★メガネでのピントの合わせ方
メガネをかけている8割の人が、合わないメガネをしていると、言っているのは、眼科医の植田雅義さんである。 この方は4万人以上の人を診断し、メガネの達人と呼ばれている人だという。私の好きな番組の一つで「あしたから変わるトリセツショー」で、紹介されていた人だ。 「なんで合わないメガネをかけている事になるの?だって、メガネ屋さんで作ってもらっているじゃん~」私の頭の中は、ハテママークになった。 メガネ作りには4つの工程が有り、どこの工程で誤った作りになってしまったのだろうか?1.フレーム選び‥好みのフレームで、OKだ。2.近視、乱視などの測定‥これもOK。3.視力検査は、勿論これもOKだ。4.見え方を確認‥ハハハッ(^_^;)これが要注意だった。 テスト用のレンズをかけた時に間違いが起こる。遠くを見て見え方の確認‥これがダメで、近くを見て見え方を確認するというのがOKなんだって。 ついつい遠くを見てOKを出してしまうのだけど、実際の日常生活では、近いところを見ている時間が長いんだよね。パソコンにしろスマホにしろ、ピントが合うのは、遠くでなく近い距離なんだよね。結局距離感の違いで、目が疲れてしまうわけだ。 私は小学校低学年からメガネをかけていて、メガネ歴が50年近い。そんな私にとっては「メガネを使いわけないの?」と、疑問が湧いてきてしまった。 40年近い事務職歴の私にとっては、パソコンに向かう時間が、一日の中で一番多い。だから、メガネは近くを見る用と、遠くを見る用の二つを作っていた。そうすることで目が疲れないということを、自然に感じて使い分けをしてきた。 「車の運転をする時に、運転用に、メガネを変える人って居るよね?それと同じだけど‥」私は一時、原動付自転車(原チャリ)に乗ってたが、その時はメガネを3つ使いわけていた。 会社を退職した今は、逆に1つだけにしている。そんなに突き詰めて1つのことをする為に、目を使うことが無くなったからだ。 ピントの調節力は、年齢と共に低下し、30~40代では、半分以下になってしまうようだ。私はその頃メガネを使いわけていたし、仕事を辞めた今、原チャリも廃車したし、近い所を見る場合、焦点を合わせた所で見ているから、近くも遠くもないところに焦点を合わせている。 でも、これが今の私にとって目の疲れない距離。メガネは私の人生で、大切な相棒である。死ぬまで必要なメガネなので、メガネが存在するこの時代に生まれたことを、心底感謝している。