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絨毯屋へようこそ  トルコの絨毯屋のお仕事記

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mihri

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2005年09月04日
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カテゴリ:トルコ人と日本人
今日は新聞記者のフセインも同行。

10時ごろ村のアイシェ宅に着くと、ちょうど朝食の時間だった。
学生4人は食事の最中。

それから屋外に設置された釜を見に行く。
朝からアイシェが用意していたピュレンオトを煮た釜で、その様子をみつつ、糸洗いの続き。
十分に油をおとし、汚れをすすぎ、準備完了。

3キロの糸を染めるのに、高さ1メートルほどの袋に詰められたピュレンオトを2袋ほど使う。
ビュレンオトの場合は、最初に煮出し、植物を出してから媒染剤を約500gと糸を入れる。それだけだと茶色っぽい色になるのだが、そこに魔法の粉をチャイのスプーンに1杯いれると、なぜかバラ色になる。
植物の煮出しに3時間、糸の煮出しに2時間半。
3キロの糸に対して、本来はもっと多くの植物を入れなくてはいけない。
昨日の植物採集の成果が悪く、今回はちょっと薄めの糸になった。

午後はエゼンテレで黄色を染める準備。
エゼンテレは今、ないので、春先に私たちが集めておいたものを使用。
エゼンテレの場合、植物、糸、媒染剤を交互に重ねていく。
最後に色に渋みを出すため、タマネギの皮をのせる。

この煮出しには約12時間はかかるので、糸の取り出しは明日の朝。
それまではアイシェに任せることになる。

学生さんたちはキリム織りに精を出し、それを見ていた新聞記者のフセインは記者魂が我慢しきれず、取材をしてしまう。
実はフセインは約3か月の休暇に入ったばかりで、今日ももう仕事はしない!との決意のもと、遊びにきた。
私によくからかわれるので「もう二度と日本人ネタで取材しないぞ」というのが口癖であるが、日本人を見ると記事にしてしまうという癖もなおりそうもない。

カメラもオフィスに置いてきたらしいけど、私のカメラを奪って、写真を撮って、インタビューした。

というわけで今回も4人の大阪の学生が、村で染色をやったりキリム織りをやっています・・・という記事が全国、アンタルヤ地方版に配信される。(だろう)

明日は黄色に染まった糸をとりだし、その半分をインディゴにつけて、緑にする。さらに単色でインディゴ染めをする。





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Last updated  2005年09月04日 11時15分55秒
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