「電話男」キタ━(゚∀゚)━!!!!!!
もう数年前の話だ。いや、携帯電話が普及する前の話だから、結構昔の話である。家に帰ると留守電のランプが点滅していて、10件以上もメッセージが入っていた事があった。普段は入っていたとしても1件か2件といったところなので、これは明らかに異常な事態である。さては何かあったのかとドキドキしながら(再生)を押す。すると流れてきたのは、全く聞き覚えのない女性の声だった。“もしもし。みっちゃん?今日だけど、大丈夫だよね?待ってるから♪”え~~~~ッ!?誰ッ!?なんかものスゴくワクワク声なんだけど・・・。もちろんオレは“みっちゃん”なんて呼ばれた事など一度もない。さらにその声のメッセージは続く。“もしもし。みっちゃん?・・・えっと・・・また電話します!”いやいやいやいや!もうしないでイイッて!間違ってるから、かけるトコ。それにしてもヘンだ。その頃オレは自分の声で留守電の応答メッセージを吹き込んでいたし、最初に名前だって言っている。それなのに?・・・・である。そしてまだまだ彼女の熱いメッセージは終わらなかった。“もしもし。みっちゃん?どうしたのかなぁ。待ってるよ。”どうもこの女性は、“みっちゃん”なる男性を自宅で待っている様子だ。そんで来ないもんだから、ちょっと不安になり始めている。ん!?ってコトは残りの数件も全部コイツか!?“もしもし!みっちゃん!どうしたの?!来ないの?!(怒)待ってます!!”うわ~~ッついに怒り出したよ。でもオレ、全然カンケーねんだけど。結局この日のメッセージは全てこの声の主からのものであった。その声のトーンから彼女の心境の変化を辿ってみると、トキメキ&ドキドキ→→不安&心配→→苛立ち&怒り→→失望&あきらめといったカンジで、最後にはもう無言のメッセージになっていた。あらためて最初から聞き直すと、その経過がわかってすごくオカシかった。またそれと同時に、おそらくはデタラメな電話番号を教わった上に約束まですっぽかされた彼女に、ちょっと同情なんかもしたな。実はこれには後日談がある。翌日の夜、その声の女性から電話がかかってきたのである。「ハイXXXX(オレの本名)です。」「えッ!?クモオカさんのお宅じゃあ・・・・。」「いや、違いますよ。」「!!! ご・・・ごめんなさい。し、失礼致しました・・・・。」なんだかさらに気の毒になってしまったが、ここで間違い電話である事をはっきりさせとかないと、オレん家の留守電機能もパンクしそうだったしな。最近じゃあ自宅の固定電話にしろ携帯にしろ、みんなメモリー機能を使う事が多いせいか、間違い電話がかかってくる事もほとんど無くなった。今の携帯にしたって使い始めの頃こそ何回かあったが、ここ1,2年は全く無いし。それにしてもさぁオレ言いたいんだけど、何で携帯の間違い電話ってオヤジばっかなのかね?中にはいきなり用件切り出してくるようなバカもいるし。たまにはあってもイイと思うんだよな。綺麗な声の間違い電話とか。「はい。もしもし?」「あ、ゴメンなさい。間違えました・・・・・。」「いいえ。」そんでもって数秒後、またかかってくるわけ。「あの・・・・・。」「あぁ~さっきの方。エッ!ど・・どうしました?」「実は今すごく困ってる事があって、知り合いに何度も電話してるんですけど、全然つながらなくて・・・・。」「困ってる事?それってどんな事です?」そんで、その困ってる彼女(美人。原史奈似。あるいは伊東美咲似でも可。)をオレが無事救出し、そこから胸ときめくストーリーが始まる・・・・。すでにそのエピソードのタイトルも用意しているぞ。ズバリ「電話男」だッ!!(←思いっきしパクリぢゃね~かよ!!)(かつては夢のツールだったテレビ電話も今や常識。ネットやメールも出来る・・・・らしい。)フレッツフォン VP1000(相手の顔が見えないと困るんだよねぇ。身振り手振りも使えないし。)とっさのテレフォン英会話(今週の推薦曲)K /Girlfriend(韓国出身ながら、“純粋にJ-POPを目指す”Kのシングル第3弾。前2曲よりもシンプルな曲調だが、カップリングにおいては一転してソウルフルな歌いっぷりを聴かせる。新境地を開いた1枚。)