豊中の緑の診療所だより

 (医) 緑和会 加地内科クリニック

こんな慣用句　使っていませんか？

  ・ 傍線部の漢字に誤りがあります

　　　　正しいものに書き直してください

　1. 恩師の忠告を肝に命ずる

　2. すっかり泥試合の様相を呈してきた

　3. しっかりしろと喝を入れた

　4. 搔き入れ時は休んじゃいられない

　5. 高見の見物をきめこむ

　　※　　　　　　※　　　　　　※　　　　　　※　　　　　　※

正解は・・・

　1. 「肝に銘ずる」が正解。「銘」は金属の器物や

　　　石碑に刻みつける意で、刻んだものは容易に消えない

　　　ところから「忘れない」のたとえになりました。

　2. 「仕合」が正解。本来は歌舞伎用語で舞台に設けた

　　　泥田の中で泥まみれになって演じる立ち回りからきています。

　3. たるんでいたり元気がなかったりしているのを励ますために

　　　入れるのは喝ではなく「活」です。

　4. もうけを掻き集めるというわけではありません。商品が

　　　次々と売れて、利益を帳簿に書き入れることの多い時

　　　つまり「書き入れ時」です。

　5. 自分に影響が及ばない高い所から見物するという

　　　意味から「高見」と書きたくなりますが「高み」が正解。

　　　「み」は場所をあらわす接尾語。