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カテゴリ:トルコ人と日本人
昨日の暑さは尋常ではなかった。気温も高いのだろうし、頭がぼーっとする。夫は熱中症で寝込んでいたらしいし、私もオーケイをしながら思考回路は全く動いていない状態。・・・・もちろん大負けである。
我が絨毯屋としての店は自分たちの用事がないと締め切り。そして何をしているかというと中華料理屋のペリン(トルコ人女性、旦那は中国人)の店で涼んでいるか、飯を食っているか。 ペリンが忙しいときは留守番もするし、私が退屈してたらグラスも洗う。 (ご近所さんの助け合い) きっと知らない人は私のことを中国人だと思っている。 実際、中国人の団体さんが入ったときは当たり前のように中国語で話かけられるし、日本人の団体さんのときは日本語を話すと「日本語お上手ねえ」と言われるし・・・・それだって構やしないけど。 それだけペリンのところにいる頻度が高いってこと・・・・・。 さてある日のこと、ペリンの中華料理屋で飯食って涼んでいた。 この日の店内は日本人密度が高かった。先客に女性が1名。 あとから学生さんらしいバックパッカーが3名。 アドナンが「あの学生さんたちはキリム研修の人たちで、あの女性は来訪予定の女性に違いない」と全くの冗談で言った。 私もそんなことはあるわけないと、「あはは・・・学生は4名だし、彼らは3名・・・・でもあとから1名遅れてきたりして・・・・・まさか」と答えていた。 実はキリム研修で大学生が4名来ることになっていた。 さらに知り合いを通して、ある日本人女性を待っていた。 さてもっとバラすと、隣の席に座ったバックパッカー3人組。 私はしばらく韓国人だと思い込んでいた。聞き耳立てていたわけじゃないけど、聞こえてくる会話が韓国語風だったからである。 でも時々日本語らしい単語が混じるものだから、「日本語を勉強している韓国の学生さんかな? もしくは韓国人と日本人の混合で両方話している?」と。(若い世代の会話は日本にいても韓国語の発声に似ているってよく思うことがある。) そのうち、私の名前が耳に入ってきた。 ?? もしかしたら研修の学生さん? アドナンに「あなたの冗談、本当かもよ」と言うと、今度はアドナンが「またまた俺を騙そうとして・・・」と信じない。 普段なら私から声をかけることはないのだけど、じゃあ・・・と声をかけてみた。 そしたらその通りで、数日早くきて、もう一人とはあとで合流するという。 口からでまかせが本当だったって話・・・ああ驚いた。 さてもうひとつ。 一人で来ていた日本人女性。 ペリンが話をしたらしく「イスタンブルにいて、トルコ語も話していたわよ」というので、アンタルヤに休暇で来る在住の日本人もいるからなあ・・・・って聞き流していた。 翌日、ケイタイに連絡があったので、店で待ち合わせをして、待っていると、やってきたのは、ペリンの中華料理屋で見かけた彼女。 「あらあら、昨夜中華料理屋で会いましたねえ」 彼女の方も覚えていたらしく、「日本人なので声をかけようと思ったのですが・・・・」。 不思議なもので、外国で、トルコで日本人に遭遇しても声をかけられない。 とくに在住者の立場ではそうである。 せっかく遠く外国に来ているのに、日本人同士で話しなどしたくないだろうなあ、と思ってなんとなく遠慮をしてしまう。日本語で外国旅行の雰囲気を壊さないように・・・って思う。 トルコ人たち、ペリンにはそれが不可解だという。 「私なら、知らない地で、しかも中華料理屋のなかで、同胞に出会ったりしたら、抱き合って、テーブルを一緒に食事するわよ。あなたたち日本人は本当に変わっているわ・・・・」。 それにしてもある日の同じ時間、予定していたわけじゃないのに、同じレストランの同じ部屋で日本人がTさんを含めて6人。 そしてそれが会う予定でケイタイ、メールなどで連絡をとりあっていた人同士とは・・・・(初対面だから顔がわからなかったけど)。 世間は広いようで狭いってこと・・・!? ・・・・っていうか、用事や目的なく、わざわざアンタルヤまで来る日本人、そんなに多いわけじゃないからね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005年09月01日 03時55分27秒
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