漢字の良さって有るよね?
漢字の成り立ちとか、どうしてその漢字が使われたとかを考えると、
色々分かってくることがある。
今回、番組の「日本人のおなまえっ!」で扱ったのは、
温泉の名前の由来だった。
4つの時代を抜粋して、付いた名前を紐解いていく。
最初に紐解いたのが鎌倉時代の熱海温泉だった。
よくよく考えたら、熱い海の温泉ってどういうこと!?
という疑問が浮かんでくる。
まさか、実際熱い海だったってこと??
でもその通りだった、まさかが本当だったのだ。
昔、熱海の近辺の海は、本当に熱い海だったのだ。
海の中が煮えたぎっていて、恐ろしい状態だったのである。
元々熱海は火山活動が活発だったようで、
海から温泉が湧き出ていて、魚もよりつかない場所だった。
それが有る時異変が起こったのである。
海中に湧いていた温泉が、陸地に湯元が移動したのである。
どうやら地震等によるようだが、そこで温泉地が誕生したわけである。
それから室町時代に誕生した温泉地というのが、草津温泉だった。
草津のお名前は、クサズ(久草津)が最初だったようで、
臭い水から名前が付けられたようだ。
温泉が硫化水素なので、臭い水だったわけであるが、
しかしこれが「恋の病以外は治る」という触れ込みで、
多くの武将が怪我を治しに来ていた。
昔は医療が発達していなかったわけで、
臭いものは邪気を払うということで、人気になったわけである。
良薬は口に苦し‥というところだろう。
3番目に江戸から明治にかけて、
酸ヶ湯(すかゆ)温泉を取り上げていたのだが、
‥んっ?これいったい何処なの??
どうやら青森に有る温泉みたいで、昔のお名前は「酢ヶ湯温泉」。
すっぱい湯だったようだ。
「すっぱい」を意味する津軽弁から生まれたようである。
最後は昭和時代に生まれた言葉で、秘湯。
昭和44年に付けられたお名前のようで、
秘境の中にある温泉を総称して、秘湯と名付けたようだ。
良い温泉は日本中沢山有るわけで、
どの温泉も忘れ去られないようにと、名付けたという。
温泉は癒しである。
こんな話しをしていると、何処か温泉に行きたくなっちゃうなぁ~。