続・ウルルン滞在記
キャサリンとの涙の別れから早いもので3ヶ月が経過した。待てど暮らせど一向にキャサリンからは音沙汰無し・・・・。たった6日間のホームスティだったというのに、不思議なもので我家一同彼女にすっかり情が湧いてしまっていた。彼女が帰った後、夫も私もしばらくの間は放心状態が続き、娘などは熱を出して寝込んでしまったほどだ。それほどアメリカ娘のホームスティは、我家にとって今年最大のイベントだったのだ。 あぁ・・・今頃キャサリンはどうしているだろうか???相変わらずご飯は食べずにお菓子ばかり食べているのだろうか?体を壊したりなどしてなければいいけど・・・。 そんなに心配ならこちらからメールなり手紙なり出しゃーいいじゃんって想うでしょ?しかしそれは何だかちょいと悔しい。同じくホームスティを引き受けたお宅には既に手紙が届いたとのこと。それなのに何故にうちにはこないのよ~!恩を売る気など更々無いが、まずはお世話を受けた方から連絡するってもんでしょ!?やっぱ礼節を重んじる日本人の意地があるっつーの!!そんな訳であの6日間は夢か、はたまた幻だったのだと思い込むことにした今日この頃。 ところが昨夕、ポストを開けるとカラフルな封筒を発見!送り主はナント!待ちに待ったキャサリンからではないか!!英文で綴られた手紙には、思いがけず感謝の言葉がぎっしり詰まっていた。そして今度は娘にアメリカへ来て欲しいと書いてあったのだ。 呆れたことに単純な夫と娘はすっかりその気になっている。私はといえば、「勝った」と(何に?)妙な達成感に酔いしれていた。