豊中の緑の診療所だより

今月のスタッフ壁新聞のアップです

「人の振り見て我が振り直せ」

他人の言動のよしあしを見て、

自分の振る舞いを反省し、

直すべきところは改めよという教え。

これはポピュラーなことわざですよね。

皆さんも一度は言われたことがあるのではないですか？

しかし最近では、

相手の欠点のことはよく気が付くけれども、

それを自分に置き換えて考えることができる人が減ってきたような感じが・・・

自分にも気づけていない欠点が、きっといっぱいあるんでしょうね。

自分が嫌だと思う他人の言動・態度、

それを「自分がしているわけがない」という妄想を捨てて、

「自分だって同じかもしれない」と疑いながら省みないと、

客観的に自分を見ることはできないのではないでしょうか。

現状を変えようという気がなければ、

現状はいつまでたっても変わりません。

本当に自分を変えたいなら、客観的に自分を見なくてはいけません。

動機はどうであれ、変わりたいと思うことが大切で

「小さなことからコツコツ変えていく」のでも

「気づいたときだけ」でも

何もしないよりは確実に進歩があるはずです。

それに「人の振り見て我が振り直せ」は、

何も悪いところを改めるばかりではありません。

他人の良いところを自分も見習う、という意味も込められています。

他人を見ていて素敵だなぁ～と思うところがあれば、それを自分も真似てみる。

そうすれば悪いところはどんどん直せて、

いいところはどんどん取り入れているわけですから、

いい人間になっていけるんじゃないでしょうか。