円。絵はがきなど随分買った。１９１０円じゃな」「細かいね」「他に昼食……ということで、今回のぢい散歩を終わります」

  2013.09.01

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  ぢい散歩４２「北の丸から六本木」：その４「サントリー美術館」

  「ぢい散歩、サントリー美術館へ参りました」「今回は沢山回るから……」「はい、高い所から……」「また、どうでもいい写真になっているぞ」「こちらが美術館」「これ、毎回同じでしょう」「何を言うとる。ちゃんと、今回の展示になってるじゃろう」「まあそうですが、代わり映えしないね」「谷文晁展。知っているのは江戸時代の画家ということくらいかな」「その程度の認識ですか」「上野公園を散歩する人にはお馴染みの名前……ほら」「あ、本当だ」「上野駅からかっぱ橋商店街の河童寺まで歩くのなら、ちょうど中程にお墓もある」「はい、そういう意味で親しみを感じている人なんですね」「代表作は石山寺縁起絵巻。大胆な構図とタッチは必見」「すごいですねえ」「これは火事の時に仏様が守られたという話」「はい」「更級日記の作者、孝標女（たかすえのむすめ）の石山詣でも描かれている」「はい」「さて、同じ建物の中では風鈴展。サントリー美術館ではないが、写真のタイトルつけるのが面倒なので……」「適当だな……それにしてもすごい数ですね」「これでもほんの一部じゃよ」「へえ」「こちらの水のオブジェもなかなか」「へえ」「外にも色々あるのはご存知の通り。今日はこちら。この先の水の遊歩道もいいのじゃが」「はい、色々見ながら歩きますね」「だから長い距離を歩いても、ぢい散歩は苦痛には……」「やっぱりなるよ」「はい、次回は最終回、国立新美術館でございます」

  2013.08.31

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  ぢい散歩４２「北の丸から六本木」：その３「六本木ヒルズ」

  「ぢい散歩、六本木ヒルズへ参りました」「これもお馴染みの森美術館ですね」「今回はＬＯＶＥ展。駅から表へ出ると水玉があちこちに……」「おやおや」「木もこの通り」「また、どうでもいい報告になりそうだな」「展示も御覧の通り」「すごいね」「写真撮影が可能なのはここまで。様々な形で愛を表現している」「へえ」「初音ミクちゃん……マイクに言葉を掛けると、その言葉で始まる歌を即興で歌ってくれる」「へえ、面白いね」「ここへ行くので勉強のため、彼女の歌を幾つか聞いた」「どうでした」「中国か韓国か……どう聞いても外国人らしいな。日本語が何だか変。まあ、今の歌手は何だか分からない言葉で歌うから、これでいいのかも。わしは一曲聴き終わるのも苦痛じゃった。今のところはよく作ったねという評価は出来る」「ハートをデザインしたものがいい」「はい」「こちらも」「ほら、手抜きの紹介になるでしょう」「こちらがちらし。最後に出すのは工夫しているじゃろう」「自慢するな」「ハリーポッターを見る人はここでお別れ。わしはシティビューへ」「はい」「パノラマ使ってみました」「ううん、どうでもいいなあ」「外へ出ると、またしても水玉が……」「報告もバラバラだね」「はい、そういうことで、サントリー美術館へ参りましょう」「本当に今回は忙しい」

  2013.08.30

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  ぢい散歩４２「北の丸から六本木」：その２「九段と神谷町」

  「ぢい散歩は北の丸公園」「これまたお馴染み昭和館」「はい」「夏なので戦争についての研究にはお勧め」「勉強になりますね」「ということで、九段下から溜池山王へ移動」「あれ……もう行っちゃうの」「ホテルオークラの大倉集古館」「これもお馴染みです」「大倉コレクションの精華と題する展示の二回目。横山大観、川合玉堂、伊東深水……という作者名を並べただけでも感動ものじゃ」「はい」「ちらしの丸の中にある前田青邨の洞窟の頼朝が今回の話題作」「見応えありですね」「続いて菊池寛実智美術館」「いそがしいねえ」「菊池ビエンナーレ展という、現代陶芸を集めたもの」「ちらしも面白いデザインですね」「これも不思議な造形」「何だか分からないけれど、魅力は感じますね」「少し歩いて泉屋博古館」「今日は忙しいぞ」「テーマにみる近代日本画。ここは大きくはないが、いい作品を並べているなあ」「いいですねえ」「ちらしに使われるくらいだから、横山大観が素晴らしい」「はい」「こちらは小林古径の人形。展覧会ではモデルの人形も展示されておる」「へえ」「魅力的だったのは上島鳳山の十二月美人。全作品が出ていたが、残念なことに絵はがきが一部のみ」「はい、もちろん、あるものは手に入れて来たんですね」「さあ、こうして、神谷町駅から六本木へ向かう」「忙しいね」「ゆっくり見ても、今日の美術館は１時間掛けずに見られるから……」「それにしてもねえ」「ということで六本木はまた次回」「続く」

  2013.08.29

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  ぢい散歩４２「北の丸から六本木」：その１「科学技術館」

  「さて、ぢい散歩４２回、まずは北の丸公園の博物館散歩でございます」「先日近代美術館へ行きましたね」「その翌日から新しい展示のためお休み中。今度は９月に竹内栖鳳展に来る予定」「何度も大変だね」「さあ、まずは科学技術館じゃ」「こちらもお馴染み」「休み中は子ども達の自由研究でごった返している。今回は一部工事という関係かどうか……イベントには集まっていたが、全体には空いていたな」「良かったですね」「昔の自転車」「おっさんがよくやりますね」「参加した小学生に撮ってもらった」「へえ」「もっと昔の自転車」「はい」「最新鋭の自転車」「自転車じゃないね」「光と音の展示」「色々な研究もありますね」「案内してくれるロボット」「はい。受付の女性ロボットもいましたね」「声を掛けると反応するあざらし君」「はい」「錯視がすごい」「はい」「床から壁まで全部デザインされると、目がクラクラするなあ」「すごいですねえ」「ということで、電気、ガスなどあらゆるエネルギーについての展示があるので、子どもにはお勧め。今回は次の予定があるので、４０分ほどで出てしまいました」「はい。次へ参ります」「また次回」

  2013.08.28

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  ぢい散歩４１「臨海散歩」：その７「地下鉄博物館」

  「ぢい散歩、臨海地区の最後は葛西の地下鉄博物館でございます」「こちらはお久しぶりで」「前回来た時は子ども向けのイベントがあったので、ゆっくり見てもいられなかった」「今日はゆったりですか」「こちらがテケツ」「あ、１番だ」「一月に来た時は６３８４番。まさかその日の通し番号じゃないから……今回はなぜ１番なのか理解できないなあ」「ねえ、一日の最後だから、前に一人もいなかったとは思えないし」「記念の団扇」「ほら、どうでもいい写真になるぞ」「地下鉄の歴史と現状が見られる。まずは丸ノ内線の車両」「はい」「昔の車両」「はい」「穴を掘って地下鉄を通すという筒」「工事は大変でしょうね」「運転体験も出来る」「はい」「こちらのジオラマも自分で運転が出来る」「楽しいですね」「車内の色々な物を動かし、扉を開けたり……この前にはパンダグラフを動かす物もあるよ」「はい、楽しい博物館です」「東京ぐるっとパスは、ここでも地下鉄フリーパスのセットが購入出来ます」「皆様もぜひ……って、今日はここがゴールですね」「はい、歩いたのは、万歩計で１９５５５歩、１５．７キロと出ている。　木戸銭はマンガのちから展が団体で９６０円。他は無料。昼食は６８０円。交通費は森下駅集合、葛西駅解散。門前仲町から新木場まで２６０円と、葛西臨海公園まで１５０円、葛西駅までのバス２００円」「はい、今回は交通費が掛かりました」「ということで、ぢい散歩第４１回のご報告を終わります」

  2013.08.27

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  ぢい散歩４１「臨海散歩」：その６「葛西臨海水族館」

  「さあ、ぢい散歩は葛西臨海水族館へやって来ました」「飛行機が飛んでいますね」「実は、木場でも飛行機が写っていたのじゃが、縮小したら全く分からなくなっちゃった」「はい、どうでもいい報告です」「水族館にはお魚がいる」「え……当たり前でしょう……これは何という魚ですか」「……ええ……チュウトロ、ヅケ……鉄火……」「それじゃあ寿司だよ」「こちらもお魚」「だから、何という魚ですか」「……ポチ……」「名前じゃないって」「まあ、細かいことは気にせずに」「ひどいね」「これはカラフル」「イソギンチャクでしょう」「これもカラフル」「ううん、色々いるからわからない」「こちらは大水槽」「はい」「こちらはペンギンさん」「種類わかるじゃないですか」「お食事時間で、走っているところ」「へえ」「こちらは蝶々かな……」「違う」「カエルさんもいるんだよ」「結局適当な報告ですね」「ということで、次回は最後の訪問地」「はい、続く」

  2013.08.26

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  ぢい散歩４１「臨海散歩」：その５「夢の島熱帯植物園」

  「さあ、ぢい散歩の臨海散歩、夢の島熱帯植物園へ参りました」「ここもお馴染みですね」「ここには何十種類もの花があるのだが、今回は赤い花だけにしよう」「色で選ぶということですか」「♪真っ赤なお花の……」「踊らなくていいの」「フウリンブッソウゲ」「アンスリウム」「ブッソウゲ」「ヘリコニアロストラッタ」「オドントネマ・ストリクツム」「トーチジンジャー」「ベニヒモノキ」「シクンシ」「エパクリス・ロンギフローラ」「クリスマス・ブッシュ」「え、夏に咲いているんですか」「これは南半球、オーストラリアに多く生息するのじゃ」「なるほど」「サンゴシトウ……ああ、疲れた」「大家さん、ただ花の名前を並べているだけじゃないですか」「だって、普段口にしないから、舌噛みそうになっちゃって」「しょうがないね」「ということで、今回は植物、次回はお魚へ参りましょう」

  2013.08.25

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  ぢい散歩４１「臨海散歩」：その４「木場から門前仲町、第五福竜丸まで」

  「木場の現代美術館へ参りました」「さて、ぶらぶらと門前仲町駅へ向かおう」「写真は」「高速道路と堀とスカイツリー」「ううん、いい取り合わせなのかなあ」「木場はもちりん、丸太乗りの本場」「はい」「はい、深川不動尊に着いた」「あれ……途中の堀に写るスカイツリーとか、富岡八幡宮とか……」「もういつも同じじゃからいいじゃろう」「適当だね」「駅までの道は深川のご利益通り」「はい」「子育地蔵尊」「ううん、本当に今日はどうでもいい報告だな」「さて、夢の島まで移動して、昼食はカレーうどん。海産物を使い、チーズを利用したイタリア風」「おかしな物を食べているなあ」「意外にうまかった」「では、次の目的地へ」「こちらもお馴染み、第五福竜丸の展示館」「また行ったんですか」「原子力発電に反対しているから、関連は何度でも見ておかないとね」「はい」「こちらが船尾」「ううん、これもお馴染みの写真」「知っての通り、第五福竜丸は昭和29年の水爆実験で被ばく、日本では三度目になった」「はい」「その後も色々……わしの住む茨城では東海村の事故で当初55人が被ばく、死者も出たのに、死んだのが発表されたのは忘れた頃だった。しかも、その人はもともと白血病だったという」「チェルノブイリでも、事故の後は一人も死んでいないそうですね」「もともと白血病が多い地区で、死んだ人は皆そのためだそうじゃ。実際には事故の前の10倍の確率になっているのに……」「ひどいね……日本も同じかな」「東海村では今年５月にも１０以上が被爆したというが、ほとんど騒ぎにならないな」「はい。それ以上に福島ですねえ……」「それなのに政府は一刻も早い再稼働と言っているんだから……全国の人はそういうのを知らないから支持しているらしい」「原発は反対の声も多いですよ」「でも、自民党の人は、我々の大勝は、憲法改定と原発推進を求める国民の声だって言ってるじゃないか」「ううん……」「ということで、船首を紹介しておしまい」「はい、続く」

  2013.08.24

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  ぢい散歩４１「臨海散歩」：その３「木場公園」

  「ぢい散歩、木場公園へ参りました」「さあ、この日は大雨洪水警報が出ていた」「大変ですね」「ところがギッチョン、何ですかこの青空は」「うわあ……さすが晴れ男」「スポーツ施設としておなじみ。マラソンをしている人が多いが、植物の方も見逃してはならないな……写真は公園管理事務所」「ううん、どうでもいい写真だね」「ルリフタモジ。オキナワハナニラともいう」「モミジハルコウ」「オオハンコンソウ」「ベニバナセンブリ」「センニチコウ」「マンデビラ」「こちらはバラ園。万葉」「カクテル……まだまだあるが、以前何か所もバラ園を紹介したから、このくらいで……」「こちらはブドウ」「かりんの実」「忙しい解説でしたね」「最後に噴水」「ううん、結局どうでもいい写真……」「ちなみに、この時点で、こちらも大雨と雷の警報が出ておりました」「大家さんのパワーですかねえ」「次回は例によって、門前仲町まで歩きます」「暑くなったから大変だ」

  2013.08.23

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  ぢい散歩４１「臨海散歩」：その２「東京都現代美術館」

  「ぢい散歩。木場の現代美術館へ参りました」「ここももうおなじみになりましたね」「開催中なのがマンガのちから。手塚と石ノ森の作品を展示」「え……前回ののらくろ館も関連ですか」「そうそう、トキワ荘についてやっていたねえ……」「ということで、こちら」「あ、トキワ荘だ」「二人の部屋も再現されているぞ」「いいですねえ」「サイボーグスタイルのももクロ」「あれ……」「ももクロのグッズは今月後半から発売ですから、これからお出掛けになれば入手できると思います」「はい」「コラボのファイル」「いいですねえ」「わしの小学生時代、お小遣いで初めて買った雑誌が少年キング。そこで連載されていたのがサイボーグ００９じゃ」「もう５０年も前の話」「友達がサンデーとマガジンを買っていて、学校が終わると誰かの家へ行って取り替えて読んだ」「いい関係ですね」「だから、サイボーグの大ファンなのじゃ。主題歌だって、イエローマフラー、赤いマフラー、誰がために……知っているぞ。イエローを知っているのはマニアかも」「はいはい」「キャラクターも、主人公のジョーの名前が変わったり、フランソワが途中からカチューシャを使うようになったり……単行本では導入部が作られて、連載の物とは変わっている」「完全にマニアックな話になってるな」「今４００人くらいのサインを持っているが、大学時代に手に入れたサイン第一号が石森章太郎じゃった」「へえ」「そのころ、ただ強いヒーローでなく、苦悩するヒーローに魅力を感じていたのが確認できたのじゃ」「はいはい」「そんな訳で、ファイルだけを紹介しても、こんな具合で……」「はい」「念のため１万円以上の予算を予定しておいたが、１万円でお釣りが来た」「根はケチなんで……」「同時開催、オバケとパンツとお星さま」「ぜひご一緒に……木戸銭割引になります」「常設展では明治の初期からを振り返って子供たちの未来を考える『ぼくからきみへ』という展覧会をやっているが、子供にはちょっと……暗いイメージでいただけないな」「はい」「最後に、一度も紹介していないオノ・ヨーコの作品『東京のウィッシュ・ツリー』。幸運を祈る日で、日本は１２月９日に指定されている。亡くなった魂を祈り、将来に願をかけるのじゃ」「木そのものが作品なのですか」「１９９６年から２００４年までかけて、彼女が作り上げたものじゃ」「へえ」「ということで、今回のメインは以上……次回は木場公園へ参ります」

  2013.08.22

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  ぢい散歩４１「臨海散歩」：その１「のらくろ館」

  「さあ、ぢい散歩は第４１回、今回は臨海散歩ということで、お子様にも楽しめる企画」「でも、集まったのはおっさんばかりですね」「平均年齢は……６０には届かなかったのか……まあいいや……行こう」「適当だね」「菊川駅から歩くのが近いが、立ち寄りのため森下駅で下車」「ケチなわけではありません」「遠くにいつもわたる高橋が見えるが、今回は渡りません」「では、どちらへ」「のらくろ通りを東へ……」「はい、こちらもおなじみです」「森下文化センターにあるのらくろ館」「参りましょ」「夏にふさわしい絵になっているね」「いいですねえ」「漫画少年とトキワ荘の時代という展示がメイン」「これは子供たちよりもおっさんが喜びますね」「わしらの世代にはたまらないね」「はい」「こちらがのらくろ館」「いい年をしたおっさんがやってますねえ」「さあ、こうして小名木川を渡ります」「向うに見えるのが、高橋ですね」「左折すると、江戸資料館からつながる資料館通り」「お店が色々ありますね」「とりあえず相撲でおなじみ、和菓子の庄之助」「はい。相撲のポスターも見えます」「次回は現代美術館へ参ります」「続く」

  2013.08.21

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  ぢい散歩４０「皇居周辺美術館巡り」：その７「丸ビルから東京駅へ」

  「ぢい散歩４０回の記念で皇居の周りの美術館ということでしたが……」「丸ビルはマルキューブの大恐竜展。オアゾ、新丸の三ヶ所で同時開催」「これも残念ながら１８日で終わっています」「こちらが一番小さいの」「説明、それだけですか」「こちらは大きいの」「大きさじゃなくて、名前を紹介してください」「名前……ポチ……」「はいはい」「こちらは恐竜博士と私」「どっちが恐竜ですか」「メガネの方」「分かってます」「はい、背の高いの」「……ううん、結局は適当な説明」「こうして東京駅へ出ました」「はい、三階建てに戻って人気ですねえ」「わしの爺さんは明治の末年、工事中の東京駅に上っている。野原の真ん中に建物がこれしかないと記録している。その時たまたま明治天皇が亡くなって葬儀にも参列した」「へえ」「さあ、ステーションギャラリーでは大野麥風の展覧会」「魚が見えますね」「動物の図鑑に使われた絵がメイン」「すごい」「テケツもこの通り」「いいですねえ」「絵はとにかく美しい」「はい」「こういう群れの描写も」「すごい」「こちらは魚と水草の対比が」「見事です」「トビウオ……原画と本の対比もあったが、そういうものを見ていると、やはり原画ってすごいなと思う。色の見事さやタッチは本物なんだねえ」「はい、ぜひ本物を見に行ってください。９月２３日まで開催」「はい、見どころはレンガも」「これもおなじみです」木が入っていたところが黒くなっているのと、鉄筋をよく見よう」「ということです」「こうして東京駅丸の内北口の上へ出る」「いいですねえ」「丸の内側には出口が２６か所だったか……迷子になるなあ」「はいはい、大家さんはいつものコースしか歩かないので大丈夫」「ということで、第４０回のぢい散歩、無事終了しました。残念ながら暑さにバテた人も残念ながら倒れることなく……」「残念じゃないって……」「さて、歩いたのは万歩計で１６７５０歩、１３．２キロと出ている」「本当に死にますよ」「使ったお金は……７つの美術館の木戸銭、交通費、昼食合計で参加費用２５００円。わしは絵葉書、図録など４千円も使ってしまった」「けちな大家さんにしてはすごい」「ということで、第４０回ぢい散歩の報告を終わります」

  2013.08.20

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  ぢい散歩４０「皇居周辺美術館巡り」：その６「東京国際フォーラムから出光美術館まで」

  「東京駅周辺を回っております」「今日は出光美術館ですか」「実は近代美術館から皇居東宮御所を通ってここへ出る計画だったのを、余りの暑さに地下鉄利用で東京駅周辺を逆回りしている……それで、まずは国際フォーラムから」「はい」「お馴染みの骨董市」「はい」「さて、太田道灌さんの像の周りも荷物が置かれて、とても鑑賞に堪えない。アメ横でも、せっかくの像が荷物置き場になっているのはご承知の通り。テレビ中継の時だけ段ボールが消えるという……ここも同じかな……」「はい」「道灌さんの横のエスカレーターを降りると、相田みつを美術館」「ここもおなじみですね」「３回通ったら大体分かったから、もう行かなくてもいいのじゃが……」「他の美術館も何度も行っているのですから……」「そう、お付き合いというところじゃな」「ひどい言い方だね」「今回の展示は受身という……柔道は負ける練習から入るのだから、人生だって勝たなくていいじゃないかという……」「なるほど」「ちょっと聞くといい感じじゃが、やはりまず勝とうとする姿勢が人生を作るのじゃ。オリンピックでも本当の勝者は金メダルの一人だけじゃろう。でも負けようとして練習するのではない。そこを乗り越えた者全てが勝者となるのであって……」「はいはい、次行きましょう」「お馴染み、にんげんだもののシリーズ」「さ、次行きましょう」「丸の内カフェへ寄ったが、今回は日本文化を紹介するのみで……次へ」「忙しいね」「さあ、東京駅周辺で一番素晴らしいのが出光美術館」「あれ……一番が三つ目ですよ」「今回は文字の力・書のチカラという、書道展。１８日で終わっております」「書道の展覧会って、夏は多いですね」「画像は古今集。紙もみごとで、見ごたえがあるぞ」「紙と書がマッチするんですねえ」「こちらは飲光の一行書」「かすれがみごとですね」「これはもうおなじみ、仙がいさんの書」「ううん、これも面白いねえ」写「この美術館がナンバーワンという理由は、お茶が無料で飲めるということ」「あれ……」「例によって皇居方面を眺めて……」「お城が見えますね」「その左奥が国技館の屋根、九段の方じゃな。カメラがもう少し左に向けば二重橋も見えるぞ」「はい」「さあ、これから東京駅方面へ向かいます」「まだ続きますよ」

  2013.08.19

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  ぢい散歩４０「皇居周辺美術館巡り」：その５「ブリヂストン美術館からフィルムセンターまで」

  「ぢい散歩、第４０回の記念はブリヂストン美術館へ参りました」「こちらもおなじみですねえ」「東京駅の周辺では一番いいなあ」「……この間三菱一号館が一番だと言ってましたね」「まずはザオ・ウーキー」「聞いてないな」「今年４月に９２歳で亡くなった作家で、９月まで９品を展示している」「はい、迫力のある波ですね」「こちらはエジプトの猫」「これを紹介するのは何か意味があるんですか」「第46回で猫をずらっと並べる予定なので……」「そこで一緒にやればよかったですね」「今回の企画はマティスのジャズシリーズがずらりと並んでいる。ちらしに使われているのはその８ステンシルのボード」「音楽を絵にするんですね」「シリーズの作品をずらりと並べてある」「これまた見ごたえありですね」「その１０のピエロの葬式」「いいですね」「踊っているのか転んでいるのか分からない２０も好き」「はいはい」「さあ、後はおなじみのコース。裏から画廊を回ります」「はい」「写真は歌川広重の住居跡」「これもおなじみ」「ドゥ画廊では米谷良子展。元気な学生が描かれているのが印象的」「はい」「宗國仙嬌展。線の使い方が面白い。チラシの上下の作品のタッチを見るとわかるね」「はい」「シークの風と題する展示。上の絵の桜風はこの季節にさわやかさを感じさせていいぞ」「はい。下の絵も涼しげですね」「こうしてフィルムセンターへ参りました」「今回最初に行った近代美術館の分館ですね」「今回はスチル写真の展覧会。映画の撮影中に撮った写真。撮影の雰囲気を伝えるもの、映画の一場面を伝えるもの。実際の映画とは違っていても、一枚の写真ではその方が作品を伝えるということもある」「面白いですねえ」「実にドラマチックな展示でした……ということで、続く」

  2013.08.18

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• 沖縄の米軍

  「沖縄で訓練機が落ちたが、原因は分からないが、訓練は再開するという」「ひどいですね」「普通なら……ひどいじゃろう」「え……じゃあ許されるんですか」「そう……これが当然じゃろう」「『普通なら』って言ってますから、これは普通じゃないってことですよね。どうしてです」「日本の原発じゃよ。事故の原因は今でもはっきりしない。想定外というばかりで、なぜあんなことになったのかは分からない。そもそも中に入れないから、原因の特定は不可能」「なるほど」「それでも絶対安全だから、他の原発を動かすと言っているじゃないか」「そうですね」「ほら、アメリカの訓練機が落ちたが、原因は分からない。でも動かす……日本は全く反論の余地はないじゃないか」「理論ではねえ……」「だから日本はそのまま受け入れるしかないのじゃ。そうでないと原発だって動かせないじゃろう」「ううん、つらい立場ですね」「今の政権はみんな大事なところはぼかしている。靖国だって、なぜ行くのか……総理は行かないのになぜ玉串料を出すのか……なぜ戦争責任を口にしなかったのか……そうした必要なメッセージが何一つ出ない。消費税も何をどう考えるのか、全く説明しない。適切に判断するというばかり……麻生の失言だって、国会で説明するのが議会の意味……そういうものもさけている」「何もしないってことですか」「麻生は笑えたね。終戦の日に靖国へ行くのは対外的に配慮がないと言い切った」「そうですね。あの失言の直後でした」「それでいて、自分は独立記念日に行きました……だと……」「行ってるじゃないか」「そう、突っ込みしたくなるお笑いが続いている。総理時代と変わっていないなあ」「さあ、どうなるでしょうか……見守っていきましょう」

  2013.08.17

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  ぢい散歩４０「皇居周辺美術館巡り」：その４「日本橋・タカシマヤと丸善」

  「さあ、ぢい散歩は気温が35度を越え、参加者のうち２人が倒れたので……」「まだ息はありますね」「あれ……しぶといな」「ひどいね」「竹橋の国立近代美術館工芸館から東宮御所を散策して出光美術館まで２キロちょっと歩く予定だったんですがねえ……あまりの暑さに、地下鉄を利用して、日本橋から逆回りということにしました」「はい、参りましょう」「まずお昼をいただいて……」「どうでもいい説明が突然入りますね」「写真はタカシマヤ」「あれ……」「できたばかりの頃の……」「突然すごい写真が入りますね」「タカシマヤの和装バッグの展示」「すごいね」「お向かいの丸善へ」「こちらも芸術に接するんでしょうか」「パステル画の石井清展」「参りましょう」「ポスターやチラシの絵よりも、こういうタッチが好きじゃな」「あら……いいですねえ」「こんな感じも……」「なるほど」「パステルでこれだけ描くというのは、素晴らしいテクニックじゃな」「はあ」「ちなみに、東京都美術館でパステル協会の展覧会が行われていましたが、10日でおしまい。９月５日から９日まで、尼崎の文化センターで……」「皆様もぜひ……って、遠いね」「尼崎は無料。石井さんの作品は出ていません」「はい、あしからず」「お隣では木の展覧会。間違い探しが面白い」「え……何です」「寄せ木細工が寄席木細工になっているぞ」「あ、本当だ」「まさか、これが正しいんじゃないじゃろうな」「さあ……まさかねえ」「さらにお隣は創作生け花もどきの展覧会」「もどきって……」「本当の花ではないのじゃ」「へえ」「はい、そんな訳で、もう何度も登場したスターツのキリンの交差点へ……」「美術館めぐりですから……」「もちろんブリヂストン美術館じゃ」「はい、それはまた次回」

  2013.08.16

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  ぢい散歩４０「皇居周辺美術館巡り」：その３「国立近代美術館」

  「ぢい散歩では国立近代美術館の工芸館を出ました」「竹橋駅に近い本館に行こう」「参りましょ」「この日最終日がプレイバック・アーティスト・トークという企画。12人の作家が、自分の作品の発想、どんなことを考えて作ったか……そういう15分ほどのトークを見て、実際の作品を鑑賞出来るという」「いい企画ですねえ」「絵は堂本右美の『Kanashi-11』」「印象的な作品です」「それでは常設展へ参りましょう。お馴染み萩原守衛」「はい」「萬鉄五郎の『裸体美人』」「これもお馴染みです」「これもお馴染みの麗子像」「はい」「教科書にもよく載っている海」「はい」「これもお馴染み……」「説明が面倒になっているね」「こちらは本人がモデルかもと言われる」「ひどい解説だね」「現代の作家達の作品はこのブログでも何度も紹介したので……」「出ても大した説明はしません」「終戦記念日が近いので、戦争の様子を描いた大作」「すごいね」「金閣寺の炎上を描いた大作」「すごいね……『すごいね』ばかりになっちゃった」「さあ、全部紹介していると何度も続くから……」「どうせ伸びるんだけど」「最初の予定は、ここから工芸館へ回り、東宮御所を抜けて東京駅方面まで歩く予定だったのですが、暑さのため変更、竹橋駅から日本橋駅まで地下鉄で移動することに変更致しました」「はい、次回はその続きから」

  2013.08.15

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  ぢい散歩４０「皇居周辺美術館巡り」：その２「国立近代美術館工芸館」

  ぢい散歩４０「皇居周辺美術館巡り」：その２「国立近代美術館工芸館」「ぢい散歩、第４０回記念、皇居の東宮御所を出ました」「国立近代美術館の工芸館まで４００メートル足らず」「もう汗だくですね」「まずは階段の上にある椅子」「え……」「これも作品なのじゃ。ほら、左に説明が付いておるじゃろう」「あ、本当だ……誰の作品です」「え……ああ、メモ忘れたな……ははは……」「しょうがないね」「椅子が今回気になる作品ということで……」「これも見事ですね」「椅子の他に気になったのが着物」「まさに芸術ですね」「こちらも」「見事ですねえ」「続いてのテーマは命」「これは見事な……」「こちらもみごとな」「何でしょう……これ」「わしの気に入ったのはこの鉢」「いいですねえ」「こちらは青海波じゃろうか……人形の舞」「平安の趣ですね」「こちらが今回の話題の手」「すごいね」さあ、そういうことで、最初の方で見えた本館へ行こう」「また戻ります」

  2013.08.14

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