信州岩波講座で山口二郎教授の講演
須坂市メセナホールで開催された、北海道大学大学院教授・山口二郎氏の講演会に参加しました。テーマは「ポスト戦後民主主義の展望」でしたが、衆議院の解散総選挙が決まっていた事もあり、選挙についての興味あるお話が聴けました。日本がどのような方向に向かっているかを社会経済指標で大変分かりやすく説明されました。即ち国民が望む指数が減少し、望まない指数が確実に増加している。 2000年 2002年 2003年全世帯平均収入(千円・年) 7,210 6,830 6,600勤労者世帯収入(千円・年) 7,690 7,480 7,210勤労者債務残高(千円) 5,790 6,070 6,050自殺者 30,957 32,143 34,427そのほか、増加を希望するが減少しているものには、出生率、正規雇用者数、などがあり、好ましくない増加項目にはフリーター、ホームレス、生活保護受給世帯数などがあり、わが国の向かっている方向が見える。今回の選挙は「戦争が出来て不平等な社会」か「戦争しない平等な社会」のどちらかを選ぶ大変重要な選挙であると。