中国での生体移植
今日の新聞の一面に国内で移植の順番が待てない世界中の人が、中国に行って手術を受けている。それについて、臓器提供者の同意は得られているのか、という問題が提起されていた。http://www.sfgate.com/cgi-bin/article.cgi?file=/c/a/2006/04/17/MNGHAIA5B51.DTL移植手術の値段は以下のとおりとある。日本語で説明されているものと比較すると倍くらいの値段のような気がするのだが。。。at China InternationalA kidney(腎臓) transplant costs $62,000, a liver(肝臓) $98,000 to $130,000, a lung(肺) transplant $150,000 to $170,000 and a new heart(心臓) $130,000 to $160,000. 日本人(やアメリカ人)の平均年収から鑑みるに、調達が不可能な金額ではないと思われる。この問題については、日ごろから?をもって報道されているのは、多くの人が知っていることだろう。しかし、その「豊富な臓器の供給」が、ひょっとしたら、法輪功(Falun Gong)と呼ばれる、宗教を信じる(学習する)人たちが、強制収容所に連行され、拷問され、生きたまま臓器を取り出され、それが売買されていることに基づいている、とすれば、恐ろしいことだ。こんな証言もある。http://www.epochtimes.jp/jp/2006/03/html/d89815.html似たような証言がたくさんあるから、いくら控えめに見積もっても、全く行われていない、とはいえないのではないか。それに、いくら死刑囚が多い、といっても、「ご希望の品が見つかるまで短期間」という保証をするには、それ相当の臓器のプールがなければ、そんな商売ができるはずがない。今人気の、死体を特殊保存して、展覧会で見せる、というあの催し物に使われている死体も、実は、この法輪功の学習者たち(信奉者?)ではないか、という疑いもあるらしい。なお、法輪功がなぜ社会に危害を与えるのか、という説明を中国の日本大使館のホームページがしている。http://www.china-embassy.or.jp/jpn/zt/xjflg/default.htm日本のオウムと同じ、カルト集団だ、と言っているわけだが、このページをみる限りでは、オウムのように、無差別殺人をしたわけではなさそうだ。さらに、かりに社会に危害を本当に与えるとしても、拷問して、生きたまま臓器を取り出していいか、というか、それは別問題ではないだろうか。北朝鮮の強制収容所に中国の強制収容所。どちらも政府は公式には存在を否定している。しかし、こんな非人道的なことを何千人規模で今なお行っているとすれば、本当に恐ろしい。