おだやかな第二楽章の始まり
今日も朝から穏やかな日差し。急にクラシックを聴きたくなり、バッハやヘンデルやモーツアルトのアリアやラルゴの曲をゆったりと流しています。ひところ癒しミュージックとして第二楽章シリーズが世の中に溢れてましたが、私は若い頃から、ディープ・パープルやツェッペリンに疲れた耳を休めるためによく聴いてました。じっくり聴くのは久しぶりです。36年働いて定年となりました。永いような短いような年月でした。いろいろとありましたが平凡だったのが良かったのかも。いくつかのグループにお祝い会を開いてもらいましたが、昔懐かしい人達も交えていろいろな思い出話をしていると、いい人たちとめぐり合った事が一番の幸せだったんだなあとつくづく思いました。定年最後の日には大げさな花束もらっての挨拶が苦手で、さらっと簡素にさせてもらいました。それに、私の場合は定年後も派遣社員として同じ部署でお手伝いをさせてもらうので、別れという雰囲気はありません。家に帰るときは嫁さんに花束にひとつも持って帰りなさいといろんな人からアドバイスもらってたので、渋谷でカマンベールチーズとシャンパンの、えーと、モエ・エ・シャドンですか、あれの中瓶を買って帰りました。飲みきれないからね。でもこの程度で嫁さんから邪魔者扱いをまぬがれようとするのは甘かったかな?バッハはこの曲に極まりますね。「二つのヴァイオリンのための協奏曲」美しい姉妹が語り合ってるような甘美なメロディだと、ある評論家が語ってました。Bach - Double Violin Concerto in D minor 2nd movement, Largo