|
カテゴリ:スタッフ日記
(医)緑和会 加地内科クリニック 音楽の認知症に対する効果 音楽療法には、ストレスや疲労、不眠の改善効果 血圧低下作用、心拍数を整える作用、集中力や 免疫力を高める効果があるといわれています。 音楽療法による認知症やアルツハイマー病への 効果は、今までいくつかの研究で報告されています。 例えば、1998年にはアメリカの研究チームから アルツハイマー病の患者にモーツァルトの ピアノソナタを聴かせたところ、記憶力検査の点数 が上がったそうです。 2003年には、違うアメリカの研究チームから 75歳以上の高齢者469名を対象にした研究において 楽器演奏やゲーム、読書、ダンスをよくする人は そうでない人に比べて認知症の発症リスクが最大で 76%も低くなったことが報告されています。 楽器の演奏は認知症予防になる アメリカの研究チームは、157組の双子を研究対象 にして楽器演奏が認知症予防になることを 2014年12月に 「International Journal of Alzheimer's Disease」誌 に発表しました。 双子を研究対象にした理由は、遺伝学的情報や 子どもの時の成育環境が似ていることから、楽器演奏 がどれくらい認知症の予防に効果があるか正確に 判断できると考えたからです。つまり、楽器演奏以外 の遺伝や生活歴などがなるべく似ている双子を 対象にすれば、純粋な楽器演奏の影響を評価 できるのではないかということです。 結果は、双子のうちの一人が楽器を演奏すると しない人に比べて、認知症になる確率が64%も 低くなることが明らかになりました。 楽器の演奏では両手を使うこと、演奏中は楽譜や リズムなどを考えること、などによって脳を 広範囲に使い刺激となり、認知症を予防できたの ではないかと考えられます。 さあ、楽器を始めましょう🎶 おススメの楽器をご紹介 〇 ギター、ウクレレ…シニア世代には親しみやすい? 懐かしのフォークソングも ご一緒に 〇 ピアノ、大正琴…クラシックだけではありません。 心の古賀メロディーや演歌を 奏でてみるのはいかがでしょうか? 〇 サックス、フルート…腹式呼吸で心身ともに健康へ!
お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
April 10, 2019 03:44:56 PM
[スタッフ日記] カテゴリの最新記事
|
|