病院(その2)
"orthopaedics"という英単語を初めて知った。そもそも私がオークランドに来て早々病院へ行かなければならなかったのは、手首のけがの具合を診てもらうためだった。病院に着いたものの、どこへ行けばよいのか分からなかったので、案内係のおじさんに"I need to see a doctor for my fractured arm."と言ってみたら、ちゃんと通じたようで、受付に行くとClinicから転送された私の名前のカルテが見つかった。(実際にはarmでなくwristだったのだが。。。)待たされている間に目にしたのが、"orthopaedics"というサイン。辞書には「整形外科」とあった。(辞書によるとorthopedicというスペルもあるらしい。これはアメリカ英語だろうか。)こんな怪我さえしなければ、一生覚えなかったかもしれない単語である。(覚えなくて済んだ方がよかった。。。)病院の人達はみなfriendlyだった。ただ、ひとつ気になったことは応対する人々にいちいち“Hi, I’m Sue.”などと自己紹介されることだった。こんな時、どう答えればよいものか分からず、ひきつった顔で愛想笑いをしてごまかすしかなかった私は家に帰ってから早速旦那にそのことを尋ねてみた。“Hi, I’m Michiyo.”とでも答えればいいのかな?と真剣に聞いているのに、まるで私が冗談を言ったかのように笑い出し、“Hi, how are you?”とでも言えばいいんじゃないのと、あまり真面目に取り合ってくれない。今度あの病院へ行った時に“Hi, I’m Michiyo.”と返したら、みんなにどんな反応をされるのだろうか。試してみたい気もする。