キリム織り研修へのお返事
「あなたが送信したメールは、送信先のアドレスが存在しなかったため配信できませんでした。」という内容でメールを何度送っても戻ってきてしまいましたので、ここでお返事を書きます。ezweb、hotmailからのメールは相性が悪いのか、こちらへ届いていないこともあるようですので、1、2日以内に返事がない場合はメールが届いていないと思ってください。では・・・・。こんにちは。まず、トルコ滞在でかかる費用などのことですね。宿泊はいろいろ考えられますが、ペンションなどで住む場合、シングルでは1晩1000円前後ぐらいから見つかると思います。真夏や冬ではエアコン設備があるほうがよいかと思いますが、エアコン付き朝食付きで2000円前後からあると思います。もっと経済的にという場合はドミトリーなとのベット貸しでは4、5ドルぐらいからあるようです。ペンションによっては設備の問題などがあり、日本人が長期滞在するのに耐えられるかどうか、があります。感じ方の個人差があると思いますので、こちらに来てから、ご覧になって決めてもいいかと思います。ペンション以外にアパートホテルというのがあります。これについては過去のブログを参考にしてみてください。昨年の調査のものですが、事情はさほど変わっていないと思います。http://plaza.rakuten.co.jp/mihri/diary/200511190000/またホームステイを頼める家庭もあるようです。これについてもブログに書いてあるとおりです。宿泊費を除く、食費などの生活に必要な費用は1日あたり1000~2000円ぐらいを考えられたらいいかと思います。アパートホテルなどで自炊をしない限り、トルコの外食は思ったより安くはありません。また滞在が3か月を越える場合は、一度、海外(ギリシャの島、北キプロスなど)に出るか、アンタルヤの警察でビザを延長するかになります。日本人の場合、5年間まで特に理由を必要とせず申請ができます。ビザの延長には費用が最初の1か月、7ドル、2か月目から1ドルずつです(現時点での情報)。その際、1か月あたり200ドル分の現金を持っている証明(銀行口座などにお金があればそのコピーで構いません)が必要ですが、とくに問題はありません。ビザの費用に関しては頻繁に変わりますので、値上がりする可能性もあります。(ちなみに今年の上半期まで1年で4万円ぐらいでした)キリム織りを、糸から全てやろうと思うと、1か月でも足りるし、2年でも足りません。2年半滞在した人がいますが、単なる織りのことだけでなく、アンティークキリムの判別ができるほどになりましたし、逆に1か月だけ研修した人でも日本でキリム織り教室を開催する力をつけて帰国されています。もちろん長ければ長いほど覚えることはキリがありませんので、意味はあるかと思いますが、期間についてはそれぞれの事情に合わされたらよいかと思います。単に織りの技術的なものを覚えるだけであれば、1か月でもよいと思います。海外生活というのは日本で生活するのとまた違いますし、まずこちらの生活に慣れること、またキリム織りを覚えていく上でトルコのいろんな人たちと関わることになりますが、日本ではあまり体験することのない、様々な人たちとのつきあい、係わり合い、一人で個室にこもる機会がほとんどない生活は、長期にわたるとストレスを感じる人もいることでしょう。そのあたりの内面的なことなども影響するかと思います。キリム織りの現場は、観光地などの外国人に慣れている人たちとは違い、村や地方の素朴な人たちばかりですので、まずはトルコの生活に慣れそうだったら、長期滞在することで、彼らの価値観や温かさ、人間味溢れる生活などに触れることができる貴重な機会になるかと思います。この滞在で、滞在費以外にかかるものと言えば材料費などの実費です。例えば、糸代ですが、1枚のキリムや絨毯を仕上げるのに、糸の質、織るものの大きさなどで2000円から20000円程度です。草木による天然染めをするのであれば、1色あたり糸代、染材料、作業代などで10000円ぐらいです。あとは交通費、材料購入に関して送料がかかる場合もあります。それ以外にキリムの勉強で、他の地方や村へ織りなどの見学や体験に行ったり、キリム問屋でものを見たり、村へキリムを見にいったりなどの機会もあるかと思います。その場合、宿泊することになりますので、ホテル代や食費,交通費など実費がかかります。費用は決まった形ではありません。もちろん余裕があるほうができることの可能性が広がります。トルコでの生活費も生活の仕方で差がでますので、選択される内容により最低5、6万円からということになります。http://plaza.rakuten.co.jp/mihri/diary/200509020000/