少年よ、空気を読め!?
オレは、ガキの頃から写真を撮るのが結構好きだった。うまく扱えもしないのに、オヤジのNikonを借りて風景や近所の犬猫なんかをよく撮ったりしていたものである。その頃のように、多くのフィルムをムダにしていた時代は今や遠い昔となり、デジカメならモニター上で写り具合を確認して、撮り直しなんてのも容易に出来るって話になったよな。旅行に行ったりすると、オレなんかそれこそ300~400枚は撮影する。昔であれば、えらい本数のフィルムを用意しなければならないところだけど、今となっては数枚のSDカードを持ち歩くだけでイイんだから、今更ながらホントに便利な時代になったもんだと思うよ。しかし今度はそうなると欲が出てきて(?)、少しでもイイ写真を撮ろうと一ヶ所にかける時間が長くなったりする。(ま・・・そうは言っても、ものの数分・・・いや数秒間程度の話なんだけどね。)あれこれと微妙に角度を変えてみたり、人の多い所では通り過ぎるのを待って撮影したりってのを地味~にくり返したりしてるわけだ。 ところが、観光地やテーマパークの撮影スポットでそれをやってると、決まって声をかけられる。「すいませ~ん、写真撮ってもらってイイですか?」ってね。いやいや別にね、イイんだよシャッター押すぐらいはさ。全然やりますよ、そんなの。ただね、オレの撮影が終わってからにしてくれって~の。こっちがまだ全然撮ってんのに、「すいませ~ん」は無いだろう。むこうにすりゃ、そんなに同じ場所で何枚も撮ったりしねえだろってカンジでそれなりにタイミング見計らって、もう終わりかなって頃に声かけてんのかもしれないけどさ、こっちにとっちゃ完全にきっかけ間違いなんだよね。ホントに間が悪いったらない。この前行ったディズニーシーでも、何回その間違いに遭遇した事か。だからさ、仕舞いにはオレもキレて申し出を断ったんだよ。ってゆ~か・・・・・正確には、「すいませ~ん」の声が聞こえないフリをして静かにその場を離れて、「今、オレに話かけんな!」って叫んだんだけど。(↑余計ダメだろ、それじゃ。)それにビビッたのか、そのカップルはその後誰にも頼めないでいたな。大体さ、その時は男の方が声かけてきやがったから余計腹立ったんだよね。そ~ゆ~時は彼女の方をよこすだろ、フツー。(←そうか?)いくらグラサン越しのオレの優しい眼差しに気付いたからといっても、誰でもその優しさにありつけると思ったら大間違いなんだよ、ったく。野郎には異常にキビシイからね、オレは。ほとんどの場合、最終的には水着審査まで必要だし。(←何の厳しさだよ!)とにかくさ、何事もどんな場においても“空気を読む”ってのは大切だぜ。この件で言うとさ、あれと似たようなカンジだな。あれもまた・・・・・ホント腹立つんだよな~~~。カラオケでさ、せっかくこっちが気持ち良~く、気分良~く歌っててこれからいいトコって時に、「え、何これ。ね、誰の曲これ?」なんて横から聞いてくるヤツ。(笑) 12月1日発売!(限定3000台)OLYMPUS μ730クリエイティブブラック