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欧州生活16年目 - 伊・独・私の三角関係 -

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mezzana

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2005年10月21日
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テーマ:海外生活(7772)
その後、色々あったが約2ヶ月ほどして免許が取れた。

運転に集中したいのにドイツ語で始終話しかけてくる(あたりまえ)教官に腹を立て、高速道路で車を停めて歩いて帰ろうとしたこともあった(笑)が、そのうち普通に話せるようになっていたから不思議なものである。(仕事でも役に立ったので一石二鳥♪)田舎道教習、夜間教習、そして高速道路教習と学科をパスして無事にドイツの免許を手にしたのであった。


ドイツは道路上のルールが完璧なまでにきちんと決められているため、初心者でも運転するのは難しくない。事故責任も100対0になることが珍しくなく、例外を除き、規則を守らなかった方が100%負担することになる。日本のように「優先道路を走っていたとはいえ注意を怠った」などという理由で30%を負担させられる、などということは間違ってもない。

また、ドイツ人は自分が得をすることに関しては敏感なので、自分を含め社会全体の利益になる道路上のマナーとルールは非常に良く守る。「制限速度のない高速道路」などもその良い例で、一度走ってみればあそこが「ルールのない無法地帯」とはまったく正反対の「極限までにルールを守って初めて成り立つ公共の場」であることが実感できると思う。

例えば追い越し車線は必ず左側にあり、高速を降りる時の出口は必ず右側にある。なので日本やアメリカのように右から追い越したり左から追い越したりということはドイツでは在り得ない。そして追い越した後で必ず右の車線に戻る、ということをすべての利用者が守るので、渋滞を避けることが出来、急いでいる車はどんどん先へ行くことが可能になる。すなわち時間配分を正確に図ることが出来る=運輸手段に利用することが出来る=物品の値段を低く設定することが可能、という「社会の利益」にまでつながってくることになるのを、ドイツ人はよく知っている、ということだろう。

他にもウインカーをきちんと出す、車間距離をあける、制限速度を守るなど例を出せばきりがないが、これらはドイツで運転をしていれば極々当たり前のことで、改めて考えることではない。私も特に考えたことなどなく、たまにウインカーを出さずに曲がろうとしたり、追い越し車線をいつまでもタラタラと走っている車を見かけると激怒したものだった。






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Last updated  2005年10月21日 05時13分03秒
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