カテゴリ:諺 ことわざ 名言
石梨はくえるが、ずくなしは食えん
石梨というのは、昔からある梨の原種で、文字通り固くて、果汁や甘味に乏しく、あまりおいしいものではない。 そんな梨でも、「ずくなし」よりはましだ。ずくなし(怠け者)はどうしようもない、という意味である。 現代でももちろんそうであるが、怠け者はどこの社会からも嫌われ、排斥された。封建社会の中で仲開から外されたり、嫌われたりする事は、現代のわれわれが想像する以上に苦しい事であった。 だからどこの家庭でも、子供の時から積極的に仕事をする人問に、しなければ世渡りができない、と躾は厳しかった。 「あいつはずくがある」 という評価は、彼は立派な社会人だという折紙付きと同じだからである。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2021年04月16日 17時54分32秒
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