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夢先生の玉手箱-annex

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2009年09月26日
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今回は、実教室が行っているインドネシアでの
活動についてですので、興味のない方はスルーしてくださいね。

無事帰国し、関空で空弁を頬張っています。

実質1日で車で片道2時間半離れた児童館と孤児院に行き
現地の生徒達と話し合いをするという強行軍だったが
実に実りの多い出張となった。

この島の中心地から車でおよそ2時間半離れた
小さな村に村と共同で児童館を始めて今年で5年目。
(場所、光熱費は村、スタッフの給与などの運営費は実教室が負担。)
児童館のスタッフが村の小学生に英語を教えたいと言い出して
無償の英語教室を始めたて丸4年。
当時4年生だった一期生たちは7月から中学2年生になった。

初めて2年くらいは、初めて見る日本人に緊張モードで
態度もオドオド、私への挨拶も児童館のスタッフに促されて
恥ずかしそうにもじもじと小さな声やっと、という感じだったのが
児童館のスタッフを中心にお寺や村のメインストリートの掃除
ペットボトルの回収といった活動や
実教室の生徒たちが海外研修で来た時に
バザーや交流会を通して実教室の生徒たちと一緒に行動することで
少しづつ「他」に慣れ、受け入れられるようになり
今では、自分たちから笑顔と大きな声で挨拶をする
積極性が出てきた。
自分たちでデザインした児童館の名前が入った
ポロシャツのユニフォームを誇らしげに着ている姿は、
4年前のおどおどした姿からはとても想像できないほど
凛々しく逞しい。

児童館の生徒たちに会う度に
経験が子どもを成長させるということを再認識させられる。

私がインドネシアで協力、交流活動を実教室として行うのは
身近な人間がこのような活動を行うことで
一人でも多く自分でもやってみたい、という子が現れ
輪を広げる為であるが、
その他に児童館設立についての村議会での説明であげた
この児童館を作った目的が三つある。

1.本屋も図書館もなく、学校の図書室にさえ本がない
 この村の子どもたちに本を読むことの楽しさを経験させ、
 勉強したくてもできない子に学ぶことができる環境を与える。
2.実教室の生徒と村の子どもたちが交流を通して
 互いに学べる場を提供する。
3.村を支える、社会に貢献する人材の育成をサポート

そしてもう1つ、
これは村議会の場では口にしなかったが
児童館の取り組みで
子どもたちが成長していくことを目にして
村民に児童館への理解を深めてもらい
私たちの援助なしに
村の人たちの力だけで運営してもらうこと。

今回の出張(弾丸トラベラーの(笑))の目的は
この4年間の様々な活動を通して
1と2の成果が双方の生徒に現れ始め、
実教室の生徒たちの訪問先である小学校の先生方や、
児童館の英語教室の生徒達の親御さんを中心に
児童館への理解も深まり浸透しつつあると
前回3月末に実教室の生徒達を連れて村に行った時に
強く感じられたので
次のステージである三番目の目的に着手することだった。

つづきは次回に
そろそろ搭乗時間なのでゲートに向かいます。
まだまだ移動は続きます…





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最終更新日  2009年09月26日 18時59分02秒
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