ハードBaロックなビバルディ
純粋なクラシック音楽フアンの方には申し訳ないですが、私は音楽的には雑食でありチャンポン系なので、様々な音楽をごっちゃ混ぜにして楽しんでます。というか、ジャンルに囚われない曲の組み合わせのほうが、気分を広げてくれるような気がするからです。若い頃はハードロックバンドの練習の合い間にバッハの「G線上のアリア」とかヘンデルの「水上の音楽」なんてのを聴いて耳を休めてました。硬く凝った身体が芯からほぐされていくような気分でした。その頃、「G線上のアリア」とか、ピンク・フロイドやキング・クリムゾンやマイルス・デイビスなどのアルバムから静かな曲だけを集めた音楽テープを作ったりしましたが、これは後に流行ったヒーリング・ミュージックの走りだったのですね。ところで今、横浜で組んでいるBATTAというバンドは、いろんな曲を寄せ集めて演奏するふざけたバンドですが、新年会でギタリストが新たなテーマを宣言しました。「今年はクラシックやるぞい!」全員、えー!とアタマを抱えてしまいました。「それってどんなギャグをやればいいの?」... みんな客を笑わせる事しかアタマにありません。まあベースはギター程難しくないし何とかなるよと、気軽に家で耳コピーを始めて愕然とした、和音、リズムがめまぐるしく変り、延々と同じリフを繰り返すロックのような楽章はほとんどない。冷や汗でました。ということで、今「At Vance」というバンドのビバルディを特訓中です。滅茶苦茶うるさいビバルディですが、ギターの早弾きやタッピングにはバロックの過剰な程の装飾音がぴったり合うようです。イングヴェイ・マルムスティーンなどは好んでバッハを弾いてますし、クラシックの影響の強いロックミュージシャンも結構多いようですね。そういえば、ディープ・パープルのお二人もそうでした。オーケストラと競演したりね。今年の課題曲はちょっと重いし、横浜に帰る事は少ないので練習もほとんど出来ない。どうしたものか。悩みながら夜な夜な練習してます。Vivaldi-Four Seasons: Summer- At Vanceどこのどなたかは存じませんが、エレキでパッヘルベルのカノン、聴かせてくれます。再生回数、なんと8,785万回! guitar