(医) 緑和会 加地内科クリニック
※健康雑学※
みそ汁は体内の放射性物質を排出するらしい
味噌の本場、信州では「味噌の医者殺し。」ということわざがある
そうです。味噌は日本の代表的な発酵食品で、酵母菌やこうじ菌
乳酸菌を1Kgあたり約1万個も含んでおり「味噌の医者殺し」や
「医者に金を払うよりも、みそ屋に払え」と言われるほど味噌の
栄養価の高さが評価され、病気を防ぎ健康を保つ薬としても重宝
されていたわけです。
ある研究によれば味噌を常食していると体内に入った放射性物質
が高率で排出されるそうです。それはマウスを使った実験で実際
に確認されているそうです。
貧乏ゆすりの効果
貧乏ゆすりは、血行を良くするための生理現象の一種と考えられ
女性よりも筋肉量の多い男性に多く見られるものなのだとか。
座っていると脚の血管が圧迫されて乳酸が溜まり、これを分解する
ために血流を促そうと貧乏ゆすりが起こるのだそうです。ある実験
では貧乏ゆすりをすることで冷え性の改善が認められたそうです。
また、緊張しているときやイライラしているときに貧乏ゆすりをしてし
まう理由は、そのリズミカルな刺激が精神を安定させる脳内物質、
セロトニンの分泌を促すためと言われています。
貧乏ゆすりという名前のせいで良いイメージのない貧乏ゆすりです
が血液の流れを良くし、さらに精神を安定させるといった効果をもた
らすようです。
眠れないときには温めた牛乳
牛乳にはカルシウムとともにCPP(カルシウムホスホペプチド)と呼
ばれるカルシウムの吸収を促進する物質も含まれているのでカル
シウムを含む食品の中でも特にカルシウムの摂取を効率よくでき
るそうです。
牛乳に含まれているイライラを鎮めるもう一つの物質にトリプトファン
があります。必須アミノ酸のトリプトファンは神経のイライラを鎮める
鎮静作用を持っていて、牛乳はトリプトファンを多く含む数少ない
食品なのだそうです。しかも牛乳は液状なので消化酵素も作用しや
すく分解されやすいため、体に吸収されやすいわけです。
そのようなことから、イライラして寝つきにくい場合、牛乳を飲むこと
によって安眠することができるといわれています。この場合、牛乳は
温めて飲む方が良いようです。その理由は胃に温かい飲み物が入
ると体全体がほのかに暖まり、神経も静まって、さらに消化酵素の
分泌も促進されてタンパク質が早く分解し、トリプトファンの吸収も
効率よく行われるというわけです。