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去年、初めて両親をつれて、姉も一緒にイタリアに来たとき、友達のマリオ君が『僕の知り合いがとっても素敵なものを作っているので是非見せたい!』ということで、見に行ったものがあります。 サン・ジミニャーノは、塔の町で有名です。現在その姿を残しているのは14本ですが、かつては貴族たちが権力と富の象徴としてこぞって高い塔を建てたので、一番多いときでは72本の塔が立っていたといいます。 そんなかつての姿、1300年のサン・ジミニャーノを精巧にジオラマで再現したのが、 去年見せていただいたときにはまだ出来上がっていなかったのですが、 今年の春オープンしたそうです。 まずは古文書などからサン・ジミニャーノのかつてを調べるとことろから、焼き物で建物をひとつひとつ手作りしていくところまで、全て焼き物職人さんの兄弟とそのスタッフで何年もかけて作りあげて行ったそうです。 その焼き物職人さん、お父様はかなり有名な彫刻家さんなのだそうですが、兄弟でお名前が、ミケランジェロとラファエロ。 ものすごくプレッシャーのかかるお名前を頂いたものだと・・・でも、名前負けをまったくしていないすばらしいミュージアムに仕上がっていました。 もちろんそのジオラマも本当にすばらしいのですが、それだけではなく、 なぜ、サン・ジミニャーノが栄えたのか、などを説明する昔の地図があったり、当時の衣装が飾ってあったり、塔をつくる過程をこれまた焼き物のミニチュアで説明してあったり、当時の生活の様子がうかがえるミニチュアがあったりととっても勉強にもなりました。 また、私が伺ったときはまだオープンしていなかったのですが、ミュージアムショップも併設されており、そこでは、手作りのミニチュアや厳選されたトスカーナのアーティストや特産品を買うことができます。 サン・ジミニャーノに行くことがありましたら、是非お勧めのスポットです。
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Last updated
2010.07.11 15:55:24
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