カムチャツカ半島・登山の旅 11 アバチャ山登頂
いよいよアバチャ山登頂にアタック。キャンプが標高800m、山頂が2741m、標高差は1940m程で、富士山登頂の1.5倍のスケールです。この雪渓を越えると標高2000m。そこから富士山型の山となります。富士山型の部分は、ガレ場で足場がズルズル崩れる中をロープを頼りに登って行きます。ついに山頂に到着。出発から実に7時間を要しました。噴煙を上げる火口の周りを巡りました。まさに噴煙を上げ、硫黄のガスの中を歩きました。日本なら間違いなく立ち入り禁止区域だとか。硫黄の結晶。キラキラ光っていました。下りはズルズル、須走り状態でした。朝7時出発でキャンプに戻ったのは19時半。実に12時間半の日帰りアタックでした。日帰り標高差1900mが大変だと聞いていたのですが、トレーニングの効果があって、拍子抜けするほど楽に登れました。何だかさらにすごい山にも登れそうな気分で、山登りやトレイルランにはまってしまいそうです。