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カテゴリ:スタッフ日記
加地内科クリニック
1 寝不足になると太る 睡眠時間が足りないと太るのには2つの理由があります。 ひとつ目はホルモン。 寝不足だと食欲を増進させるホルモン「グレリン」の分泌が活発になり 逆に食欲を抑制する「レプチン」が減ってしまうからです。 もうひとつは自律神経のバランスがくずれてしまうこと。 自律神経とは内臓などの働力をコントロールする神経のことで 交感神経(優位になると体がアクティブな緊張状態になる)と 副交換神経(同じくリラックスした状態になる)の2つがあります。 寝不足だと交感神経が優位になりすぎて 腸の「ぜん動運動」が鈍くなり 消化・吸収がスムーズに行われなくなります。 すると、便秘しやすいのはもちろん、 余分なものが体の中にたまって新陳代謝が悪くなるため太りやすくなるんですよ。 2 食前の水が食後の眠けを防ぐ 食後に眠けが襲ってきて困ることはありませんか? 睡眠不足というわけでもないのにいつも眠くなってしまう人は 食前にコップ1~2杯の水を飲んでみましょう。 食事をとると交感神経が優位になりますが 食後は副交感神経が優位になります。 この切り替えが急激だと眠けが襲ってきやすくなるのです。 食前に水を飲むことで 胃・結腸反射が起きて腸が動き 食事中に副交感神経が徐々に上がってきます。 つまり、交感神経から副交感神経の切り替えがなだらかとなり 眠けが起こりにくくなるんです。 同様に、よくかみながらゆっくりと食事をとることも、とても効果がありますよ。 3 胃がもたれるときは、右を下にして寝るとよい 食べすぎなどで胃がもたれたら、胃を休めるために横になりましょう。 このとき、まずはあおむけに寝て しばらくしたら体の右側を下にして横たわると消化がスムーズに。 というのも、胃で消化された食べ物は十二指腸に運ばれますが 胃の出口や十二指腸は体の右側にあるため 右を下にして寝ると重力で胃の中の食べ物がスムーズに十二指腸に送られるというわけ。 「食べてすぐ横になると牛になる」なんていう言い伝えもありますが 横たわって安静にしていると 胃や腸などの消化器官に血液が集まり 食べ物の消化が促進されるので、悪いことではないんですよ。 4 昼寝は30分以内に 昼食後、眠くてしかたない・・・というときは 少し寝ると頭がすっきりして 午後を快適に過ごせます。 ただし、昼寝の時間は30分以内に。 それ以上寝てしまうと、浅い睡眠から深い睡眠に移行してしまい、 もっとも深いところでおきた場合、 かえって疲労感が増すこともあるので注意。 ちなみに、いつでもどこでもすぐ寝られる人は副交感神経が優位な人。 5 たくさん笑うと病気にならない 「笑う門には福来る」ということわざがありますが よく笑う人は病気になりにくいといわれます。 ニコッと笑うと副交感神経が優位になるため 血液中のリンパ球が増え、免疫力がアップ。 また、がんなどの腫瘍細胞やウイルス感染細胞を防御する「ナチュラルキラー細胞」も 活発になるので、病気にかかりにくくなるのです。 ガハハと大笑いしなくても 口角を上げてほほえむだけでも効果があります。
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Last updated
September 14, 2012 02:24:32 PM
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