邱永漢さんご主催の中国9日間の旅
邱永漢さんご主催の中国9日間の旅から戻ってきました。「邱永漢中国投資視察団」とういスゴイネーミングの旅でしたが、道草のような貧乏一般人も参加可能でした。(早いもの勝ち)中国からライブでブログを書くつもりでしたが、一緒に旅した仲間と毎夜飲み語り明かし時間がありませんでした。写真入詳細は、後日「ブログ」か「ピノクラブHP」の海外旅行に収載するつもりです。道草の人生を変える程の旅でして感想を語ると尽きないのですが、要点をまとめてみます。<邱永漢さん>83歳にして1日9時間に及ぶバスの旅をこなす体力と情熱には驚きました。美食家としては、魯山人以来の大家でしょう。(同行したU氏の受け売り)行っている事業をみているとノーベル平和賞は、彼に与えられるべきと思います。経済に対する精通と未来を見る目は、当世の第一人者です。アジアの歴史&思想の学者としても、やはり第一人者です。意外と人間臭いところもつつみ隠さずしておられ、またそこも魅力でした。詐欺にかかっているのではという危なっかしい面も見受けました。<中国について>田舎である曲阜(孔子の故郷)と超近代都市である上海という両極端を訪ね、邱先生のいう中国の動きをまざまざと感じました。上海には50F建以上の高層ビルがすでに200有り、急速に増加してます。高さが世界3位のビルが立っていて、その横に世界一となる森ビルが建設中でした。高層ビルでいえば、東京をはるかに追い抜きニューヨーク並みのようです。日本はすでに中国に追い抜かれ、アジアの田舎になりつつあります。日本がアジア第一に先進国でいられたのは、中国共産党による鎖国のおかげでした。いよいよ中国の鎖国政策が終わって、すでに主役が戻ってきたようです。<企業&投資>4社の企業視察をしてきました。そにうち1つである「山東威高」は、世界トップ企業になって行くように思いました。テルモに当る使い捨て医療器具メーカーで、最新の心臓カテーテルまで作っていました。透析回路に入れてウイルスを吸着するカラム(世界特許)など、超高額先進医療器具も。ペースメーカーも合弁で作り始めるようです。このまま成長すると、日本はもとより欧米の先進企業の脅威になることでしょう。中国の中央政府が裏についての世界戦略を感じました。企業ECOの方から直接「今年は100%、来年から60%成長の予定」と聞きました。5年後には今の10倍以上になっていそうですから、株式投資には最適では?<ワイン>山東省の煙台にあるワイン博物館を訪ねました。張裕葡萄酒という葡萄酒会社の博物館で、1892年からワイン製造を始めたそうです。入場料が30元(480円)。試飲も30元と非常に高い。この料金は外国人向けですね。92年や95年のカベルネを売っていて、買って飲むとまさにボルドー!展示してある5人のヨーロッパの外人について「指導に来た人ですか?」と博物館のガイドさんに尋ねると、「ただ雇われただけの人です」と勢い込んで答えられました。ガイドブックでも、ここを指導した塚本氏については一言も触れていません。「中国は昔からこんなに先進国なんですよ」と政府が外国人向け宣伝目的で作った施設に見えました。ワイン販売ブースでは、ワインに直射日光が当たっている。「頭かくしてシッポかくさず」でボロが見えるような・・・<旅行・人生について>参加者の多くが会社経営されている方で、道草のような一般人は少なかったです。(フリーターなので一般人以下です、ハイ)33人全員が1人参加で夫婦や友人同士での参加の人は皆無でした。その中で9日間を共に旅して回り語り合いいろいろと学ばせていただきましたし、随分仲良くなれた方もあしました。就職してから長期休暇がとれず、海外旅行の経験が1回しかなかったのですが、これは病みつきになりそうです。