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カテゴリ:スタッフ日記
夏に学校行事で富士山に登ることになった息子さんを持つスタッフの壁新聞です 季節はもう秋ですが・・・ 富士登山 今月末、息子が学校行事で富士山に登ります。 そのしおりを読んで、学園長、校長の言葉から 印象に残ったものを書きます。 富士山は日本で一番高い山である 誰もが一度は登ってみたい山である 遠くから眺めて見る美しい富士山と実際に登った 富士山とは大違いである 尾根筋の雪が解けると黒い岩肌が見え始める。 斑模様の斜面となる春、 中腹の花々が咲きはじめる夏、 そして黄色が主体の秋は、マツが落葉を始め、 地面を黄色に染めていく。 何より神々しさを感じる、 雪と氷に覆われる冬の富士山は凛とした感を与える。 何か物事がうまくいっていないとき、 それは自分の心に問題を持っているとき。 全ては心の有り様であり、 問題の根本的な問題点は自分の心の問題、 その問題を改善することで新しい境地に至ることができ、 周りに感謝の心が生まれる。 富士登山を通して、 身心共に、強くなってもらいたいと切望しています。 富士登山の醍醐味 富士登山の醍醐味は、様々あるが経験上『お勧めもの 10』を以下に列挙しよう。 1眺望 天候がよいときは、南は駿河湾、西は御岳山が見られる。富士五湖の山中湖は、まるで芝生に置 いた鏡のように見える。 2樹海に昇る虹 樹海の緑と虹の七食のコントラストが美しい。第17回富士登山では目の高さより低い高さに垂 直に立ち昇っていた。雄大かつ神秘的な自然のプレゼントである。 3御来光 4:30ごろ、剣が峰からは大日岳などのシルエット上に、成就岳付近からは雲海上に見られる。 紫・オレンジ色と空の色が変わっていく妙を見るのも楽しい。希望・感謝を感じることが出来る。 4影富士 夕陽によって東側に出来る影富士、朝日によって西側に出来る影富士、どちらも味がある。整った形をしている山だけに、その影もスキッとしたラインである。 5笠雲 頭に白い綿帽子のような雲を戴いているのが見えるときがある。メルヘンの世界を見る思いがする。 6天井の星の輝き 夜、山小屋の外に出ると満点の星空が視界の枠を超えて広がっている。そこここに流れ星を目にすることが出来る。 7富士美人のペンダント 頂上御来光を目指す登山客のヘッドランプのライトがペンダントのように、連なって見えるのが美しい。 『富士美人のペンダント』と名付けたのは第7回富士登山で一緒に登った中国青年連合会の張さんである。 8万年雪 例年七月初旬には、頂上には、確実に雪が積もっており、下旬にも雪渓が見られる。 「時知らぬ山」と『伊勢物語』で詠まれたことが、よく実感できる。 9挨拶 老若男女東西の人と会い、「こんにちは」「頑張ってください。もう少しですよ」などと 声をかけたり、かけられたり、時には話がはずむ時もある。 10日本一 頂上には日本最高峰の石碑がある。 その地に立つと、今、この時点で日本で一番高いところにいるのは我々だけだという気分になれる。 富士登山の心得 富士山には上記のような数々の醍醐味があるが、決して甘く見てはならない山である。 富士山は標高3776m日本一の高さを持つ山で、 山頂の7月28・29日の平均気温は6℃と低い。 100m上がるごとに気温は0.6℃ずつ下がる法則により、 平地で30℃の時も頂上は7.5℃なのである。 さらに、風速が7.5mあれば体感温度は0℃となる。 我々が登山する7月下旬は比較的風速が弱い時期であるが、 それでもこの時期の平均風速は7.1mもある。 気圧は平地の70%。 以前下見で登った折は647hPaであった。 沸点は72℃と低い。 登山に臨んでは日常よりトレーニングを充分に積み、 装備を入念にし、本番に備えると共に、 実施にあたっては引率者の指示を守り、 力を合わせ、安全で意義深い登山にしよう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
October 11, 2011 08:32:26 PM
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