Killing Meからはじめよう
いやぁ毎朝ほんと寒いよな、今。まぁオレなんか車通勤なんで電車やバス、あるいはチャリ通なんて人と比べたらホントに幸せな方だとは思うが。なんせ車に乗り込んじまえば、後は自分だけの世界だし。そんなオレの今の朝のテーマ曲はL'Arc~en~Cielの「Killing Me」だ。歌番組を見ない人でもCMスポットでガンガン流れているので、耳にしたことがあると思う。この曲はシングル曲としては「Spirit dreams inside」以来となるhyde作曲による、抜けのいい疾走感のあるナンバーだ。ラルクはメンバー4人中3人がシングル曲を書けるという稀有なバンドである。曲を書く担当というのは、メンバー内の中心人物がなっているバンドがほとんどでむしろそれが普通だ。しかしラルクの場合はhyde,ken,tetsuの3人が曲を書き、それぞれが異なったカラーを持ちながらもトータルしてみるとしっかりとした1つのラルクのカラーが出来上がっているという、ほとんど奇跡とも思える技を持ったバンドなのである。それはまるで別々の写真をつなぎ合わせて1枚の絵を描くパズルアートのようだ。オレ個人としてはhydeとkenの作る曲が好きで、今回の曲もかなりのお気に入りである。「HONEY」の時とはまた違ったhydeのアプローチが感じられ、個々のソロ活動の成果も再始動したラルクのサウンドへと生かされている事がわかる。ついでと言ってはなんだが、この曲のカップリングについても話しとこうか。カップリング曲「Round and Round 2005」を演奏するのは前作のカップリングに引き続きP'UNK~EN~CIEL!!メンバーがそれぞれのパートをチェンジした時のバンド名であり、ボーカルをtetsuが務めている。昔からのラルクファンは知っていると思うが、実は8年前にも同じような企画がありシングルのカップリング曲としてレコーディングまでされていた。しかしその後メンバーの一人が薬物所持で逮捕されてしまった為(オレは彼のドラミングが好きだったのでこれはかなりショックだったが)、結局CDのリリース自体オクラ入りになってしまったのだ。いわばこのパートチェンジ企画はメンバーの過去へのリベンジなのかもしれない。しかしTVで見る限りは単純に遊んでるようにも見えたりして、非常に楽しそうだ。他のパートを担当することでメンバー同士の理解も何気に深まりそうだし。ほら、オレらも思い当たる事ってない?コンビニとかファーストフード店なんかで「なんだよこの店員。トロトロしやがって!」なんて思ってたんだけど、実際に自分がバイトやってみたら意外と大変だったり、同僚が病気で休んで急遽代役みたいになったけど、思ったより忙しくて”あ~ちょっとバカにしてたけど、結構すごい事やってたのね”みたいなカンジ。それとはちょっと違うか?でもわりと近いんじゃないかと。ともかく明日の朝もオレのテーマは「killing Me」だな、今んとこ。☆なんだかこの曲が気になってきた、なんて方はこちらから!☆↓ ↓●ラルク・アン・シエル “Killing Me” CD<通常盤>(2005/1/13)