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カテゴリ:スタッフ日記
(医)緑和会 加地内科クリニック 《免疫力を高めよう!》 「免疫」は私たちの身体を細菌やウイルスに感染して起こる病気や身体の中 にできる異物から守ってくれるシステムのことです。インフルエンザや感染 性胃腸炎、風邪、溶連菌感染症、肺炎など、私たちの体力、抵抗力、つまり 免疫力が低下すると、これらの疾患に罹患しやすいのです。 自然治癒力ともいえる免疫力の低下は、生活習慣病や癌にも罹患しやすくな ります。 ※免疫力を高めるポイント 1 タバコを控える。 タバコは、免疫力を支える血液中のリンパ球やその司令塔であるマクロファー ジの活動能力を低下させます。そのため、風邪を引きやすくなり、憎悪するこ ともしばしばです。また、肺がんを引き起こす誘因にもなります。 2 アルコールは適度に。(アルコールは1日1合以内) アルコールやその代謝産物は、免疫力を低下させます。常習飲酒者は発がん率 が高く、呼吸器感染率が高いといわれています。 3 質の良い睡眠をとる。(睡眠時間は最低5時間以上) 睡眠の乱れは免疫力を低下させます。快眠が大切ですが、たとえ心労があって 眠れなくても、身体を横にして休んでいるだけでも免疫力は高まります。20 分の昼寝でも、免疫力は高まります。 4 適度な運動。(有酸素運動を継続しましょう) 外敵・ウイルスを身から守る免疫細胞(NK細胞)は、適度な運動によって活性 化されます。軽めの有酸素運動の継続が免疫力を高めます。骨粗鬆症、がん予 防にも有用です。NK細胞とは外敵を攻撃して身体を守る細胞です。免疫力を担 う、大切なリンパ球の一つです。 5 笑う。(笑うかどには福来たる) 笑うとNK細胞が活性化され免疫力が高まります。笑いによる脳への刺激が免疫 機能活性ホルモンの分泌を促し、NK細胞はさらに活性化され、ウイルスやが ん細胞にも立ち向かっていくのです。笑いは、自律神経のバランスの保持にも 貢献します。笑いをリウマチやがん患者さんの補助治療にも取り入れている病 院もあります。まさに、絶えず前向き思考が免疫力をアップさせるのです。 6 充分な休養でストレス回避。 「笑い」が免疫力を活性化させ「ストレス」が逆に免疫力を低下させます。 ストレスに負けないためには「適切な休養」「積極的な休養」が大切です。 「休養」には「休む」と「養う」の2つの意味があります。仕事の後や休日に は身体を休めることが大事ですが、趣味・旅行・スポーツ・家族団らん・友 人との付き合い等「自分で養う」事も大切。これが積極的休養で、ストレス 発散に役立ちます。 7 体温を下げない。 平均体温が1℃下がると免疫力は37%下がり、1℃上がると免疫力は60%活 性化される。体温は免疫力を大きく左右します。風邪を引いたとき、熱が上が るのも免疫力を上げるための生体防御反応です。体温を下げない工夫が必要で す。冬期なら、マフラー、レッグウォーマー、手袋の着用。夏期ならクーラー による冷え過ぎ等に注意しましょう。 8 日常の飲料水に気をつける。 人体の60~75%は体液成分です。適度な水分摂取は免疫力を高め、生活習慣 病予防にもつながります。 運動後はもちろんの事、発熱、下痢等、脱水時には必ずこまめに水分補給をし ましょう。これは、心筋梗塞・脳卒中予防にもつながります。 9 バランスの良い食事を心がける。 栄養バランスの乱れが、免疫力を低下させます。バランスよく栄養を取りま しょう。偏った食生活を見直しましょう。免疫力を高める食事の工夫も必要で す。にんにく、しょうが、みょうが、青じそ等、香味野菜や緑黄色野菜は免疫 力を高めます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
May 13, 2019 03:14:24 PM
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