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mihri

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2007年03月30日
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カテゴリ:トルコ人と日本人
アンタルヤの国立大学、アクデニズ大学で日本への国費留学生の応募に関する講演会があるというので、希望する日本語講座の生徒たちと出かけてきた。
会場には日本大使館のF氏、ジャイカのシルバーボランティアでアクデニズ大学に派遣されている3人の日本人男性、他にアンタルヤの日ト友好協会の会長であるシャーヒン先生ほか、日本関連の人たち、アクデニズ大学の学生たちが集まっていた。

スライドを使った2時間ばかりの講演だったが、日本人の講演は一度も通訳を使うことなく、トルコ語または英語、F氏はトルコで覚えたという流暢なトルコ語で話を終えた。

一緒に行った日本語講座の生徒たちは、留学について情報を得たかった人と、日本人が講演をするので、もしかしたら生の日本語が聞けるかもしれないという期待があったようだが、日本語での会話は一度もされず、それよりもトルコ語を話す日本人たちに圧倒されてしまったようだ。その分、自分たちも日本語の勉強をがんばらなくちゃ、という気持ちにもなったようだけど・・・・。

トルコからの国費留学生は大学卒業者対象の場合は1年半から2年で、年齢制限は35歳以下、英語か日本語のレベル試験結果を持っていること、日本では6か月の日本語授業を受けること、13名の募集で、月に17万円以上の支給金があることなどが説明された。
話によるとやはり有名校の学生たちの応募があるようで、地方大学では語学力の問題が出てくるようである。個人的に英語または日本語を勉強している人は別にして、学校だけのレベルだと難しいのだろうなあと思う。

それにしても、地方の大学であるにも関わらず講演を聴きに来た学生は多くはなかったが、少なくもなかった。
ジャイカの日本人先生たちとの関わりで、日本に興味のある学生がいるのだろうと思う。

トルコは急成長している国のひとつである。
でも一部の裕福層をのぞくと、庶民の生活は実はなかなか厳しい。
就業が困難という点、文化的な生活に十分な収入を得られる人が少ないという事実。
日本と関わることによって得られるだろう何かへの期待が大きいのがわかる。

日本語を覚えたら、就職面、収入面で一歩前進できるのではないか、と考える人もいる。
実際はそんなに簡単なことではないし、ある程度の時間が必要なことなのだろうけど、私も自分のことを考えたら、今、トルコ語を不自由なく使えることで、得られていることもあるわけで、何かを学んだり、体験することによって損することはないと思う。

ただ、単純に習ったことがすぐに収入になるとか、それで生活できるとか、というのはあまりにも短絡的だが、本人の希望があれば、努力と実績を重ねることで、いずれ何かに結びつくということはあるだろう。

人生はそれぞれである。人生への考え方もそれぞれである。
日本語講座の生徒たちをみても、地道に歳月をかけて目標に向かって努力を積み重ねている人もいれば、「いいよ、このままで」と満足しているようで、単に結果が得られないかもしれない恐怖から逃げている人、なにをしていいのかわからないまま時が過ぎている人・・・・。

庭付きの一戸建てと高級車が欲しい人、一緒に過ごしてくれる恋人が欲しい人、寝て食べていられる人生が欲しい人、人生の目標もいろいろである。

私はこれから何をしたくて、何をしなければならないのか・・・とりあえずは息子を成人されることが一番目の任務であるが、自分自身の人生もあるわけで、人生の後半に入ってそんなことも考えている今日このごろ・・・・(本当か!?)。






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Last updated  2007年03月30日 16時04分37秒
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