本のタイトルがまた変わります(ごめん!)
本作りも、もうそろそろ終盤戦です。昨日編集のNさんから電話がありました。「また、変更が出ました~」何かと思って話を聞くと「タイトルを変更をします~」と言うのです。私の本のタイトルは最初っから、論点の的となっていました。私が企画したタイトル案は「占星術とアロマセラピー」もしくは「アロマ星占い」です。前者はそのまんま二つの要素を合体させたもの、後者は季刊『アロマセラピスト』に書かせていただいていた連載のタイトル。タイトルって大事ですよね。私も本を読むとき、買う時はタイトルで選ぶことが多いですもの。前者は「学術的過ぎる、硬すぎる」後者は「安っぽい。内容が低年齢向けのように思える」などとさまざまな意見があり、私としては、占いが先に来ている前者を強く考えていました。そこで問題になるのが、読者層のターゲットを絞ること。年齢は若い女性(20、30代)、占星術とアロマに興味がある、好奇心旺盛な女性。Nさんによると、実際に「事前の受注を書店にかけたところ、「占いを前面に押し出したほうが売れるのでは?」という販売からの意見があったのだそうです。???本は出す前にもう売るのね?知らなかった。まだ、実際にかたちになる前に尋ねるのね???売れるかどうかの手ごたえを販売の人が各書店を回って、聞くのだそうです。それで、手ごたえがあったということなのでしょう。これは喜ばしいことです。最初に本を売るイメージを考える時に、置かれる場所を考えします。この本はどこに置かれるべきか?占いコーナーか?アロマセラピーのコーナーか?それによってもタイトルは変わってきます。わたしはもちろんどっちにも置いて欲しいと思いましたよ。どうも書店側は占いのコーナーに置きたいようなのです・・・。こんなことまで考えなくてはいけない、とは、本当に自分で本を書くまで知りませんでした。しかし、とっても楽しい!わたしはもともと商売人の娘なので、どのようにしたら売れるか?何が売れるか?考えるのが子供のときからとても好きでした。パンの注文をとって、中学校で売ったら、親にすっごい叱られましたっけ?でも、私はよく売れたのに、なぜ褒めてくれないのかしら?と思っていました。この本作りに関しては、本文はもちろん、カバーデザイン、プロフィール、帯び文、カバー内側の宣伝文、その他付随するもろもろをすべて、自分でも考えました。もちろん編集のベテランである、編集部の方の意見が中心ですよ。自分で企画したことが、人に喜ばれ、元気付け、何か少しでもお役に立てることができ、そして、それがひいては、私の利益につながる・・・。これってとてもうれしいこと!何て素晴らしいのでしょう!!誰かが言ってましたっけ?「本は読むより書くほうが、100倍楽しい」って。これは本当に私の実感でもあります。この作業で5年ぐらい年取ったと思うほど疲れましたが、こんなにやりがいのある作業は今までありませんでした。で、タイトルがまた「仮題」となってしまいました。今の時点で「ベスト」と思うタイトルを、また初心に戻って、熟考したいと思います。「あの、クライアントさんにまた叱られます~」と言うと「全面的に編集部が悪い、と言っておいて下さい」といわれました。